【トルコ・シリア大地震】スワイダー県のミルサート慈善教育開発機構がヒムス市クスール地区とバイヤーダ地区の避難所に支援物資を届ける(2023年3月11日)

スワイダー県で活動するミルサート慈善教育開発機構はヒムス市クスール地区とバイヤーダ地区に設置されている避難所に支援物資を届けた。

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「あなたたちの笑いは安心です」キャンペーンがラタキア市とジャブラ市に設置されている避難所で被災した子供たちに対する支援活動を行った。

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SANA(3月11日付)が伝えた。

AFP, March 11, 2023、ANHA, March 11, 2023、al-Durar al-Shamiya, March 11, 2023、Reuters, March 11, 2023、SANA, March 11, 2023、SOHR, March 11, 2023などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】ラタキア県の救援対策室はトルコ・シリア大地震による被害状況にかかる統計を発表:地震によって家を失った被災者は7万2256世帯、33万2377人(2023年3月10日)

ラタキア県の救援対策室はトルコ・シリア大地震による被害状況にかかる統計を発表した。

それによると、地震によって家を失った被災者は7万2256世帯、33万2377人。

被災者のうち2005世帯については避難所に収容、ラタキア市のグラーフ地区に350ユニット(3万3000平方メートル)、ジャブラ市のファイイド地区に56ユニット(6000平方メートル)、同ナクア地区に48ユニット(4500平方メートル)の仮設住宅が設置される一方、ラタキア市のスポーツ・シティ、カルダーハ・ホテル(カルダーハ市)などで避難所新設・整備が続けられている。

安全確認調査を受けた建物は2万8279棟で、うち1万320棟の安全、1万3068棟が簡単な補修が必要、3930棟が柱などの補強が必要、961棟が解体が必要であることが確認された。

さらに、全壊した建物と安全でないと判断された建物49棟を対象とした二次調査も実施され、5棟が補修不能であることが確認された。

教育関連施設は、安全確認調査を受けた835の学校のうち、148校が安全、452校が簡単な補修が必要、159校が柱などの補強が必要、86校が解体が必要であることが確認された。

SANA(3月14日付)が伝えた。

AFP, March 14, 2023、ANHA, March 14, 2023、al-Durar al-Shamiya, March 14, 2023、Reuters, March 14, 2023、SANA, March 14, 2023、SOHR, March 14, 2023などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】シリア・アラブ赤新月社はシャーム解放機構支配地への支援物資搬入が認められなかったと発表(2023年3月10日)

シリア・アラブ赤新月社はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/SYRedCrescent/)を通じて、シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県のタルナバ村とシリア政府の支配下にあるサラーキブ市を結ぶ通行所で、支援物資を積んだ貨物車輌の車列が2日間、シャーム解放機構支配地側の通行許可を得ることができず、足止めにあったため、車列を帰還させたと発表、その映像を公開した。

https://www.facebook.com/SYRedCrescent/videos/735544431365575/

AFP, March 12, 2023、ANHA, March 12, 2023、al-Durar al-Shamiya, March 12, 2023、Reuters, March 12, 2023、SANA, March 12, 2023、SOHR, March 12, 2023などをもとに作成。

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ダルアー県ジッリーン村で正体不明の武装集団が若い男性を銃で撃ち殺害(2023年3月10日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ジッリーン村で正体不明の武装集団が若い男性を銃で撃ち殺害した。

AFP, March 10, 2023、ANHA, March 10, 2023、al-Durar al-Shamiya, March 10, 2023、Reuters, March 10, 2023、SANA, March 10, 2023、SOHR, March 10, 2023などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】国連からの支援物資を積んだ貨物車輌41輌が、バーブ・ハワー国境通行所を経由して、シャーム解放機構の支配地に入る(2023年3月10日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、国連からの支援物資を積んだ貨物車輌41輌が、バーブ・ハワー国境通行所を経由して、シャーム解放機構の支配地に入った。

これにより、トルコ・シリア大地震発生以降にトルコからバーブ・ハワー国境通行所を経由してシャーム解放機構の支配地に入った車輌の数は542輌、バーブ・サラーマ国境通行所、ラーイー村北の通行所、ハマーム村西の通行所(いずれもアレッポ県)を経由してトルコ占領地に入った車輌は308輌、合計で850輌となった。

AFP, March 10, 2023、ANHA, March 10, 2023、al-Durar al-Shamiya, March 10, 2023、Reuters, March 10, 2023、SANA, March 10, 2023、SOHR, March 10, 2023などをもとに作成。

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中国外交部の毛寧報道官はシリアに駐留する米軍の撤退を改めて要求(2023年3月10日)

中国外交部の毛寧報道官は、記者会見でシリアに駐留する米軍の撤退を改めて要求した。

毛報道官は「米国はシリアに違法に介入したことで、多くの無辜の市民が殺害され、深刻な人道危機が生じた。それゆえに、我々は米国に他国の主権、独立、領土保全を真摯に尊重し、シリアでの違法な駐留と、略奪行為を止めるよう呼びかける」と述べた。

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一方、アサド大統領は中国の習近平国家主席が北京で開催中の全国人民代表大会で三選されたことを受けて祝電を送った。

https://www.facebook.com/SyrianPresidency/posts/pfbid02RqNq86r783nTSfmsbtnxKut2tBttYDqQbZK7daeuPMfaQYqxc1NsN21DE1fjsnmal

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SANA(3月10日付)が伝えた。

AFP, March 10, 2023、ANHA, March 10, 2023、al-Durar al-Shamiya, March 10, 2023、Reuters, March 10, 2023、SANA, March 10, 2023、SOHR, March 10, 2023などをもとに作成。

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外務在外居住者省は、イランとサウジアラビアの外交関係再開を「地域の安全と安定を強化する」として歓迎(2023年3月10日)

外務在外居住者省は、イランとサウジアラビアの安全保障関係高官が北京で会談し、外交関係の再開で合意したことを受けて、声明を出し、「地域の安全と安定を強化する」として歓迎の意を示した。

SANA(3月10日付)が伝えた。

AFP, March 10, 2023、ANHA, March 10, 2023、al-Durar al-Shamiya, March 10, 2023、Reuters, March 10, 2023、SANA, March 10, 2023、SOHR, March 10, 2023などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】ロシア当事者和解調整センター、レバノンのシリア民族社会党が支援物資を輸送・配給(2023年3月10日)

ロシア当事者和解調整センターは、エリザベス・グリンカ慈善財団とともに、ラタキア県のイスタームー村で被災者に食料、子供用ミルク、衣服などを配給した。

また、ロシア赤新月社の使節団がラタキア県に到着した。

使節団のラタキア県訪問は被災者への医療支援を行うのが目的。

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レバノンのシリア民族社会党は、支援物資(20トン)を積んだ車列をアレッポ県内の被災地に派遣した。

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SANA(3月10日付)が伝えた。

AFP, March 10, 2023、ANHA, March 10, 2023、al-Durar al-Shamiya, March 10, 2023、Reuters, March 10, 2023、SANA, March 10, 2023、SOHR, March 10, 2023などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】シリア開発信託はハマー県で建物の被害調査を行うとともに、ラタキア市で物資を配給(2023年3月10日)

シリア開発信託は、トルコ・シリア大地震によるハマー県の遺跡遺構の被害を調査するための工学委員会に参加し、被害状況の調査を行った。

シリア開発信託はまた、祖国の負傷者プロジェクトとともに、ラタキア市や周辺の農村地帯の被災者に支援物資を配給した。

SANA(3月10日付)が伝えた。

AFP, March 10, 2023、ANHA, March 10, 2023、al-Durar al-Shamiya, March 10, 2023、Reuters, March 10, 2023、SANA, March 10, 2023、SOHR, March 10, 2023などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】シャーム解放機構が自治を委託するシリア救国内閣のカッダ首班は記者会見を行い、「解放区」における被害総額は約50億米ドルに達すると発表(2023年3月9日)

シャーム解放機構が支配するいわゆる「解放区」の自治を委託するシリア救国内閣のアリー・カッダ首班は記者会見を行い、「解放区」でのトルコ・シリア大地震の被害状況を明らかにした。

カッダ首班の発表によると、「解放区」における被害総額は約50億米ドルに達するという。

この額は、シリア全体の被害総額の80%を占め、また3000人以上が死亡、建物や住居数千棟が倒壊した。

AFP, March 10, 2023、ANHA, March 10, 2023、al-Durar al-Shamiya, March 10, 2023、Reuters, March 10, 2023、SANA, March 10, 2023、SOHR, March 10, 2023などをもとに作成。

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米下院はバイデン米大統領にシリア駐留米軍の撤退を求める決議案を否決(2023年3月9日)

米下院は、ジョー・バイデン米大統領にシリア駐留米軍の撤退を求める決議案を賛成103票、反対321票で否決した。

決議案は、共和党のマット・ゲーツ議員らが提出したもの。

AFP, March 9, 2023、ANHA, March 9, 2023、al-Durar al-Shamiya, March 9, 2023、Reuters, March 9, 2023、SANA, March 9, 2023、SOHR, March 9, 2023などをもとに作成。

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「こちらシリア」キャンペーンの人道支援物資を積んだ貨物車輌10輌からなる車列の第3陣が「オリーブの枝」地域の当局から通過を認められず、足止めに(2023年3月9日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の支配地とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域を隔てるアウン・ダーダート村の通行所に8日に到着した「こちらシリア」キャンペーンの人道支援物資を積んだ貨物車輌10輌からなる車列の第3陣が、「オリーブの枝」地域の当局(暫定内閣)から通過を認められず、足止めに遭った。

AFP, March 9, 2023、ANHA, March 9, 2023、al-Durar al-Shamiya, March 9, 2023、Reuters, March 9, 2023、SANA, March 9, 2023、SOHR, March 9, 2023などをもとに作成。

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北・東シリア自治局がルージュ・キャンプに収容していたダーイシュのスーダン人メンバーの子供3人と妻2人を駐シリア・スーダン大使館の使節団に引き渡す(2023年3月9日)

ハサカ県では、ANHA(3月9日付)によると、北・東シリア自治局がルージュ・キャンプに収容していたダーイシュ(イスラーム国)のスーダン人メンバーの子供3人と妻2人を駐シリア・スーダン大使館のターリク・アブドゥッラー・アリー・ムハンマド臨時代理大使を代表とする使節団に引き渡した。

AFP, March 9, 2023、ANHA, March 9, 2023、al-Durar al-Shamiya, March 9, 2023、Reuters, March 9, 2023、SANA, March 9, 2023、SOHR, March 9, 2023などをもとに作成。

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国連の使節団がバーブ・ハワー国境通行所を経由してシャーム解放機構の支配地に入り、カーフ村一帯にあるIDPsキャンプを訪問視察(2023年3月9日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、国連の使節団がバーブ・ハワー国境通行所を経由して、シャーム解放機構の支配地に入り、県北部のカーフ村一帯にある国内避難民(IDPs)キャンプのテント群を視察した。

AFP, March 9, 2023、ANHA, March 9, 2023、al-Durar al-Shamiya, March 9, 2023、Reuters, March 9, 2023、SANA, March 9, 2023、SOHR, March 9, 2023などをもとに作成。

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アル=カーイダ系組織のシャーム自由人イスラーム運動がトルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域と北・東シリア自治局の支配地を隔てるハムラーン村の通行所に派遣された暫定内閣国防省のメンバーを追放(2023年3月9日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア国民軍に所属するアル=カーイダ系組織のシャーム自由人イスラーム運動と同組織の傘下で活動するシャフバー連合は、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域と北・東シリア自治局の支配地を隔てるハムラーン村の通行所に派遣された暫定内閣国防省のメンバーを追放した。

追放の際、国防省のメンバーはシャーム自由人イスラーム運動メンバーらから暴行を受けた。

AFP, March 9, 2023、ANHA, March 9, 2023、al-Durar al-Shamiya, March 9, 2023、Reuters, March 9, 2023、SANA, March 9, 2023、SOHR, March 9, 2023などをもとに作成。

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首都ダマスカスとダルアー市を結ぶ高速道路を走行中の車が、ヌスラ戦線元メンバーを受け、乗っていたシリア軍兵士2人と内務治安部隊隊員3人、襲撃犯の1人が死亡(2023年3月9日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、首都ダマスカスとダルアー市を結ぶ高速道路を走行中の車が、オートバイに乗った2人組の襲撃を受け、乗っていたシリア軍兵士2人と内務治安部隊隊員3人、襲撃犯の1人が死亡した。

死亡した襲撃犯はシャームの民のヌスラ戦線(現シャーム解放機構)の元メンバーだという。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、カフルハウル村でシリア政府に協力しているとされる男性が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

AFP, March 9, 2023、ANHA, March 9, 2023、al-Durar al-Shamiya, March 9, 2023、Reuters, March 9, 2023、SANA, March 9, 2023、SOHR, March 9, 2023などをもとに作成。

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シリア中央銀行は1米ドル=7,200シリア・ポンド、1ユーロ=7,596.72シリア・ポンドに引き下げると発表(2023年3月9日)

シリア中央銀行は、9日付の送金為替速報で、1米ドル=7,200シリア・ポンド、1ユーロ=7,596.72シリア・ポンドに引き下げると発表した。

https://www.facebook.com/syrianarabnews/posts/pfbid02XgujxVQ7uGvSikqPX8vnqQ7ZS21sqA3cdGhr6AdknWQSAhVhwYeE7uWABv44UMXXl

SANA(3月9日付)が伝えた。

AFP, March 9, 2023、ANHA, March 9, 2023、al-Durar al-Shamiya, March 9, 2023、Reuters, March 9, 2023、SANA, March 9, 2023、SOHR, March 9, 2023などをもとに作成。

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マフルーフ地方自治環境大臣がアフタル駐シリア・パキスタン大使と会談(2023年3月9日)

フサイン・マフルーフ地方自治環境大臣は、シャーヒド・アフタル駐シリア・パキスタン大使と会談し、両国の協力関係強化の方途について意見を交わした。

ロシア当事者和解調整センターは、ハマー県のサルハブ郡に設置されている避難センターに食料物資を届けた。

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保健省はインド政府が供与した癌患治薬を駐シリア・インド大使館で受け取った。

また、アラブ首長国連邦(UAE)在住のインド人が募った人道支援物資が、ドバイ・インド・イスラーム・センターによって在UAEシリア大使館に届けられた。

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アラブ首長国連邦(UAE)からの支援物資を積んだ貨物輸送機1機がダマスカス国際空港に到着した。

https://www.facebook.com/syrianarabnews/posts/pfbid02trDKv57NvHpj97DkRLAJ6pyU4ZyjKcWt2sMPmQkHofXtMbyPXFgTdTszUv21kDuVl

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SANA(3月9日付)が伝えた。

AFP, March 9, 2023、ANHA, March 9, 2023、al-Durar al-Shamiya, March 9, 2023、Reuters, March 9, 2023、SANA, March 9, 2023、SOHR, March 9, 2023などをもとに作成。

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アブドゥッラティーフ公共事業住宅大臣がアレッポ市の避難所を視察(2023年3月9日)

スハイル・アブドゥッラティーフ公共事業住宅大臣は、アレッポ市のマアスラーニーヤ地区、ハイダリーヤ地区、バイーディーン地区に設置されている避難所を視察した。

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シリア青年バスマ機構のボランティア・チームが、シリア政府の支配下にあるイドリブ県ハーン・シャイフーン市の避難所に支援物資を届けた。

同避難所には41世帯が避難生活を送っている。

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SANA(3月9日付)が伝えた。

AFP, March 9, 2023、ANHA, March 9, 2023、al-Durar al-Shamiya, March 9, 2023、Reuters, March 9, 2023、SANA, March 9, 2023、SOHR, March 9, 2023などをもとに作成。

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イランのアブドゥッラフヤーン外務大臣がトルコ訪問を終えてシリアに空路で移動し、アサド大統領と会談(2023年3月9日)

トルコを訪問していたイランのホセイン・エミール・アブドゥッラフヤーン外務大臣は、空路でシリアに向い、殉教者バースィル・アサド国際空港(ラタキア県)に到着した。

シリアに入ったアブドゥッラフヤーン外務大臣は、ラタキア県ジャブラ市のアサーリーヤ地区とラタキア市のアサド・スポーツ・シティの避難所を訪れ、被災状況を視察した。

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アブドゥッラフヤーン外務大臣はその後、空路でダマスカス国際空港に移動、ファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣の出迎えを受けた。

首都ダマスカスに到着したアブドゥッラフヤーン外務大臣は、アサド大統領と会談し、中東地域および国際社会の進展や両国の関心事、ロシアの仲介によるシリア政府とトルコ政府の和解に向けた会合へのトルコの参加などについて意見を交わし、アサド大統領はこの会合へのイランの参加に歓迎の意を示し、具体的且つ明確なアジェンダ、議題、成果を踏まえた準備が必要だと強調した。

アサド大統領はまた、トルコとの和解をめぐる交渉において、シリア国民の利益こそが、いかなる政策においても基礎をなし、こうした政策の成果がシリア国民の利益を実現するものでなければならないと述べた。

これに対して、アブドゥッラフヤーン外務大臣は、シリア国民に寄り添い、シリアの統合と領土の一体性を支援すると改めて応えるとともに、イランとしてシリアの立場や決定を全面的に信頼し、イラン、シリア、トルコ、ロシアによる四ヵ国会合でこれを支援すると述べた。

一方、アブドゥッラフヤーン外務大臣がラタキア県の被災地を視察したことについて、アサド大統領は、地震の被害を克服しようとしているシリア国民に対してイランが行っている支援を継続させるもので、両国の深い関係を示していると述べた。



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このほか、アブドゥッラフヤーン外務大臣はミクダード外務在外居住者大臣と共同記者会見を行った。

アブドゥッラフヤーン外務大臣は、中東地域および国際社会のシリアへの姿勢が好転し、地域における役割を回復しつつあることに満足していると述べるとともに、シリアに対するイスラエルの度重なる攻撃を非難した。

一方、ミクダード外務在外居住者大臣は、シリアとイランの両国共通の優先事項が、シリアの領土に違法に駐留する外国軍の排除と「テロとの戦い」の継続であると述べた。

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SANA(3月9日付)が伝えた。

AFP, March 9, 2023、ANHA, March 9, 2023、al-Durar al-Shamiya, March 9, 2023、Reuters, March 9, 2023、SANA, March 9, 2023、SOHR, March 9, 2023などをもとに作成。

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運輸省は7日にイスラエルのミサイル攻撃で利用不能となっていたアレッポ国際空港の復旧作業を完了し、10日朝から営業を再開すると発表(2023年3月9日)

運輸省は声明を出し、民間航空公社が各航空会社と協力して、7日にイスラエルのミサイル攻撃で利用不能となっていたアレッポ国際空港の復旧作業を完了し、10日朝から営業を再開すると発表した。

https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=pfbid0BAdXg55isbaDM6PhfprUHNvFTUZAHxCRXh34Fz2d3ad6p5yDsPqJWWqzTwGBnk47l&id=100064584436235

AFP, March 9, 2023、ANHA, March 9, 2023、al-Durar al-Shamiya, March 9, 2023、Reuters, March 9, 2023、SANA, March 9, 2023、SOHR, March 9, 2023などをもとに作成。

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シリアを訪問中のグランディUNHCR弁務官を代表とする使節団がアサド大統領と会談(2023年3月9日)

シリアを訪問中のフィリッポ・グランディ国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)弁務官を代表とする使節団がアサド大統領と会談した。

アサド大統領は会談で、シリアに対する戦争の影響がトルコ・シリア大地震の被害への対応をより困難にしているがゆえに、地震と戦争の影響を一つの包括的な視点のもとに見ることが重要だと述べた。

また、シリアの政府機関と民間の機関が、同国で活動する国連各機関と協力し、緊急対応から早期復旧段階へと移行するなかで、両者の取り組みと能力を連携させ、被災地の人々が生活や仕事を取り戻せるようにすることが重要だと付言した。

アサド大統領はさらに、シリア難民を帰還させるために必要な措置を継続することについてもグランディ弁務官と意見を交わした。

https://www.facebook.com/Mofaexsy/posts/pfbid02DQ9nmyfAec9NjkhzCiUaQvDu6xKU4igfDrwB11LAFAdtUA7AVBUmxAC9mkrffRpGl

ファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣と会談し、トルコ・シリア大地震の被害への対応など、シリア政府とUNHCRの協力のありようについて協議した。

グランディ弁務官はまた、フサイン・マフルーフ地方行政環境大臣と会談し、被災者へのUNHCRの支援の方途について意見を交わした。

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タンマーム・ラアド水資源大臣は国連世界食糧計画(FAO)シリア事務所のマイク・ロビンソン所長と会談し、水利プロジェクト分野での協力関係の強化の方途について意見を交わした。

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SANA(3月9日付)が伝えた。

AFP, March 9, 2023、ANHA, March 9, 2023、al-Durar al-Shamiya, March 9, 2023、Reuters, March 9, 2023、SANA, March 9, 2023、SOHR, March 9, 2023などをもとに作成。

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トルコのチャヴシュオール外務大臣:「来週モスクワでトルコ、ロシア、イラン、シリアの外相会談に向けた技術会合が開催される」(2023年3月8日)

トルコのメヴリュト・チャヴシュオール外務大臣は首都アンカラでのイランのホセイン・エミール・アブドゥッラフヤーン外務大臣との会談後の記者会見で、トルコ、ロシア、イラン、シリアの外務大臣会談の準備が進められており、ロシアが来週首都モスクワで技術会合を開催することを提案、トルコ政府が外務次官を送る予定であると述べた。

アナトリア通信(3月8日付)などが伝えた。

AFP, March 8, 2023、Anadolu Ajansı, March 8, 2023、ANHA, March 8, 2023、al-Durar al-Shamiya, March 8, 2023、Reuters, March 8, 2023、SANA, March 8, 2023、SOHR, March 8, 2023などをもとに作成。

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フォード前在米シリア大使はシリア駐留米軍撤退への支持を表明(2023年3月8日)

ロバード・フォード前在米シリア大使は、米議会に書簡を送り、そのなかでシリア駐留米軍を180日以内に撤退させることを定めた法案の成立をめざすマット・ゲーツ下院議員(共和党)への支持を表明した。

書簡のなかで、フォード前大使は「8年以上にわたるシリアでの軍事作戦を経ても、ダーイシュ(イスラーム国)を永続的に敗北させることが何なのかの定義がない…」としたうえで、米軍の任務が実際に実現可能なのか否かを真剣に議論する義務があると表明している。

インターセプト(3月8日付)が伝えた。

AFP, March 8, 2023、ANHA, March 8, 2023、al-Durar al-Shamiya, March 8, 2023、The Intercept, March 8, 2023、Reuters, March 8, 2023、SANA, March 8, 2023、SOHR, March 8, 2023などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】北・東シリア自治局の支配下にあるラッカ県からの人道支援物資が北・東シリア自治局の支配地とトルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域を隔てるアウン・ダーダート村の通行所に到着(2023年3月8日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の支配下にあるラッカ県からの人道支援物資を積んだ貨物車輌10輌からなる車列が、北・東シリア自治局の支配地とトルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域を隔てるアウン・ダーダート村の通行所に到着した。

物資は「こちらシリア」キャンペーンを通じて集められた。

同地からの人道支援は今回が3回目。

AFP, March 8, 2023、ANHA, March 8, 2023、al-Durar al-Shamiya, March 8, 2023、Reuters, March 8, 2023、SANA, March 8, 2023、SOHR, March 8, 2023などをもとに作成。

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シリア自由軍(旧革命特殊任務軍)が、13歳の子供1人を含むルクバーン・キャンプの国内避難民3人を釈放(2023年3月8日)

シリア人権監視団によると、米軍(有志連合)が占領するタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)内で活動するシリア自由軍(旧革命特殊任務軍)が、2月末に拘束していた5人のうち、13歳の子供1人を含むルクバーン・キャンプの国内避難民(IDPs)3人を釈放した。

5人は「活動家」で、拘束中の2人のうちの1人は、ロシア、シリア政府、「イランの民兵」がキャンプを封鎖していると批判する映像を公開していた。

AFP, March 8, 2023、ANHA, March 8, 2023、al-Durar al-Shamiya, March 8, 2023、Reuters, March 8, 2023、SANA, March 8, 2023、SOHR, March 8, 2023などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機が米軍(有志連合)が占領するタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に接近し、ダーイシュのスリーパーセルが潜伏する砂漠地帯に対して重点的に爆撃を実施(2023年3月8日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルが潜伏する砂漠地帯に対して重点的に爆撃を実施した。

ロシア軍戦闘機は、米軍(有志連合)が占領するタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に接近し、爆撃を行った。

AFP, March 8, 2023、ANHA, March 8, 2023、al-Durar al-Shamiya, March 8, 2023、Reuters, March 8, 2023、SANA, March 8, 2023、SOHR, March 8, 2023などをもとに作成。

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「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるイドリブ県、ハマー県、アレッポ県を砲撃(2023年3月8日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるカフルルーマー村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるアムキーヤ町一帯を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がアターリブ市一帯のシリア軍拠点を砲撃した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下nあるハサカ市のナーミス地区でイラク人の若い男性が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

AFP, March 8, 2023、ANHA, March 8, 2023、al-Durar al-Shamiya, March 8, 2023、Reuters, March 8, 2023、SANA, March 8, 2023、SOHR, March 8, 2023などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】国連からの支援物資を積んだ貨物車輌27輌がバーブ・ハワー国境通行所を経由して、シャーム解放機構の支配地に入る(2023年3月8日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、国連からの支援物資を積んだ貨物車輌27輌が、バーブ・ハワー国境通行所を経由して、シャーム解放機構の支配地に入った。

これにより、トルコ・シリア大地震発生以降にトルコからバーブ・ハワー国境通行所を経由してシャーム解放機構の支配地に入った車輌の数は521輌、バーブ・サラーマ国境通行所、ラーイー村北の通行所、ハマーム村西の通行所(いずれもアレッポ県)を経由してトルコ占領地に入った車輌は308輌、合計で829輌となった。

AFP, March 8, 2023、ANHA, March 8, 2023、al-Durar al-Shamiya, March 8, 2023、Reuters, March 8, 2023、SANA, March 8, 2023、SOHR, March 8, 2023などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】UAE、ロシアからの支援物資の輸送、配給が続く(2023年3月8日)

アラブ首長国連邦(UAE)からの支援物資25トンを積んだ貨物輸送機がダマスカス国際空港に到着した。

https://www.facebook.com/syrianarabnews/posts/pfbid0N3kk2pR6F791oGA6Jsbew8kYmvcpzQ3VmznBUrJ15aW86kWSbg3Cn3hJTZNoR2Lyl

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ロシア当事者和解調整センターがラタキア県のハッファ市で人道支援物資や救援物資を配給した。

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SANA(3月8日付)が伝えた。

AFP, March 8, 2023、ANHA, March 8, 2023、al-Durar al-Shamiya, March 8, 2023、Reuters, March 8, 2023、SANA, March 8, 2023、SOHR, March 8, 2023などをもとに作成。

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