アサド大統領は国際教会会議に出席していた内外のキリスト教会諸派、人道・社会・開発関連団体の代表らと対話集会を開く(2022年3月19日)

アサド大統領は首都ダマスカスで3月15日から18日に、開催されていた国際教会会議に出席していたシリア内外のキリスト教会諸派、人道・社会・開発関連団体の代表らと対話集会を開いた。

SANA(3月20日付)によると、アサド大統領は対話集会のなかで以下のように発言した。


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信条的側面は非常に重要な側面だ。だが、日々の生活の側面も同じく重要だ。それゆえ、会議が担っていた今回の教会および社会のイニシアチブには、多くのメッセージを与えた。そのなかでもっとも特筆すべきは、多くの団体や組織からなるシリアの宗教的・社会的構造が宗教的な側面に限られず、社会的義務、開発における役割を果たしたということだ。なぜなら、それは、差別なく援助と貢献を行った。

シリアのキリスト教徒市民は来客ではないし、一時だけの市民でもなく、パートナーなのだ。このパートナーシップには、労働と生産という名前がある。

開発事業の本質は、社会的バランスを維持することにある。

この大会において提供された対話、集団としての考察の機会が与えられ、あらゆる思考、問題提起をフォローアップする仕組みが確立し、シリアにより広く、より良い結果がもたらされるかたちで議論が行われたことには意義があった。

キリスト教徒の(シリア国外に)強制的に移住させようとすることは、この地域に対する諸外国の計略における諸目標の根幹をなしている。だが、基本的にそれはイスラエルが狙っているものだ。なぜんら、この地域の国々が、それぞれ異なった色を盛った宗派からなる小国家に分断される時、「イスラエル」はこの自然の調和なかの一部になることができるからだ。だから、この地域の調和、多様性に富んだアイデンティティを維持することが必要で、それを守らねばならない。

https://www.facebook.com/SyrianPresidency/posts/336910361808617

AFP, March 20, 2022、ANHA, March 20, 2022、al-Durar al-Shamiya, March 20, 2022、Ministry of Defence of the Russian Federation, March 20, 2022、Reuters, March 20, 2022、SANA, March 20, 2022、SOHR, March 20, 2022などをもとに作成。

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UAEのカルカーシュ大統領外交顧問はアサド大統領のUAEへの電撃訪問の正当性を強調(2022年3月19日)

UAEのアンワル・ビン・ムハンマド・カルカーシュ大統領外交顧問は、ツイッターのアカウント(https://twitter.com/AnwarGargash/)で以下のように綴り、3月18日のアサド大統領のUAEへの電撃訪問の正当性を強調した。

UAEは、この地域における諸々の危機の解決をもたらす実践的アプローチを通じて、緊張緩和とアラブの役割強化に向けて現実的な政策をとり続ける。複雑な地域情勢は、実践的、論理的方法を構築することを必要としており、課題に取り組み、危機や内乱の悪化を回避しようとするアラブの努力を周縁化することは許されない。

シリアのバッシャール・アサド大統領の訪問は、シリア問題におけるアラブの役割を強化したいというUAEの方針に基づいている。また、地域レベルでの政治的コミュニケーション、門戸開放、対話の必要性を説いていたUAEの方針に基づいている。現下の状況は安定と繁栄を確立し、この地域の未来、そして同地の諸国民の繁栄を保障するための勇気あるステップを必要としている。

AFP, March 19, 2022、ANHA, March 19, 2022、al-Durar al-Shamiya, March 19, 2022、Reuters, March 19, 2022、SANA, March 19, 2022、SOHR, March 19, 2022などをもとに作成。

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米占領下のタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)内にあるルクバーン・キャンプでデモ:「ウクライナの子供たちと同じようにルクバーン・キャンプの子供たちに対処しなければならない」(2022年3月19日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、米国の占領下にあるタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)内で孤立しているルクバーン・キャンプで、国内避難民(IDPs)が穀物などの食料物資、医療物資、燃料の供給停止に抗議してデモを行い、国際社会に対してウクライナと同じように関心を示し、対応するよう呼び掛けた。

デモ参加者は「ルクバーン・キャンプには水、電気、穀物がない」、「最後の呼びかけ…穀物がない」、「ウクライナの子供たちと同じようにルクバーン・キャンプの子供たちに対処しなければならない」、「我々は理由なく包囲されている民間人だ」といったプラカードが掲げて窮状を訴えた。

AFP, March 19, 2022、ANHA, March 19, 2022、al-Durar al-Shamiya, March 19, 2022、Reuters, March 19, 2022、SANA, March 19, 2022、SOHR, March 19, 2022などをもとに作成。

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シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県ザーウィヤ山地方、ハマー県ガーブ平原を砲撃(2022年3月19日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のバーラ村、フライフィル村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原各所を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、タファス市で正体不明の武装集団が住民を銃で撃ち、殺害した。

AFP, March 19, 2022、ANHA, March 19, 2022、al-Durar al-Shamiya, March 19, 2022、Reuters, March 19, 2022、SANA, March 19, 2022、SOHR, March 19, 2022などをもとに作成。

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ハサカ県カーミシュリー市近郊のタッル・ザハブ村でシリア軍部隊が住民とともに米軍装甲車の進行を阻止(2022年3月19日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるカーミシュリー市近郊のタッル・ザハブ村でシリア軍部隊が住民とともに、村を通過しようとした米軍装甲車5輌からなる車列の進行を村の検問所で阻止、これを退却させた。

AFP, March 19, 2022、ANHA, March 19, 2022、al-Durar al-Shamiya, March 19, 2022、Reuters, March 19, 2022、SANA, March 19, 2022、SOHR, March 19, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市近郊を砲撃(2022年3月19日)

ラッカ県では、ANHA(3月19日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市近郊のサイダー村、マアラク村、M4高速道路沿線、アイン・イーサー国内避難民(IDPs)キャンプを砲撃した。

AFP, March 19, 2022、ANHA, March 19, 2022、al-Durar al-Shamiya, March 19, 2022、Reuters, March 19, 2022、SANA, March 19, 2022、SOHR, March 19, 2022などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県、ラッカ県で指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが続く(2022年3月19日)

SANA(3月19日付)によると、ダイル・ザウル県のダイル・ザウル市スポーツ・サロン、ラッカ県のサブハ町で、指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが続けられ、数十人が新たに手続きを済ませた。

AFP, March 19, 2022、ANHA, March 19, 2022、al-Durar al-Shamiya, March 19, 2022、Reuters, March 19, 2022、SANA, March 19, 2022、SOHR, March 19, 2022などをもとに作成。

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軍用車輌や装備を積んだトレーラー約50輌からなる米軍の車列がハサカ県からイラクに移動(2022年3月19日)

ハサカ県では、SANA(3月19日付)がヤアルビーヤ町一帯の複数の地元筋の話として伝えたところによると、軍用車輌や装備を積んだトレーラー52輌からなる車列が、米軍装甲車の護衛を受けて、県内に違法に設置している基地から、イラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所を経由してイラク領内に移動した。

AFP, March 19, 2022、ANHA, March 19, 2022、al-Durar al-Shamiya, March 19, 2022、Reuters, March 19, 2022、SANA, March 19, 2022、SOHR, March 19, 2022などをもとに作成。

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ハサカ県カフターニーヤ市でシリア民主軍のタンクローリーに仕掛けられに仕掛けられていた爆弾が爆発か?(2022年3月19日)

ハサカ県では、SANA(3月19日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にあるカフターニーヤ(ディルベ・スピーイェ)市のアウダ・ガソリン・スタンド近くで、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のタンクローリーに仕掛けられに仕掛けられていた爆弾が爆発し、タンクローリーが炎上、大破した。

しかし、シリア人権監視団は、この報道が事実無根で、公開された写真やビデオがイラク国内で発生した爆破を撮影したものだと発表した。

AFP, March 19, 2022、ANHA, March 19, 2022、al-Durar al-Shamiya, March 19, 2022、Reuters, March 19, 2022、SANA, March 19, 2022、SOHR, March 19, 2022などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で24人(2022年3月19日)

保健省は政府支配地域で新たに24人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者265人が完治し、1人が死亡したと発表した。

これにより、3月19日現在のシリア国内での感染者数は計55,538人、うち死亡したのは3,125人、回復したのは51,111人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/271396925168291

AFP, March 19, 2022、ACU, March 19, 2022、ANHA, March 19, 2022、al-Durar al-Shamiya, March 19, 2022、Reuters, March 19, 2022、SANA, March 19, 2022、SOHR, March 19, 2022などをもとに作成。

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