トルコで活動するシリア国民連合傘下の暫定内閣は参謀本部を設置、新参謀長以下幹部を任命(2017年9月18日)

トルコで活動するシリア革命反体制勢力国民連立傘下の暫定内閣は、国防省のもとに離反士官12人からなる参謀本部を設置し、ファドルッラー・ハッジー大佐を参謀長に任命したと発表した。

また、ハイサム・ウファイスィー大佐を副参謀長に、アフマド・ウスマーン大佐をアレッポ北部地区担当副参謀長に、イマード・カウカシュ大佐をアレッポ西部および南部地区担当副参謀長に、マフムード・アウワード大佐を沿岸地区担当副参謀長に、ムスタファー・ラッハール大佐をイドリブ地区担当副参謀長に、アブドゥッサラーム・マルイー大佐をヒムス地区担当副参謀長に、アンマール・ニムル大佐をダマスカス郊外地区担当副参謀長に、ムーサー・サーリム大佐をダルアー地区担当副参謀長に、ナースィル・アブドゥッラー大佐を東部地区担当副参謀長に、ムウタスィム・ハマウィーヤ大佐をハマー地区担当副参謀長に、ユースフ・アトラシュ大佐をクナイトラ地区担当副参謀長に任命した。

Kull-na Shuraka’, September 19, 2017

AFP, September 19, 2017、ANHA, September 19, 2017、AP, September 19, 2017、ARA News, September 19, 2017、Champress, September 19, 2017、al-Hayat, September 20, 2017、Kull-na Shuraka’, September 19, 2017、al-Mada Press, September 19, 2017、Naharnet, September 19, 2017、NNA, September 19, 2017、Reuters, September 19, 2017、SANA, September 19, 2017、UPI, September 19, 2017などをもとに作成。

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米主導の有志連合とその支援を受ける武装集団がヒムス県東部に6月に建設したザクフ基地から撤退(2017年9月18日)

『ハヤート』(9月19日付)は、複数の反体制武装集団筋の話として、米主導の有志連合およびその支援を受ける反体制武装集団(「ハマード浄化のために我らは馬具を備えし」作戦司令室、自由シリア軍砂漠諸派、[土地は我らのものだ」作戦司令室」)が、6月に新設していたヒムス県東部のザクフ地区の基地から撤退した、と伝えた。

革命特殊任務軍の司令官マフムード・アブドゥッラー大佐(離反士官)は、革命特殊任務軍が米国からの西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍への協力要請を拒否したことを受けて、有志連合がザクフ基地一帯からタンフ国境通行所方面に撤退したと発表、「シリア革命に対する米国の姿勢の不明瞭さ」の証と批判した。

また、東部獅子軍のユーヌス・サラーマ広報局長は、有志連合の部隊と革命特殊任務軍がタンフ国境通行所の基地に撤退したと述べた。

しかし、革命特殊任務軍のアブー・アスィール・ハーブーリー報道官は撤退を「事実無根」と否定した。

また、革命特殊任務軍の司令官の一人ムハンナド・タラーア氏は、ザクフ基地が撤退前に完全に破壊されたと述べ、ロシア軍に引き渡されたことを否定した。

Wikipedia, September 18, 2017

AFP, September 18, 2017、ANHA, September 18, 2017、AP, September 18, 2017、ARA News, September 18, 2017、Champress, September 18, 2017、al-Hayat, September 19, 2017、Kull-na Shuraka’, September 18, 2017、al-Mada Press, September 18, 2017、Naharnet, September 18, 2017、NNA, September 18, 2017、Reuters, September 18, 2017、SANA, September 18, 2017、UPI, September 18, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はダイル・ザウル市南部からユーフラテス川を渡り東岸地区に初めて進攻(2017年9月18日)

ダイル・ザウル県では、SANA(9月18日付)によると、シリア軍が予備部隊とともに、前日に制圧したジャフラ村からダイル・ザウル市フワイジャト・サクル地区(島)に進軍し、同地一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

また、ダイル・ザウル航空基地の復旧と安全確保が完了し、シリア空軍の航空機2機がダイル・ザウル県でダーイシュに対する掃討作戦を継続するシリア軍部隊への補給物資を初めて搬入した。

このほか、シリア軍はアイン・ブージュムア村、ハリータ村方面に進軍し同地を制圧した。

SANA, September 18, 2017
syria.liveuamap.com, September 18, 2017

一方、ロシア国防省は、ロシア軍の航空支援を受けたシリア軍部隊がユーフラテス川を渡り、党側東岸のマズルーム村方面に進攻し、ダーイシュを複数村から掃討したと発表した。

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ハマー県では、SANA(9月18日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)が撃った迫撃砲弾がサラミーヤ市に着弾した。

AFP, September 18, 2017、ANHA, September 18, 2017、AP, September 18, 2017、ARA News, September 18, 2017、Champress, September 18, 2017、al-Hayat, September 19, 2017、Kull-na Shuraka’, September 18, 2017、al-Mada Press, September 18, 2017、Naharnet, September 18, 2017、NNA, September 18, 2017、Reuters, September 18, 2017、SANA, September 18, 2017、UPI, September 18, 2017などをもとに作成。

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カーミシュリー市のレストラン街でオートバイに仕掛けられた爆弾が爆発し、子供1人が死亡(2017年9月18日)

ハサカ県では、SANA(9月18日付)によると、カーミシュリー市のスィヤーヒー通りのレストラン街近くで、オートバイに仕掛けられた爆弾が爆発し、子供1人が死亡、住民多数が負傷した。

SANA, September 18, 2017

これに関して、西クルディスタン移行期民政局アサーイシュは「バアス体制の民兵、ないしはいわゆる国防隊が爆弾を仕掛けた」可能性があると発表した。
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だが、ダーイシュ(イスラーム国)に近いアアマーク通信(9月18日付)は、ダーイシュ戦闘員が自爆し、PKK(クルディスタン労働者党)の装備を破壊したと発表した。

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ダマスカス県では、SANA(9月18日付)によると、ドゥワイラア地区に反体制武装組織が撃った迫撃砲弾2発が着弾し、1人が死亡、7人が負傷した。

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アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(9月18日付)によると、アレッポ市北部のアルド・マッラーフ地区でシリア軍の武器弾薬庫が爆発し、複数人が死傷した。

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ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(9月18日付)によると、シリア軍がアイン・タルマー村一帯を砲撃、同地でラフマーン軍団と交戦した。

シリア軍はまた、サクバー市、カフルバトナー町、ドゥーマー市を砲撃し、子供1人が死亡した。

AFP, September 18, 2017、ANHA, September 18, 2017、AP, September 18, 2017、ARA News, September 18, 2017、Champress, September 18, 2017、al-Hayat, September 19, 2017、Kull-na Shuraka’, September 18, 2017、September 19, 2017、al-Mada Press, September 18, 2017、Naharnet, September 18, 2017、NNA, September 18, 2017、Reuters, September 18, 2017、SANA, September 18, 2017、UPI, September 18, 2017などをもとに作成。

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アレッポ県で有志連合による爆撃とYPG主体のシリア民主軍による「ユーフラテスの嵐」作戦に抗議するデモ(2017年9月18日)

アレッポ県では、SANA(9月18日付)によると、サフィール市で米主導の有志連合によるダーイシュ(イスラーム国)支配地域での爆撃による「虐殺」と、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍によるダイル・ザウル県のユーフラテス川左岸(東岸)での「ジャズィーラの嵐」作戦に抗議するデモが行われ、住民が参加した。

SANA, September 18, 2017

AFP, September 18, 2017、ANHA, September 18, 2017、AP, September 18, 2017、ARA News, September 18, 2017、Champress, September 18, 2017、al-Hayat, September 19, 2017、Kull-na Shuraka’, September 18, 2017、al-Mada Press, September 18, 2017、Naharnet, September 18, 2017、NNA, September 18, 2017、Reuters, September 18, 2017、SANA, September 18, 2017、UPI, September 18, 2017などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは2件の停戦違反を、トルコ側は2件の違反を確認(2017年9月18日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(9月18日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を2件(アレッポ県1件、ラタキア県1件)確認した。

トルコ側の監視チームは2件(ハマー県1件、ダマスカス県・ダマスカス郊外県1件)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

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一方、過去24時間にイドリブ県で活動する違法な武装集団の司令官複数名と35の部隊がシリア政府との停戦合意に応じる用意があると表明、ヒムス県では3カ村が停戦に応じた。

Ministry of Defence of the Russian Federation, September 18, 2017をもとに作成。

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米主導の有志連合は9月15~17日の3日間で、ラッカ市近郊などに68回の爆撃を実施(2017年9月18日)

米中央軍(CENTCOM)は、9月15~17日の3日間でのシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

9月15日はシリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し28回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は24回で、ブーカマール市近郊(2回)、ダイル・ザウル市近郊(3回)、ラッカ市近郊(19回)に対して行われた。

9月16~17日はシリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対して40回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は35回で、ブーカマール市近郊(3カ所)、ダイル・ザウル市近郊(2回)、ラッカ市近郊(30回)に対して攻撃が行われた。

CENTCOM, September 18, 2017をもとに作成。

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