ダーイシュに忠誠を誓うハーリド・ブン・ワリード軍の司令官がダルアー市で反体制武装集団により殺害(2017年9月26日)

ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(9月27日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓うハーリド・ブン・ワリード軍の司令官ハサン・リファーイー氏が、タッル・シハーブ町で反体制武装集団によって殺害された。

AFP, September 27, 2017、ANHA, September 27, 2017、AP, September 27, 2017、ARA News, September 27, 2017、Champress, September 27, 2017、al-Hayat, September 28, 2017、Kull-na Shuraka’, September 27, 2017、al-Mada Press, September 27, 2017、Naharnet, September 27, 2017、NNA, September 27, 2017、Reuters, September 27, 2017、SANA, September 27, 2017、UPI, September 27, 2017などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はハーブール川沿いのスワル町(ダイル・ザウル県)入口に到達(2017年9月26日)

ダイル・ザウル県では、ANHA(9月26日付)によると、ダイル・ザウル軍事評議会が主導するシリア民主軍(西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体)は、ダイル・ザウル市東方のハーブール川沿いに位置するスワル町の入口まで進軍した。

syria.liveuamap.com, September 26, 2017

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ラッカ県では、ANHA(9月26日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がラッカ市マシュラブ地区、工業地区、サムラー村に浸入しようとしたダーイシュ(イスラーム国)を撃退した。

AFP, September 26, 2017、ANHA, September 26, 2017、AP, September 26, 2017、ARA News, September 26, 2017、Champress, September 26, 2017、al-Hayat, September 27, 2017、Kull-na Shuraka’, September 26, 2017、al-Mada Press, September 26, 2017、Naharnet, September 26, 2017、NNA, September 26, 2017、Reuters, September 26, 2017、SANA, September 26, 2017、UPI, September 26, 2017などをもとに作成。

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ムスリム民主統一党(PYD)共同党首はイラク・クルディスタン地域の住民投票を「当然の権利」と支持:「彼らが攻撃を受けたら人民防衛隊(YPG)は彼らの側につくだろう」(2017年9月26日)

西クルディスタン移行期民政局を主導するクルド民族主義政党の民主統一党(PYD)のサーリフ・ムスリム共同党首は、イラク・クルディスタン地域の独立を問う住民投票(25日)に関して、『シャルク・アウサト』(9月26日付、イブラーヒーム・ハミーディー記者)の取材に対して、「人民防衛隊(YPG)は、イラク・クルディスタンが攻撃を受けたらクルド人民の側につくだろう」との述べた。

住民投票そのものについても、「みなにとって当然の権利で、我々は(クルド)人民が投票を行い、権利を行使することを支持する」と述べた。

党内の複数の幹部が、住民投票を「土地を得るが大義を失う」行為とみなして、疑義を呈していることについても、「意見の対立があるが、それは我々どうしの内輪の問題だ。クルド自民がいかなる問題に直面しようと、我々は彼らとともにある。YPGは、イラク・クルディスタンが攻撃を受けたらクルド人民の側につくだろう」と強調した。

また、民主統一党幹部の一人で北シリア民主連邦樹立評議会共同議長のハディーヤ・ユースフ女史は、トルコ、イランがイラクとの国境を封鎖し、イラク・クルディスタン地域を封じ込めようとしていることを受け、スィーマルカー国境通行所(ハサカ県)などイラク・クルディスタン地域と接する国境通行所を開放し続けると述べた。

Kull-na Shuraka’, September 26, 2017

AFP, September 26, 2017、ANHA, September 26, 2017、AP, September 26, 2017、ARA News, September 26, 2017、Champress, September 26, 2017、al-Hayat, September 27, 2017、Kull-na Shuraka’, September 26, 2017、al-Mada Press, September 26, 2017、Naharnet, September 26, 2017、NNA, September 26, 2017、Reuters, September 26, 2017、SANA, September 26, 2017、al-Sharq al-Awsat, September 26, 2017、UPI, September 26, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はハマー県東部のダーイシュ孤立地域を激しく攻撃し、民間人多数が死傷か?(2017年9月26日)

ハマー県では、クッルナー・シュラカー(9月26日付)によると、シリア政府支配地域のなかで孤立しているダーイシュ(イスラーム国)支配下のウカイリバート町一帯、ワーディ・アズィーブ一帯に対して、シリア軍が激しい空爆・砲撃を行い、民間人少なくとも30人が死亡、50人が負傷した。

syria.liveuamap.com, September 26, 2017

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ダイル・ザウル県では、SANA(9月26日付)によると、シリア軍が、ダイル・ザウル市フワイジャト・サクル地区への侵攻を試みたダーイシュ(イスラーム国)と交戦、これを撃退した。

シリア軍はまた、ハトラ村、フサイニーヤ町、ダイル・ザウル市ハウィーカ地区、カナーマート地区、ハサーラート地区、ラシュディーヤ地区、アルディー地区、ウルフィー地区でダーイシュ拠点を砲撃した。

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ヒムス県では、SANA(9月26日付)によると、シリア軍が県東部のジュッブ・ジャッラーフ町郊外でダーイシュ(イスラーム国)に対する掃討作戦を継続し、ウンム・スース村、ハラーフィーシュ村、ラスム・アルナブ村、ガズィーラ村、ラック村、ウンム・フワイシュ村、サフィーヤ村を制圧した。

AFP, September 26, 2017、ANHA, September 26, 2017、AP, September 26, 2017、ARA News, September 26, 2017、Champress, September 26, 2017、al-Hayat, September 27, 2017、Kull-na Shuraka’, September 26, 2017、al-Mada Press, September 26, 2017、Naharnet, September 26, 2017、NNA, September 26, 2017、Reuters, September 26, 2017、SANA, September 26, 2017、UPI, September 26, 2017などをもとに作成。

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ロシア・シリア両軍はクナイトラ県、ダマスカス郊外県、ハマー県、イドリブ県で爆撃を実施(2017年9月26日)

クナイトラ県では、クッルナー・シュラカー(9月26日付)によると、シリア軍が反体制武装集団の支配下にあるシャフム丘、第90旅団を爆撃した。

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ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(9月26日付)によると、シリア軍がバイト・ジン村一帯を爆撃した。

また戦闘機(所属明示せず)がドゥーマー市など東グータ地方一帯を空爆した。

一方、SANA(9月26日付)によると、東グータ地方で活動を続ける反体制武装集団はハラスター市郊外を砲撃した。

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アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(9月26日付)によると、アレッポ市マイサル地区のワフダ・パン製造工場内で爆発が発生した。

一方、ホワイト・ヘルメット幹部でアレッポ県の広報局長を務めるというイブラーヒーム・アブー・ライス氏が、クッルナー・シュラカー(9月26日付)に対して、ロシア軍が県東部の町や村を空爆し、民間人10人が死亡、25人以上が負傷した、と述べた。

Kull-na Shuraka’, September 26, 2017

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ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(9月26日付)によると、ハーッラ市とズィムリーン村を結ぶ街道に仕掛けられていた爆弾が爆発し、近くを走行していたアバービール軍の車輌に乗っていたナースィル・ムハースィナ司令官ら4人が死亡した。

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『ハヤート』(9月27日付)によると、ロシア・シリア両軍は、シャーム解放機構が活動を続けるハマー県北部、イドリブ県一帯に対して激しい空爆を続けた。

一方、SANA(9月26日付)によると、ハマー県スカイラビーヤ市とムハルダ火力発電所一帯を反体制武装集団が砲撃し、子供1人が死亡、子供2人を含む5人が負傷した。

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スワイダー県では、SANA(9月26日付)によると、反体制武装集団がスワイダー市とサアラ村を結ぶ街道を移動中の車を攻撃し、1人を殺害した。

AFP, September 26, 2017、ANHA, September 26, 2017、AP, September 26, 2017、ARA News, September 26, 2017、Champress, September 26, 2017、al-Hayat, September 27, 2017、Kull-na Shuraka’, September 26, 2017、al-Mada Press, September 26, 2017、Naharnet, September 26, 2017、NNA, September 26, 2017、Reuters, September 26, 2017、SANA, September 26, 2017、UPI, September 26, 2017などをもとに作成。

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ハマー県で反体制武装集団メンバー65人が投降し免罪となる(2017年9月26日)

ハマー県では、SANA(9月26日付)によると、県南部のダイル・ファラーディース村で反体制武装集団に加わっていた65人が武器を捨て、当局に投降、地元和解プロセスに従って免罪となった。

SANA, September 26, 2017

AFP, September 26, 2017、ANHA, September 26, 2017、AP, September 26, 2017、ARA News, September 26, 2017、Champress, September 26, 2017、al-Hayat, September 27, 2017、Kull-na Shuraka’, September 26, 2017、al-Mada Press, September 26, 2017、Naharnet, September 26, 2017、NNA, September 26, 2017、Reuters, September 26, 2017、SANA, September 26, 2017、UPI, September 26, 2017などをもとに作成。

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ロシア軍はダイル・ザウル市内を流れるユーフラテス川に架橋、過去24時間で車輌8,000台が東岸に向けて渡河(2017年9月26日)

ロシア国防省は、ダイル・ザウル市におけるシリア軍のダーイシュ(イスラーム国)掃討作戦を支援するため、ロシア軍が同市のユーフラテス川に架橋し、同川西岸と東岸を結んだと発表した。

ユーフラテスへの架橋は、人道支援物資だけでなく、ユーフラテス川東岸地域でダーイシュと戦うシリア軍部隊への重火器、兵員などの輸送を目的とし、ロシア軍はダーイシュが発砲を続けるなか48時間弱で橋を設置、また過去24時間で戦車を含む車輌8,000台が橋を渡り、ダイル・ザウル市東岸部に入ったという。

『ワタン』(9月26日付)によると、橋は全長が210メートルに達するという。

なお、ダイル・ザウル市内のユーフラテス川東西両岸を結んでいたスィヤーサ橋は2016年10月にロシア軍と思われる戦闘機が爆撃で破壊、また市中心部に架けられていたシリア国内最長の吊り橋も2013年5月にシリア軍が破壊した。

al-Hayat, September 27, 2017

AFP, September 26, 2017、ANHA, September 26, 2017、AP, September 26, 2017、ARA News, September 26, 2017、Champress, September 26, 2017、al-Hayat, September 27, 2017、Kull-na Shuraka’, September 26, 2017、al-Mada Press, September 26, 2017、Ministry of Defence of the Russian Federation, September 26, 2017、Naharnet, September 26, 2017、NNA, September 26, 2017、Reuters, September 26, 2017、SANA, September 26, 2017、UPI, September 26, 2017、al-Watan, September 26, 2017などをもとに作成。

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ロシア軍は戦略爆撃機でダイル・ザウル県のダーイシュとイドリブ県のシャーム解放機構拠点を爆撃(2017年9月26日)

ロシア国防省のイゴール・コナシェンコフ報道官は、ロシア空軍の戦略爆撃機Tu-95MS複数機からなる航空部隊が、ダイル・ザウル県およびイドリブ県で活動する「国際テログループ」のダーイシュ(イスラーム国)およびヌスラ戦線(シャーム解放機構)の拠点に対してミサイルで爆撃を行ったと発表し、その写真を公開した。

Tu-95MSの航空部隊はロシア領内の基地から、イラン、イラク領空を経由して、シリア領空に入り爆撃を実施、Su-30とSu-35からなる航空部隊がこれを援護した。

Tu-95MSの航空部隊の飛行距離は7,000キロあまりに及び、途中II-78から空中空輸を受けた。

なお、ダイル・ザウル県でのダーイシュの拠点に対する爆撃は、米主導の有志連合や西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の将兵の安全を確保するため、有志連合、シリア民主軍の拠点を回避するかたちで実施されたという。

ただし、有志連合、シリア民主軍はダイル・ザウル県内のいかなる重要拠点もダーイシュから奪取はしていないという。

Ministry of Defence of Russia, September 26, 2017
Ministry of Defence of Russia, September 26, 2017
Ministry of Defence of Russia, September 26, 2017
Ministry of Defence of Russia, September 26, 2017
Ministry of Defence of Russia, September 26, 2017

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一方、イゴール・コナシェンコフ報道官は、ロシア軍の空爆によるイドリブ県およびハマー県での空爆で民間人50人以上が死亡したとするシリア人権監視団の発表(25日)に関して「ヌスラ戦線(シャーム解放機構)やその配下にあるグループに属する破壊分子の活動をメディアで隠蔽しようとする「目撃者」や「ボランティア」の情報に基づいており…根拠がない」と一蹴した。

Ministry of Defence of the Russian Federation, September 26, 2017をもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは7件の停戦違反を、トルコ側は18件の違反を確認(2017年9月26日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(9月26日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を7件(ラタキア県1件、ヒムス県3件、ダマスカス県・ダマスカス郊外県5件)確認した。

トルコ側の監視チームは18件(ダマスカス県・ダマスカス郊外県11件、ダルアー県2件、イドリブ県4件、ヒムス県1件)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

シリア政府との停戦に応じた自治体は現在、2,235市町村、武装組織の数は234組織。

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ロシア国防省は声明を出し、シリア軍によるダイル・ザウル市解放作戦に随行するロシア軍顧問団の代表を務めるヴァレリー・アサポヴ少将が24日、シリア軍の司令拠点に対するダーイシュ(イスラーム国)の砲撃で重傷を負い、死亡したと発表した。

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ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置された当事者和解調整センターは、過去24時間で反体制武装集団戦闘員7人が投降したと発表した。

Ministry of Defence of the Russian Federation, September 26, 2017をもとに作成。

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米主導の有志連合は9月25日、ラッカ市などに対して30回の爆撃を実施(2017年9月26日)

米中央軍(CENTCOM)は、9月25日のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

それによると、有志連合は両国領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して40回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は30回で、ブーカマール市近郊(1回)、シャッダーディー市近郊(1回)、ダイル・ザウル市近郊(2回)、ラッカ市近郊(26回)で実施された。

CENTCOM, September 26, 2017をもとに作成。

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