人民議会ダイル・ザウル選挙区B部門補欠選挙の実施が決定(2017年9月23日)

アサド大統領は2017年政令第272号を施行し、第2期(第11期)人民議会ダイル・ザウル選挙区B部門(その他の人民諸組織代表)の補欠選挙投票を9月30日に実施することを定めた。

SANA(9月23日付)が伝えた。

AFP, September 24, 2017、ANHA, September 24, 2017、AP, September 24, 2017、ARA News, September 24, 2017、Champress, September 24, 2017、al-Hayat, September 25, 2017、Kull-na Shuraka’, September 24, 2017、al-Mada Press, September 24, 2017、Naharnet, September 24, 2017、NNA, September 24, 2017、Reuters, September 24, 2017、SANA, September 24, 2017、UPI, September 24, 2017などをもとに作成。

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米主導の有志連合の支援を受けるシリア民主軍はダイル・ザウル市東部の油田2カ所を制圧(2017年9月23日)

ダイル・ザウル県では、クッルナー・シュラカー(9月23日付)によると、ダイル・ザウル軍事評議会主導のシリア民主軍(西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体)は、米主導の有志連合の支援を受け、ダイル・ザウル市東部のユーフラテス川左岸(東岸)でダーイシュ(イスラーム国)に対する掃討作戦(「ジャズィーラの嵐」作戦)を続行し、アズバ油田会社とCONOCOガス田会社を制圧した。

AFP, September 23, 2017、ANHA, September 23, 2017、AP, September 23, 2017、ARA News, September 23, 2017、Champress, September 23, 2017、al-Hayat, September 24, 2017、Kull-na Shuraka’, September 23, 2017、al-Mada Press, September 23, 2017、Naharnet, September 23, 2017、NNA, September 23, 2017、Reuters, September 23, 2017、SANA, September 23, 2017、UPI, September 23, 2017などをもとに作成。

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自由シリア軍元司令官がダーイシュのダイル・ザウル市司令官に就任(2017年9月23日)

ダイル・ザウル県では、ユーフラテス・ポスト(9月23日付)が複数の地元消息筋の話として伝えたところによると、ダーイシュ(イスラーム国)が、自由シリア軍の元司令官をダイル・ザウル市(ダーイシュが言うところの「ハイル市」)のアミール(司令官)に新たに任命した。

アミールに任命されたのは、アフマド・ダッハーム氏で、2014年までは自由シリア軍所属の鷹大隊を指揮していた。

2014年半ばにダッハーム氏はダーイシュに逮捕されたが、その後釈放されていた。

AFP, September 23, 2017、ANHA, September 23, 2017、AP, September 23, 2017、ARA News, September 23, 2017、Champress, September 23, 2017、Euphrates Post, September 23, 2017、al-Hayat, September 24, 2017、Kull-na Shuraka’, September 23, 2017、al-Mada Press, September 23, 2017、Naharnet, September 23, 2017、NNA, September 23, 2017、Reuters, September 23, 2017、SANA, September 23, 2017、UPI, September 23, 2017などをもとに作成。

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バッカーラ部族のシャイフでシリア国民連合幹部のバシール氏がシリア軍(共和国護衛隊)のザフルッディーン司令官とダイル・ザウル市で懇談(2017年9月23日)

クッルナー・シュラカー(9月23日付)は、ユーフラテス・ポストなど複数の反体制サイトで、ダイル・ザウル県(東部地区)でのダーイシュ(イスラーム国)に対する「テロとの戦い」を指揮する共和国護衛隊司令官のイサーム・ザフルッディーン准将とバッカーラ部族のシャイフで反体制活動家のナウワーフ・バシール氏の会談の様子を撮影した写真を公開したと伝え、その一部を転載した。

会談は22日にダイル・ザウル市のヴィーラート地区にあるバシール邸で行われ、懇談にやバシール氏本人の他、息子のアスアド・バシール氏、イマーム・バーキル旅団のウマル・ハサン司令官などが同席した。

同邸宅は、シリア軍によって接収され、ザフルッディーン准将が使用しているという。

バシール氏は、シリア革命反体制勢力国民連立の幹部としてトルコのガジアンテップ市などを中心に政権打倒に向けた活動を継続してきたが、最近になってシリア政府と和解し、帰国していたという。

Euphrates Post, September 23, 2017
Euphrates Post, September 23, 2017

AFP, September 23, 2017、ANHA, September 23, 2017、AP, September 23, 2017、ARA News, September 23, 2017、Champress, September 23, 2017、Euphrates Post, September 23, 2017、al-Hayat, September 24, 2017、Kull-na Shuraka’, September 23, 2017、al-Mada Press, September 23, 2017、Naharnet, September 23, 2017、NNA, September 23, 2017、Reuters, September 23, 2017、SANA, September 23, 2017、UPI, September 23, 2017などをもとに作成。

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ロシア・シリア両軍はイドリブ県のシャーム軍団、シャーム自由人イスラーム運動拠点を爆撃(2017年9月23日)

イドリブ県では、クッルナー・シュラカー(9月23日付)によると、ロシア軍戦闘機がタッル・マルディーク村近郊にあるシャーム軍団の拠点を爆撃し、複数の戦闘員が死傷した。

またシリア人権監視団によると、シリア軍戦闘機がハーン・シャイフーン市一帯を空爆し、14人が死亡した。

なお、シリア人権監視団によると、タッル・マルディーク村を空爆したのものシリア軍だという。

ロシア・シリア両軍の戦闘機はまた、マアッラト・ヌウマーン市、タマーニア町、サラーキブ市など一帯など県南部および南東部各所に対しても空爆を行った。

またロシア軍は、北部のザーウィヤ山一帯のシャーム自由人イスラーム運動の拠点に対しても空爆を行い、サルジャ村一帯の拠点15カ所を破壊し、戦闘員5人が死亡した。

攻撃は巡航ミサイルによるものと思われるという。

シリア人権監視団によると、一連の空爆で、シャーム軍団メンバーら45人が死亡したという。

なお、シャーム軍団は、アスタナ会議にヤースィル・アブドゥッラヒーム司令官を参加させている。

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ハマー県では、クッルナー・シュラカー(9月23日付)によると、シャーム自由人イスラーム運動が声明を出し、ヒルブナフサ村一帯で活動するそのほかの反体制武装集団とともにシリア軍検問所を襲撃し、兵士6人を殺害したと発表した。

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ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(9月23日付)によると、東グータ地方で勢力争いを続けていたイスラーム軍とラフマーン軍団が、ミスラーバー市とハムーリーヤ市を結ぶ街道を再開することで合意した。

こうしたなか、シリア軍は西グータ地方における反体制武装集団(シャイフ山部隊連合)最後の拠点であるバイト・ジン村を空爆、砲撃、また増援部隊が同地に向かった。

Kull-na Shuraka’, September 23, 2017

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ダマスカス県では、SANA(9月23日付)によると、ムライハ街道、バーブ・シャルキー地区に、ダマスカス郊外県東グータ地方で活動を続ける反体制武装集団が撃った迫撃砲弾2発が着弾した。

AFP, September 23, 2017、ANHA, September 23, 2017、AP, September 23, 2017、ARA News, September 23, 2017、Champress, September 23, 2017、al-Hayat, September 24, 2017、Kull-na Shuraka’, September 23, 2017、al-Mada Press, September 23, 2017、Naharnet, September 23, 2017、NNA, September 23, 2017、Reuters, September 23, 2017、SANA, September 23, 2017、UPI, September 23, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はラッカ市南部からダイル・ザウル市に至るユーフラテス川右岸(西岸)全域をダーイシュから解放(2017年9月23日)

ラッカ県では、SANA(9月23日付)によると、シリア軍が予備部隊、同盟部隊とともに、ダーイシュ(イスラーム国)に対する掃討作戦を継続し、ダイル・ザウル県との県境に位置する要衝マアダーン町を制圧した。

Wikipedia, September 23, 2017

なお、これにより、シリア軍はラッカ県ラッカ市南部のラサーファ市からダイル・ザウル県に至るユーフラテス川西岸(右岸)を制圧、ラッカ県東部とダイル・ザウル県北部のダーイシュ支配地域を孤立化させることに成功した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(9月23日付)によると、シリア軍が予備部隊、同盟部隊とともに、ダイル・ザウル市左岸(東岸)でダーイシュ(イスラーム国)に対する掃討作戦を継続し、マズルーム村に近いヒシャーム村の複数カ所を制圧した。

シリア軍はまた、ヒシャーム村、ハトラ村、ダイル・ザウル市フワイジャト・サクル地区(島)、ハウィーカ地区、ジュバイラ地区、ウルフィー地区などのダーイシュ拠点に対して空爆を実施した。

なお、シリア軍は9月10日から23日までの間に同県西部の44の町村農場を奪還した。

AFP, September 23, 2017、ANHA, September 23, 2017、AP, September 23, 2017、ARA News, September 23, 2017、Champress, September 23, 2017、al-Hayat, September 24, 2017、Kull-na Shuraka’, September 23, 2017、al-Mada Press, September 23, 2017、Naharnet, September 23, 2017、NNA, September 23, 2017、Reuters, September 23, 2017、SANA, September 23, 2017、UPI, September 23, 2017などをもとに作成。

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ムアッリム外務在外居住者大臣が国連総会で演説「テロを生き埋めにするため着実に歩を進めている」「いかなる解決策も領土、国民の統合維持が原則となり、外国の干渉はレッドライン」(2017年9月23日)

ワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣は第72回国連総会で演説し、国内でのダーイシュ(イスラーム国)やシャーム解放機構などのアル=カーイダ系組織に対する「テロとの戦い」に関して、「シリアはテロを生き埋めにし、根絶するため、着実に歩を進めている」と述べ、シリア国内での戦果を強調した。

ムアッリム外務材居住者大臣はまた、国内の紛争の解決については、「いかなる解決策であっても、シリアの領土、国民の統合維持という原則を守るものでなければならない」と強調するとともに、「いかなる外国の干渉もレッドラインに抵触する」と述べた。

また、ロシア、トルコ、イランの合意に基づき設置された緊張緩和地帯については、その順守に努め、国民和解に向けた路線を拡大強化をめざすと述べた。

SANA(9月23日付)などが伝えた。

SANA, September 23, 2017

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第72回国連総会に出席するため米国を訪問中のワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣は、ファイサル・ミクダード外務在外居住者副大臣、アフマド・アルヌース外務在外居住者大臣付顧問、バッシャール・ジャアファリー国連シリア代表とともに、イラクのイブラーヒーム・ジャアファリー外務大臣と会談し、シリア情勢の進捗、二国関係の強化などについて意見を交わした。

ジャアファリー外務大臣との会談では、ムアッリム外務材居住者大臣は、25日に予定されているイラク・クルディスタン地域の独立の是非を問う住民投票に関連して、イラクの統合支持、分割反対の意思を改めて伝えた。

ムアッリム外務材居住者大臣はまた、アルメニアのエドワルド・ナルバンジャン外務大臣、アルジェリアのアブドゥルカーディル・マサーヒル外務大臣と個別に会談した。

SANA(9月23日付)が伝えた。

AFP, September 23, 2017、ANHA, September 23, 2017、AP, September 23, 2017、ARA News, September 23, 2017、Champress, September 23, 2017、al-Hayat, September 24, 2017、Kull-na Shuraka’, September 23, 2017、al-Mada Press, September 23, 2017、Naharnet, September 23, 2017、NNA, September 23, 2017、Reuters, September 23, 2017、SANA, September 23, 2017、UPI, September 23, 2017などをもとに作成。

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アサド大統領はモーリタニア議員団と会談(2017年9月23日)

アサド大統領はシリアを訪問中のモーリタニア議員団(ムハンマド・ワラド・ファール繁栄党党首が団長)と首都ダマスカスで会談した。

SANA, September 23, 2017

AFP, September 23, 2017、ANHA, September 23, 2017、AP, September 23, 2017、ARA News, September 23, 2017、Champress, September 23, 2017、al-Hayat, September 24, 2017、Kull-na Shuraka’, September 23, 2017、al-Mada Press, September 23, 2017、Naharnet, September 23, 2017、NNA, September 23, 2017、Reuters, September 23, 2017、SANA, September 23, 2017、UPI, September 23, 2017などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは3件の停戦違反を、トルコ側は4件の違反を確認(2017年9月23日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(9月23日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を3件(ハマー県2件、ダマスカス県・ダマスカス郊外県1件)確認した。

トルコ側の監視チームは7件(イドリブ県4件、ダマスカス県・ダマスカス郊外県3件)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

シリア政府との停戦に応じた自治体は現在、2,235市町村、武装組織の数は233組織。

Ministry of Defence of the Russian Federation, September 23, 2017をもとに作成。

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