シリア軍がイドリブ県アーフィス村一帯でシャーム解放機構の軍用車1台を自爆型ドローン4機で攻撃する一方、シャーム解放機構の砲撃でシリア軍兵士1人死亡(2024年5月12日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるアーフィス村一帯で軍用車1台を自爆型無人航空機(ドローン)4機で攻撃、これにより同機構のメンバー3人が負傷した。

一方、シャーム解放機構はルワイハ村一帯、ファターティラ村一帯を砲撃、ファターティラ村一帯ではシリア軍兵士1人が死亡した。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が11日深夜から12日未明にかけて、シャーム解放機構の支配下にあるカフル・タアール村をミサイルで攻撃した。

AFP, May 12, 2024、ANHA, May 12, 2024、‘Inab Baladi, May 12, 2024、Reuters, May 12, 2024、SANA, May 12, 2024、SOHR, May 12, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県トゥウーム村、アリーハー市、イドリブ市でジャウラーニー指導者の打倒、逮捕者の即時釈放を訴える抗議デモ(2024年5月12日)

イドリブ県では、テレグラムの「シリア革命の咆哮者たち」(https://t.me/s/mzmgr_syria)、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の支配下にあるトゥウーム村、アリーハー市、イドリブ市で夜間、アブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者の打倒、逮捕者の即時釈放を訴える抗議デモが行われた。



また、イドリブ市の軍事法廷の内外でも抗議の座り込みが行われたが、シャーム解放機構の治安要員(総合治安機関)によって強制排除された。

AFP, May 12, 2024、ANHA, May 12, 2024、‘Inab Baladi, May 12, 2024、Reuters, May 12, 2024、SANA, May 12, 2024、SOHR, May 12, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

スワイダー市のサイル広場(カラーマ広場)で、活動家らが抗議デモを行い、自由、体制打倒、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放を要求(2024年5月12日)

スワイダー県では、スワイダー24(5月12日付)によると、スワイダー市のサイル広場(カラーマ広場)で、活動家らが抗議デモを行い、自由、体制打倒、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放を要求した。

AFP, May 12, 2024、ANHA, May 12, 2024、‘Inab Baladi, May 12, 2024、Reuters, May 12, 2024、SANA, May 12, 2024、SOHR, May 12, 2024、Suwayda 24, May 12, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍がアレッポ県タッル・リフアト市近郊のヒルバト・シャッアール村を砲撃(2024年5月12日)

アレッポ県では、ANHA(5月12日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のヒルバト・シャッアール村を砲撃した。

AFP, May 12, 2024、ANHA, May 12, 2024、‘Inab Baladi, May 12, 2024、Reuters, May 12, 2024、SANA, May 12, 2024、SOHR, May 12, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

10日のダイル・ザウル県シュハイル村のシリア民主軍陣地(検問所)へのダーイシュの攻撃を受けて、シリア民主軍が治安強化措置を講じる(2024年5月12日)

ダイル・ザウル県では、10日のシュハイル村でのダーイシュ(イスラーム国)による人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の陣地(検問所)への攻撃で兵士10人が死傷した事件を受けて、シリア民主軍が検問所の増設、パトロール強化、ユーフラテス川河畔への部隊展開などの治安措置を講じた。

ANHA(5月12日付)が伝えた。

AFP, May 12, 2024、ANHA, May 12, 2024、‘Inab Baladi, May 12, 2024、Reuters, May 12, 2024、SANA, May 12, 2024、SOHR, May 12, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アサド大統領はWHOのバルヒー東地中海地域事務局長(サウジアラビア人)と会談(2024年5月12日)

アサド大統領はシリアを訪問した世界保健機関(WHO)のハナーン・バルヒー東地中海地域事務局長(RD、2024年1月就任、サウジアラビア人)と会談し、シリアにおけるWHOの活動、シリアとの協力分野、保健分野の現状やニーズの正確なニーズに基づいた協力分野の戦略レベルへの引き上げなどについて意見を交わした。

バルヒー地域局長はまた、ファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣とも個別に会談した。

ハルビー地域局長はさらに、ダマスカス郊外県ハラスター市にあるハラスター国立病院で病院情報管理システムを視察した。

視察には、ハサン・ガッバーシュ保健大臣が同行した。

SANA(5月12日付)が伝えた。

AFP, May 12, 2024、ANHA, May 12, 2024、‘Inab Baladi, May 12, 2024、Reuters, May 12, 2024、SANA, May 12, 2024、SOHR, May 12, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アサド大統領はダイル・ザウル県、ダマスカス郊外県、ハマー県、スワイダー県の知事を任命(2024年5月12日)

アサド大統領は2024年政令第101号を施行し、ムウタッズ・タイスィール・カッターン氏をダイル・ザウル県知事に、アフマド・イブラーヒーム・ハリール氏をダマスカス郊外県知事に、マアン・スブヒー・アッブード氏をハマー県知事に任命した。

また、2024年政令第102号も施行、バッサーム・マムドゥーフ・バールスィーク・スワイダー県知事を解任し、アクラム・アリー・ムハンマド氏を後任の知事に任命した。

SANA(5月12日付)が伝えた。

AFP, May 12, 2024、ANHA, May 12, 2024、‘Inab Baladi, May 12, 2024、Reuters, May 12, 2024、SANA, May 12, 2024、SOHR, May 12, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イラク・イスラーム抵抗はイスラエルのラモン空軍基地をアルカブ弾道ミサイル1発で攻撃したと発表(2024年5月11日)

イラク・イスラーム抵抗は午前3時00分、テレグラムのアカウント(https://t.me/ElamAlmoqawama)を通じて声明を出し、ガザ地区に対するイスラエルの攻撃への報復として、ラモン空軍基地をアルカブ弾道ミサイル1発で攻撃したと発表した。

AFP, May 11, 2024、ANHA, May 11, 2024、‘Inab Baladi, May 11, 2024、Reuters, May 11, 2024、SANA, May 11, 2024、SOHR, May 11, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗はイスラエル北部(および占領下レバノン南部)を9回攻撃(2024年5月11日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、5月11日の戦果について以下の通り発表した。

東部地区

午前1時15分、ティールハルファー村などに対する攻撃への報復として、イスラエル軍が配置されているメトゥラ町の建物1棟を攻撃し、直接の損害を与える。

午後3時15分、占領下カフル・シューバー丘陵地帯のサンマーカ陣地を攻撃し、直接の損害を与える。

午後3時40分、占領下シャブアー農場のルワイサト・カルン陣地をロケット弾複数発で攻撃し、直接の損害を与える。

午後7時00分、バイト・ハラル基地と最新鋭のアイアン・ドーム防空システムのミサイル発射台複数基を自爆型無人航空機(ドローン)複数機で攻撃し、発射台の一部を完全に破壊。

午後7時20分、バイト・ハラル基地と最新鋭のアイアン・ドーム防空システムのミサイル発射台複数基を再び自爆型ドローン複数機で攻撃、イスラエル軍のF-16戦闘機が迎撃を試みたが、迎撃は失敗に終わる。

午後11時40分、マルジュ陣地を砲撃し、直接の損害を与える。

西部地区

午前7時10分、ラーミヤー陣地の塹壕、要塞などをロケット弾と迫撃砲で攻撃し、直接の損害を与える。

午前8時20分、ジャル・アラーム陣地に設置されている最新鋭のスパイ設備を攻撃し、直接の損害を与える。

午前10時00分、ラーミヤー陣地を砲撃。

**

イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて以下の通り発表した。

午後10時53分、2機の無人航空機(UAV)がレバノン領からベイト・ヒレル入植地地域に飛来、負傷者はなかった。イスラエル軍ジェット戦闘機複数機が本日早く、アムラ村地域にあるヒズブッラーの軍事施設1ヵ所を攻撃。イスラエル軍は前日、多連装ミサイルによりレバノン領内で2機のUAVを撃破した。


AFP, May 11, 2024、ANHA, May 11, 2024、‘Inab Baladi, May 11, 2024、Qanat al-Manar, May 11, 2024、Reuters, May 11, 2024、SANA, May 11, 2024、SOHR, May 11, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ占領下の「オリーブの枝」地域の中心都市アフリーン市で、トルコ当局がロシアを後ろ盾とするニジェールの軍事政権を支援するためにシリア国民軍を「傭兵」として派遣していることに抗議するデモ(2024年5月11日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下の「オリーブの枝」地域の中心都市アフリーン市で、ハマー県出身の住民(国内避難民(IDPs))ら数十人が、トルコ当局によるシリア国民軍のニジェールへの派遣に抗議するデモを行った。

トルコ当局が「傭兵」としてニジェールに派遣しているシリア国民軍の戦闘員は、昨年7月の軍事クーデタを主導したアブドゥラハマネ・チアニ・ニジェール祖国救済国家評議会議長(就任時准将)の政権を支援している。

デモ参加者は、ロシアの後ろ盾を受けているチアニ政権を支援することに抗議の意を示した。

AFP, May 11, 2024、ANHA, May 11, 2024、‘Inab Baladi, May 11, 2024、Reuters, May 11, 2024、SANA, May 11, 2024、SOHR, May 11, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

「決戦」作戦司令室がイドリブ県ルワイハ村一帯を砲撃、シリア軍士官1人が負傷(2024年5月11日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がザーウィヤ山地方のルワイハ村一帯を砲撃、シリア軍士官1人が負傷した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

AFP, May 11, 2024、ANHA, May 11, 2024、‘Inab Baladi, May 11, 2024、Reuters, May 11, 2024、SANA, May 11, 2024、SOHR, May 11, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県カラーマ国内避難民(IDPs)キャンプ群で、アブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者の打倒、逮捕者の即時釈放を訴える抗議デモ(2024年5月11日)

イドリブ県では、テレグラムの「シリア革命の咆哮者たち」(https://t.me/s/mzmgr_syria)によると、シャーム解放機構の支配下にあるカラーマ国内避難民(IDPs)キャンプ群で、アブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者の打倒、逮捕者の即時釈放を訴える抗議デモが行われた。

AFP, May 11, 2024、ANHA, May 11, 2024、‘Inab Baladi, May 11, 2024、Reuters, May 11, 2024、SANA, May 11, 2024、SOHR, May 11, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダルアー県のシャジャラ町とサフム・ジャウラーン村を結ぶ街道で軍用車輌の通過に合わせて、道路に仕掛けられていた爆弾が爆発、軍事情報局の兵士1人が死亡、2人が負傷(2024年5月11日)

スワイダー県では、スワイダー24(5月11日付)によると、スワイダー市のサイル広場(カラーマ広場)で、活動家らが抗議デモを行い、自由、体制打倒、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放を要求した。

**

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シャジャラ町とサフム・ジャウラーン村を結ぶ街道で軍用車輌の通過に合わせて、道路に仕掛けられていた爆弾が爆発、軍事情報局の兵士1人が死亡、2人が負傷した。

AFP, May 11, 2024、ANHA, May 11, 2024、‘Inab Baladi, May 11, 2024、Reuters, May 11, 2024、SANA, May 11, 2024、SOHR, May 11, 2024、、Suwayda 24, May 11, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

北・東シリア地域民主自治局の高等選挙委員会は声明第57号を出し、5月30日に投票を予定していた自治体選挙を6月11日に延期すると発表(2024年5月11日)

北・東シリア地域民主自治局の高等選挙委員会は声明第57号を出し、5月30日に投票を予定していた自治体選挙を6月11日に延期すると発表した。

声明によると、延期は選挙プロセスをより完全に成功させるためだという。

ANHA(5月11日付)が伝えた。

AFP, May 11, 2024、ANHA, May 11, 2024、‘Inab Baladi, May 11, 2024、Reuters, May 11, 2024、SANA, May 11, 2024、SOHR, May 11, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アサド大統領は2024年政令第99号を施行し、7月15日に第4期人民議会選挙の投票を実施すると定める(2024年5月11日)

アサド大統領は2024年政令第99号を施行し、7月15日に第4期人民議会選挙の投票を実施すると定めた。

また、同政令により、各選挙区の議席配分を以下の通り決定した。

選挙区(県) 議席数         A部門(労働者・農民代表) B部門(その他の人民諸組織代表)
ダマスカス県 29 10 19
ダマスカス郊外県 19 10 9
アレッポ市 20 7 13
アレッポ県諸郡 32 17 15
ヒムス県 23 11 12
ハマー県 22 13 9
ラタキア県 17 9 8
イドリブ県 18 12 6
タルトゥース県 13 6 7
ラッカ県 8 4 4
ダイル・ザウル県 14 8 6
ハサカ県 14 8 6
ダルアー県 10 5 5
スワイダー県 6 4 2
クナイトラ県 5 3 2
合計 250 127 123

SANA(5月11日付)が伝えた。

AFP, May 11, 2024、ANHA, May 11, 2024、‘Inab Baladi, May 11, 2024、Reuters, May 11, 2024、SANA, May 11, 2024、SOHR, May 11, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア政府の支配下にあるイドリブ県サラーキブ市とシャーム解放機構の支配下にあるタルナバ村を結ぶM4高速道路上の通行所が受験・就学希望者受け入れのために開放(2024年5月11日)

イドリブ県では、SANA(5月11日付)によると、シリア政府の支配下にあるサラーキブ市とシャーム解放機構の支配下にあるタルナバ村を結ぶM4高速道路上に設置されている通行所が開放された。

通行所の開放は、シャーム解放機構の支配地からシリア政府支配地での受験と就学を希望する初等教育と中等教育の修了者を受け入れるため。

サーイル・サルハブ県知事は9日にシャームFMに対して通行所が開放されていると述べていた。

AFP, May 11, 2024、ANHA, May 11, 2024、‘Inab Baladi, May 11, 2024、Reuters, May 11, 2024、SANA, May 11, 2024、SOHR, May 11, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア開発信託とUAE赤新月社は、シリアでの紛争やトルコ・シリア大地震で被害を受けたシリアの地元コミュニティのエンパワーメントを目的として、人道分野における5年間の協力協定を締結(2024年5月11日)

シリア開発信託とアラブ首長国連邦(UAE)赤新月社は、シリアでの紛争や2023年2月6日のトルコ・シリア大地震で被害を受けたシリアの地元コミュニティのエンパワーメントを目的として、人道分野における5年間の協力協定を締結した。

SANA(5月11日付)が伝えた。

AFP, May 11, 2024、ANHA, May 11, 2024、‘Inab Baladi, May 11, 2024、Reuters, May 11, 2024、SANA, May 11, 2024、SOHR, May 11, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア当事者和解調整センターは米主導の有志連合による「非紛争議定書」違反を6件、55キロ地帯への侵犯を10件確認したと発表(2024年5月10日)

ロシア当事者和解調整センターのユーリ・ポポフ副センター長は、過去24時間にシリア領空での偶発的衝突を回避するために米国とロシアが2019年12月9日に交わした「非紛争議定書」への米主導の有志連合所属の無人航空機(ドローン)による違反を6件確認したと発表した。

ポポフ副センター長はまた、米国が違法に占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で、F-15戦闘機3機、A-10サンダーボルト攻撃機1機による領空侵犯を10件確認したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(5月10日付)が伝えた。

RIA Novosti, May 10, 2024をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イラク・イスラーム抵抗はイスラエルのエイラート市の重要標的と陣地をドローンで攻撃したと発表(2024年5月10日)

イラク・イスラーム抵抗は午前3時00分、テレグラムのアカウント(https://t.me/ElamAlmoqawama)を通じて声明を出し、ガザ地区に対するイスラエルの攻撃への報復として、イスラエルのエイラート市の重要標的1ヵ所を無人航空機(ドローン)で攻撃したと発表した。

また、午後3時17分にも声明を出し、エイラート市のイスラエル軍陣地1ヵ所をドローンで攻撃したと発表した。

AFP, May 10, 2024、ANHA, May 10, 2024、‘Inab Baladi, May 10, 2024、Reuters, May 10, 2024、SANA, May 10, 2024、SOHR, May 10, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イスラエル軍がレバノン南部のティールハルファー村をドローン攻撃し、民間防衛隊員1人と通信技術者1人を殺害(2024年5月10日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、5月10日の戦果について以下の通り発表した。

東部地区

午後1時00分、ミスカヴ・アム(キブツ)にある最新鋭スパイ設備を攻撃し、これを破壊。

午後5時11分、レバノン南部に対する攻撃への報復として、占領下カフル・シューバー丘陵地帯のサンマーカ陣地をロケット弾複数発で攻撃し、直接の損害を与える。

(時間不明)同じく報復として、エフタ入植地をロケット弾とファラク1ロケット弾攻撃。

(時間不明)ティールハルファー村などに対する攻撃への報復として、キリヤット・シュモナ入植地をカチューシャ砲複数発で攻撃。

西部地区

午前0時50分、マルキヤ入植地のイスラエル軍部隊と車輛を砲撃し、確実な損害を与える。

午後5時00分、ヒルバト・マーイル基地とその砲台複数ヵ所をカチューシャ砲複数発で攻撃。

午後6時30分、ヒルバト・マーイル基地をカチューシャ砲複数発で再び攻撃。

**

レバノン・イスラーム抵抗はまた、戦闘員2人と民間防衛隊隊員1人が死亡したと発表した。



 

**

ナハールネット(5月10日付)などによると、イスラエル軍によるティールハルファー村への無人航空機(ドローン)での攻撃で、民間防衛隊の隊員1人とメンテナンス作業中の通信技術者1人が死亡した。

**

イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて以下の通り発表した。

午前1時16分、イスラエル軍ジェット戦闘機複数機が先ほど、カフルカラー村、アルマー・シャアブ村地域にあるヒズブッラーの軍事施設、テロ・インフラを攻撃。

午後3時29分、イスラエル軍が数時間前、ヤールーン村にある軍事施設で活動するヒズブッラーのテロリスト2人を攻撃。イスラエル軍ジェット戦闘機複数機は本日早く、カフルカラー村にあるヒズブッラーのテロ・インフラを攻撃。さらに、ブライダー村地域の軍事施設1ヵ所も攻撃。

午後9時23分、イスラエル軍が先ほど、ウダイサ村、ヒヤーム村、ラッブ・サラースィーン村、ダイル・スィルヤーン村、アイター・シャアブ村、ムハイビーブ村地域にあるテロ標的への攻撃を完了、これによりヒズブッラーの軍事施設5ヵ所、砲台などを破壊。

AFP, May 10, 2024、ANHA, May 10, 2024、‘Inab Baladi, May 10, 2024、Naharnet, May 10, 2024、Qanat al-Manar, May 10, 2024、Reuters, May 10, 2024、SANA, May 10, 2024、SOHR, May 10, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダイル・ザウル県で「イランの民兵」の統合に向けた試み:バッカーラ部族のバシール氏らを司令官とする「ハーシミーイーン中隊」設立に向けた動き(2024年5月10日)

シリア人権監視団は、複数筋から得た情報だとして、ダイル・ザウル県で「イランの民兵」の統合に向けた取り組みが行われいると発表した。

同筋によると、この取り組みを主導しているのは、「ハーッジ・ムスタファー」を名乗るイラン人と「技師(ムハンディス)」として知られる「アブー・アッバース」を名乗る人物、「ハーシミーイーン中隊」の名で「イランの民兵」を統合し、バッカーラ部族のライス・ナウワーフ・バシール氏とバラー・ヤースィーン・マアユーフ氏に指揮権を委ねようとしているという。

「ハーシミーイーン中隊」の司令官には月額250米ドル、各部隊の司令官には150ドル、戦闘員には100ドルが報酬として支払われる見込みだという。

AFP, May 10, 2024、ANHA, May 10, 2024、‘Inab Baladi, May 10, 2024、Reuters, May 10, 2024、SANA, May 10, 2024、SOHR, May 10, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

スワイダー市でシリア軍がダーイシュのスリーパーセルのアジトを強襲、メンバー1人を殺害、1人を拘束(2024年5月10日)

スワイダー県では、ラジオ・テレビ公社、シリア人権監視団によると、シリア軍がスワイダー市のマンスール地区の検問所近くでダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルのアジトを強襲し、地元出身のメンバー1人を殺害、ダマスカス郊外県東具多地方出身の1人を拘束、さらに武器、弾薬、爆発物などを発見、これを押収した。


AFP, May 10, 2024、ANHA, May 10, 2024、‘Inab Baladi, May 10, 2024、Reuters, May 10, 2024、SANA, May 10, 2024、SOHR, May 10, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域内のアレッポ県シャイフ・ナースィル村が砲撃を受け、2人負傷(2024年5月10日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域内のシャイフ・ナースィル村にシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配地から砲撃があり、男性1人と子供1人が負傷した。

AFP, May 10, 2024、ANHA, May 10, 2024、‘Inab Baladi, May 10, 2024、Reuters, May 10, 2024、SANA, May 10, 2024、SOHR, May 10, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県とアレッポ県の各所でジャウラーニー指導者の打倒、逮捕者の即時釈放を訴える抗議デモ(2024年5月10日)

イドリブ県では、テレグラムの「シリア革命の咆哮者たち」(https://t.me/s/mzmgr_syria)、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の支配下にあるマアッラトミスリーン市、ビンニシュ市、ハザーヌー町、アルマナーズ市、イドリブ市、ジスル・シュグール市、マシュハド・ルーヒーン村の国内避難民(IDPs)キャンプ群、アティマ村IDPsキャンプ群、カフルタハーリーム町、アイン・ハムラー村、アウラム・ジャウズ村、サルキーン市、タッルアーダ村、タフタナーズ市で、アブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者の打倒、逮捕者の即時釈放を訴える抗議デモが行われた。













このうち、マシュハド・ルーヒーン村では、デモ参加者がシャーム解放機構の総合治安機関の暴行を受けた。

またアレッポ県のダーラト・イッザ市でも同様のデモが行われた。

AFP, May 10, 2024、ANHA, May 10, 2024、‘Inab Baladi, May 10, 2024、Reuters, May 10, 2024、SANA, May 10, 2024、SOHR, May 10, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

スワイダー市のサイル広場(カラーマ広場)で、活動家らが抗議デモを行い、自由、体制打倒、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放を要求(2024年5月10日)

スワイダー県では、スワイダー24(5月10日付)、シリア人権監視団によると、スワイダー市のサイル広場(カラーマ広場)で、活動家らが抗議デモを行い、自由、体制打倒、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放を要求した。

デモには数百人が参加した。



AFP, May 10, 2024、ANHA, May 10, 2024、‘Inab Baladi, May 10, 2024、Reuters, May 10, 2024、SANA, May 10, 2024、SOHR, May 10, 2024,、Suwayda 24, May 10, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダイル・ザウル県シュハイル村でダーイシュが自爆攻撃、シリア民主軍10人を殺傷、これと前後してシリア軍、「イランの民兵」とシリア軍が交戦(2024年5月10日)

ダイル・ザウル県では、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍広報センターの発表によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるシュハイル村で、ダーイシュ(イスラーム国)が爆弾を仕掛けた車でシリア民主軍の陣地に自爆攻撃を行い、これによりシリア民主軍の兵士3人が死亡、7人が負傷した。

また、シリア民主軍広報センターの発表によると、ダーイシュの攻撃を受けたシリア民主軍兵士の救出に当たっていた兵士らに対して、「シリア体制」の傭兵がユーフラテス川東岸から攻撃、兵士1人が死亡した。

ANHA(5月10日付)が伝えた。

シリア人権監視団によると、20日に負傷していた1人が死亡した。

**

一方、シリア人権監視団によると、シリア軍、「イランの民兵」は、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるハワーイジュ・ズィーバーン村を砲撃、民家に砲弾多数が着弾した。

これに対して、シリア民主軍も、シリア政府支配下のマヤーディーン市を砲撃し、コルニーシュ通りに砲弾多数が着弾し、民間人3人が負傷した。

AFP, May 10, 2024、ANHA, May 10, 2024、‘Inab Baladi, May 10, 2024、Reuters, May 10, 2024、SANA, May 10, 2024、SOHR, May 10, 2024、May 11, 2024、May 20, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア民主軍総司令部、シリア民主評議会、北・東シリア地域民主自治局が合同会合(2024年5月10日)

人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍総司令部、同軍の政治部門であるシリア民主評議会、北・東シリア地域民主自治局は合同会合を開き、シリア危機の政治的解決に向けた北・東シリア地域における政策や戦略、同地域の治安・安全保障や安定、開発や反映の方途などについて意見を交わした。

会合参加者は以下の通り。

シリア民主評議会:ライラー・カッラマーン共同議長、マフムード・ムサッラト共同議長、ジャンダー・ムハンマド共同副議長、ガッサーン・ユースフ共同副議長、アリー・ラフムーン共同副議長、ハサン・ムハンマド・アリー渉外局共同議長、アブドゥルカーディル・ムワッハド顧問局員
シリア民主軍:マズルーフ・アブディー総司令官、バンダル・フマイディー・ダッハーム・さなーディード軍司令官、アブー・ウマル・イドリビー北部民主軍団司令官、アミーラ・ムハンマド・ユーフラテス地区評議会司令官、ルーフラート・ムハンマド総司令部メンバー

北・東シリア地域民主自治局:アフィーン・スワイド執行評議会共同議長、フサイン・ウスマーン執行評議会共同議長、ハムダーン・アブド執行評議会共同副議長、イルハーム・アフマド渉外局共同議長

ANHA(5月10日付)が伝えた。

AFP, May 10, 2024、ANHA, May 10, 2024、‘Inab Baladi, May 10, 2024、Reuters, May 10, 2024、SANA, May 10, 2024、SOHR, May 10, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

北・東シリア地域民主自治局の高等選挙委員会がジャズィーラ地区の選挙委員会と会合を開き、自治体選挙の仕組みや実施方法などについて説明(2024年5月10日)

北・東シリア地域民主自治局の高等選挙委員会がジャズィーラ地区の選挙委員会と会合を開き、自治体選挙の仕組みや実施方法などについて説明を行った。

ANHA(5月10日付)が伝えた。

AFP, May 10, 2024、ANHA, May 10, 2024、‘Inab Baladi, May 10, 2024、Reuters, May 10, 2024、SANA, May 10, 2024、SOHR, May 10, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イラクのアアラジー国家安全保障評議会顧問は60ヵ国に対して、ダーイシュ・メンバーの家族が収容されているフール・キャンプから自国民を送還するよう要請(2024年5月10日)

イラクのカースィム・アアラジー国家安全保障評議会顧問は、X(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/qassimalaraji/)で、60ヵ国に対して、ダーイシュ(イスラーム国)のメンバーの家族が収容されている北・東シリア地域民主自治局管理下のフール・キャンプ(シリアのハサカ県)から自国民を送還するよう要請した。

< blockquote class=”twitter-tweet”>

في مخيم الهول توجد عوائل الدواعش ل 60 دولة وبعد جهود العراق المستمرة بدأت 24 دوله بعملية سحب لرعاياها ومنها روسيا التي سحبت مؤخراً (32 ) طفل ( 12 فتاة و20 فتى ) تتراوح اعمارهم من ( 5 – 17 سنة ) بالوقت الذي نشكر موقف الحكومة الروسية نطالب الدول بسحب رعاياها تمهيداً لغلقه .

— قاسم الاعرجي (@qassimalaraji) May 10, 2024

AFP, May 10, 2024、ANHA, May 10, 2024、‘Inab Baladi, May 10, 2024、Reuters, May 10, 2024、SANA, May 10, 2024、SOHR, May 10, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イドリブ県、アレッポ県でのシリア軍とシャーム解放機構の戦闘でシリア軍兵士2人と子供1人が死亡(2024年5月10日)

イドリブ県では、ヤウムTV(5月10日付)によると、シャーム解放機構がシリア政府の支配下にあるサラーキブ市一帯に展開するシリア軍部隊を砲撃、これにより兵士2人が死亡した。

**

アレッポ県では、ヤウムTV(5月10日付)、シリア人権監視団によると、シリア軍とシャーム解放機構が第46中隊基地一帯で激しく交戦した。

また、シリア軍はシャーム解放機構の支配下にあるカフル・アンマ村一帯を砲撃、これにより13歳の子供1人が死亡した。

AFP, May 10, 2024、ANHA, May 10, 2024、‘Inab Baladi, May 10, 2024、Reuters, May 10, 2024、SANA, May 10, 2024、SOHR, May 10, 2024、al-Yawm TV, May 10, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.