トルコ軍の国境警備隊の暴行を受けて死亡した若い男性1人と負傷者12人がシャーム解放機構支配下のバーブ・ハワー国境通行所の病院に搬送される(2023年3月12日)

イドリブ県では、シャーム解放機構の支配下にあるバーブ・ハワー国境通行所近くにあるバーブ・ハワー病院が、深夜12時頃に、トルコ軍の国境警備隊の暴行を受けて死亡した若い男性1人の遺体と、脚や腕を骨折した負傷者12人を収容したと発表した。

死亡したのは、ハマー県出身の国内避難民(IDPs)。

イナブ・バラディー(3月12日付)、ドゥラル・シャーミーヤ(3月12日付)などが伝えた。

AFP, March 12, 2023、ANHA, March 12, 2023、al-Durar al-Shamiya, March 12, 2023、‘Inab Baladi, March 12, 2023、Ma’bar Bab al-Hawa, March 12, 2013、Reuters, March 12, 2023、SANA, March 12, 2023、SOHR, March 12, 2023などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】シリア人権監視団はトルコ・シリア大地震発生以降にトルコからシリアに帰国したシリア人が6万3227人に達していると発表(2023年3月12日)

シリア人権監視団は、トルコ・シリア大地震発生以降にトルコからシリアに帰国したシリア人が6万3227人に達していると発表した。

トルコに在住していたシリア人は、主にアレッポ県のバーブ・サラーマ国境通行所、ジャラーブルス国境通行所、ラッカ県のタッル・アブヤド国境通行所を通って、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域に帰国しており、その数は4万5561人に達している。

また、イドリブ県のバーブ・ハワー国境通行所を経由して、シャーム解放機構の支配地などに入ったシリア人も1万7666人に達している。

6万3227人のなかには、トルコ国籍取得者2639人も含まれている。

このうち約3万7000人は、トルコ・シリア大地震に被災者としてトルコ国内の被災県で一時保護身分証の発給を受けるか、トルコ国籍保有者、約1万2000人が一時保護制度のもとで滞在を認められず、強制退去を余儀なくされた難民・移民。

4万9000人のうち、1万7000人はバーブ・ハワー国境通行所、1万1000人はジャラーブルス国境所、9万人はバーブ・サラーマ国境通行所とタッル・アブヤド国境通行所を経由してシリアに入ったという。

AFP, March 12, 2023、ANHA, March 12, 2023、al-Durar al-Shamiya, March 12, 2023、Reuters, March 12, 2023、SANA, March 12, 2023、SOHR, March 12, 2023などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県ズィーバーン町で教員らが給与引き上げや生活状況の改善を訴えて抗議デモ(2023年3月12日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイルザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるズィーバーン町で教員らが給与引き上げや生活状況の改善を訴えて抗議デモを行った。

AFP, March 12, 2023、ANHA, March 12, 2023、al-Durar al-Shamiya, March 12, 2023、Reuters, March 12, 2023、SANA, March 12, 2023、SOHR, March 12, 2023などをもとに作成。

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「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるアレッポ県西部でシリア軍の士官を狙撃し、殺害(2023年3月12日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にある第46中隊基地一帯でシリア軍の士官(少尉)を狙撃し、殺害した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるカフル・アンマ村、アターリブ市一帯を砲撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のバーラ村、カンスフラ村、フライフィル村を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるトゥッファーヒーヤ村一帯を砲撃した。

AFP, March 12, 2023、ANHA, March 12, 2023、al-Durar al-Shamiya, March 12, 2023、Reuters, March 12, 2023、SANA, March 12, 2023、SOHR, March 12, 2023などをもとに作成。

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パレスチナ人のNGO「尊厳ある暮らし」協会は、トルコ占領下の「オリーブの枝」地域に新たな入植地の建設を開始(2023年3月12日)

パレスチナ人のNGO「尊厳ある暮らし」協会は、トルコ占領下の「オリーブの枝」地域の中心都市であるアレッポ県アフリーン市西のマーラータ村にシリア各地からの国内避難民(IDPs)や反体制武装集団メンバーの家族を居住させるための入植地の建設をトルコの匿名NGOとともに開始した。

ANHA(3月12日付)が伝えた。

AFP, March 12, 2023、ANHA, March 12, 2023、al-Durar al-Shamiya, March 12, 2023、Reuters, March 12, 2023、SANA, March 12, 2023、SOHR, March 12, 2023などをもとに作成。

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シリア中央銀行は1ユーロ=7,663.68シリア・ポンドに引き下げると発表(2023年3月12日)

シリア中央銀行は、12日付の送金為替速報で、1ユーロ=7,663.68シリア・ポンドに引き下げると発表した。

https://www.facebook.com/syrianarabnews/posts/pfbid0UYCqAppqNQYYy2PDnhsb76KtykzgtejDegfdRa2brnf3qsi5iVykN8w4YBsCWd6il?__cft__[0]=AZVaFZXOGowBvDTCZmCIGUzhlCkvVFw6kCrkylieqkSTwALFvkGpvzlWYOoMp-ieRovBl62fyrjblM1tDFOTnTFCbSUJ46F336SCWhv0ETVSPfvUuougbi84v3GdL0qIBQEpNZhUwdivfN8kxaa3RScSVAaxZ_iX08XLkxOCo1TJcQMiOG12Oep7XzBWba_SAd6wUZx8Nrzzii-Oo24I24fN&__tn__=%2CO%2CP-R

SANA(3月12日付)が伝えた。

AFP, March 12, 2023、ANHA, March 12, 2023、al-Durar al-Shamiya, March 12, 2023、Reuters, March 12, 2023、SANA, March 12, 2023、SOHR, March 12, 2023などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】「祖国の負傷者」プロジェクトの合同運営委員会議長を務めるシャウワー国防副大臣は、シリア開発信託最高経営責任者、「祖国の負傷者」プロジェクトのアレッポ県支部の代表らと会談(2023年3月12日)

「祖国の負傷者」プロジェクトの合同運営委員会議長を務めるマフムード・シャウワー国防副大臣は、シリア開発信託のシャーディー・イルシー最高経営責任者、「祖国の負傷者」プロジェクトのアレッポ県支部の代表らと会談し、被災した戦傷者の支援体制などについて意見を交わした。

SANA(3月12日付)が伝えた。

AFP, March 12, 2023、ANHA, March 12, 2023、al-Durar al-Shamiya, March 12, 2023、Reuters, March 12, 2023、SANA, March 12, 2023、SOHR, March 12, 2023などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】UAE、パキスタン、ヨルダン、バーレーン、オマーン、イラクからの支援物資が陸路、空路、海路で届く(2023年3月12日)

UAE(アラブ首長国連邦)赤新月社が提供した救援物資1000トンを積んだ貨物船が、ラタキア港に到着した。

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UAEからの支援物資を積んだ貨物航空機2がそれぞれダマスカス国際空港と殉教者バースィル・アサド国際空港(ラタキア県)に到着した。

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パキスタンからの支援物資を積んだ航空機1機が殉教者バースィル・アサド国際空港に到着した。

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ヨルダン、バーレーン、オマーンからの支援物資を積んだ貨物車輌19輌がナスィーブ国境通行所(ダルアー県)を経由してシリアに入った。

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ロシア当事者和解調整センターは、エリザベス・グリンカ慈善財団とともに、ハマー国立病院に医薬品を提供した。

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イラクのイマーム・フサイン廟が募集した支援物資を積んだ貨物車輌の車列第4陣が、ブーカマール国境通行所(ダイル・ザウル県)を通過して、シリアに入り、ラタキア県に到着した。

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SANA(3月12日付)が伝えた。

AFP, March 12, 2023、ANHA, March 12, 2023、al-Durar al-Shamiya, March 12, 2023、Reuters, March 12, 2023、SANA, March 12, 2023、SOHR, March 12, 2023などをもとに作成。

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米軍がグワイラーン刑務所に収監されていたダーイシュのメンバーを占領下のタンフ国境通行所一帯地域に移送(2023年3月12日)

SANA(3月12日付)は、複数の地元筋の話として、米軍のヘリコプター複数機が、北・東シリア自治局が管理するハサカ県ハサカ市のグワイラーン刑務所に収監されていたダーイシュ(イスラーム国)のメンバーの一団を、米軍(有志連合)が占領するヒムス県のタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に移送したと伝えた。

占領国である米国が、テロリストに新たな役割を与え、シリアの居住地域、インフラ、軍施設を攻撃させることで、安定を揺るがそうする計画の一環と見られるという。

AFP, March 12, 2023、ANHA, March 12, 2023、al-Durar al-Shamiya, March 12, 2023、Reuters, March 12, 2023、SANA, March 12, 2023、SOHR, March 12, 2023などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】アサド大統領は2月6日に発生したトルコ・シリア大地震の被災者に対する特別控除を定めた2023年法令第3号を施行(2023年3月12日)

アサド大統領は2月6日に発生したトルコ・シリア大地震の被災者に対する特別控除を定めた2023年法令第3号を施行した。

法令は、2014年12月31日まで、全壊、あるいは半壊した建物、施設、店舗、住宅の再建や復旧作業にかかる税金、費用、認可手数料などを免除することなどが規程されている。

SANA(3月12日付)が伝えた。

AFP, March 12, 2023、ANHA, March 12, 2023、al-Durar al-Shamiya, March 12, 2023、Reuters, March 12, 2023、SANA, March 12, 2023、SOHR, March 12, 2023などをもとに作成。

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イスラエルがレバノン北部からタルトゥース県とハマー県の農村地帯をミサイル攻撃(2023年3月12日)

シリア軍は報道声明を出し、12日午前7時15分頃、イスラエル軍がレバノン北部方面からタルトゥース県とハマー県の農村地帯の複数ヵ所に対してミサイルを連射、シリア軍防空部隊が迎撃、多数のミサイルを撃破した、と発表した。

声明によると、この攻撃によって、シリア軍兵士3人が負傷、若干の物的損害が出た。

SANA(3月12日付)が伝えた。


 

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ロシア当事者和解調整センターのオレグ・エゴロフ副センター長は、これに関して、12日の午前7時14分から23分にかけて、イスラエル軍のF-16戦術戦闘機2機がレバノン北部からミサイル攻撃を行い、研究センターの建物に損害を与え、3人が死亡したと発表した。

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シリア人権監視団が複数筋から得た情報によると、ミサイル攻撃を受けたのはヒムス県ミスヤーフ市西のワーディー・ウユーン村に至る街道一帯(ミスヤーフ市ハイル・アッバース地区)。

同地には「イランの民兵」の拠点や科学研究センター(防衛工場)などがあり、「イランの民兵」の武器弾薬庫1棟と防空部隊の陣地1ヵ所が破壊され、シリア軍の士官(少佐)を含む3人が死亡、2人が負傷したという。

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『イェディオト・アハロノト』(3月10日付)は、ミサイル攻撃がミスヤーフ市近郊にある防空工場の精密ミサイル開発センターを狙ったものだと伝えた。




AFP, March 12, 2023、ANHA, March 12, 2023、al-Durar al-Shamiya, March 12, 2023、Reuters, March 12, 2023、RIA Novosti, March 12, 2023、SANA, March 12, 2023、SOHR, March 12, 2023、Ynet News, March 12, 2023などをもとに作成。

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