アサド大統領はイード・アル=アドハーの集団礼拝に参加後、妻のアスマー夫人の病状について語る(2024年6月16日)

アサド大統領は、首都ダマスカスのラウダ・モスクを訪れ、イード・アル=アドハーの集団礼拝に参加した。










 

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集団礼拝は、シャイフ・アフマド・カフタルー複合施設のムハンマド・シャリーフ・サウワーフ博士が導師・説教師を務め、アサド大統領のほか、ムハンマド・アブドゥッサッタール・サイイド宗教関係大臣、政府、バアス党の関係者、イスラーム教法曹界幹部、市民らが参加した。

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アサド大統領は礼拝後に、急性骨髄性白血病と診断され、治療中のアスマー・アフラス夫人の健康状態について、ムハンマド・タウフィーク・ラマダーン・ブーティー師に訊かれ、イスラーム教の法曹関係者の前で次のように答えた。

彼女(アスマー夫人)の精神は崇高なものだ。シリアの人々からの呼びかけは、我々家族みなに大きな影響を与えている。我々はみな、病人の精神が治療の基礎をなしていることを知っている。

診断が下されたとき、彼女はこう言った。「1人の人間としていつも疑問を抱きます。前回と今(の病気)の背後にある世界の主の知恵とは何なのでしょう?」と。
難病を患い、その治療が困難であること、それを彼女は最初に思い浮かべた。だが、戦時中のシリアの家族に目を向けると、数段困難な状況にあった人たちがいた。

背後には、他人、つまり病気、死別、貧困、あるいはそれ以外の問題であれ、過去数年にわたって苦しんできたシリアの家族の気持ちを感じるという知恵があるのだろう。

我々が知り得ない知恵の何たるかが分かる具体的な側面もあることもある。その一側面として、バランスのとれた人はおそらく、他人のことを自然に感じ取り、他人に同情を向けるものだ。だが、災難が襲われることで、人はより深く同情するものだ。

(シリアの人々の呼びかけは)家族にとっても、彼女個人のレベルにおいても貴重なものだ。数十万の人々に恩返しをするのは難しい。とは家、人々のために昼夜を問わず働くことが、人としてできる唯一のことだ。

家族がこうした困難状況にあるなかでも美しい点は、我々が順守すべき社会のありようが常に示されることだ…。運命と天命を信じるものは、「アッラーに讃えあれ」と言うことだろう。

 

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SANA(6月15日付)などが伝えた。

AFP, June 16, 2024、ANHA, June 16, 2024、‘Inab Baladi, June 16, 2024、Reuters, June 16, 2024、SANA, June 16, 2024、SOHR, June 16, 2024などをもとに作成。

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アサド大統領はアラブ諸国、イスラーム諸国の首脳らとイード・アル=アドハーの祝電を交わす(2024年6月16日)

アサド大統領は、アラブ諸国、イスラーム諸国の首脳らとイード・アル=アドハーの祝電を交わした。

アサド大統領が祝辞を交わした首脳らは以下の通り。

イラクのアブドゥッラティーフ・ラシード大統領、バーレーンのハマド・ビン・イーサー・ビン・サルマーン・アール・ハリーファ国王、オマーンのハイサム・ビン・ターリク国王、エジプトのアブドゥルファッターフ・スィースィー大統領、アルジェリアのアブドゥルマジード・タブーン大統領、ヨルダンのアブドゥッラー2世国王、パレスチナのマフムード・アッバース大統領、ソマリアのハサン・シャイフ・マフムード大統領、スーダーンのアブドゥルファッターフ・ブルハーン主権評議会議長、バングラデシュのモハンマド・シャハブッディン大統領、ガイアナのイルファーン・アリ大統領、レバノンのナジューブ・ミーカーティー暫定首相、バーレーンのサルマーン・ビン・ハマド・アール・ハリーファ皇太子兼首相、ガイアナのバラット・ジャグデオ副大統領、アラブ連盟のアフマド・アブー・ガイト事務総長。

SANA(6月15日付)が伝えた。

AFP, June 16, 2024、ANHA, June 16, 2024、‘Inab Baladi, June 16, 2024、Reuters, June 16, 2024、SANA, June 16, 2024、SOHR, June 16, 2024などをもとに作成。

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アサド大統領は軍武装部隊の将兵にイード・アル=アドハーの祝辞(2024年6月16日)

アサド大統領は、国防省のフェイスブック公式アカウント(https://www.facebook.com/mod.gov.sy/)を通じて、軍武装部隊の将兵に対してイード・アル=アドハーの祝辞を送った。

 

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アリー・イマード・アッバース国防大臣(兼軍武装部隊副司令官)はアサド大統領(軍武装部隊総司令官、大将)の指示を受けて前線を視察、将兵らに対してイード・アル=アドハーの祝辞を述べた。

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SANA(6月15日付)が伝えた。

AFP, June 16, 2024、ANHA, June 16, 2024、‘Inab Baladi, June 16, 2024、Reuters, June 16, 2024、SANA, June 16, 2024、SOHR, June 16, 2024などをもとに作成。

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米中央軍(CENTCOM)はフーシー派が現地時間のパラオ船籍でウクライナ所有、ポーランド運航のばら積み貨物船M/Vバーベナを攻撃、乗組員が船を放棄する旨の遭難信号を発したと発表(2024年6月16日)

米中央軍(CENTCOM)は午前0時15分にX(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/CENTCOM/)を通じて声明を出し、フーシー派が現地時間の6月13日、パラオ船籍でウクライナ所有、ポーランド運航のばら積み貨物船M/Vバーベナに対して2回のミサイル攻撃を行い、16日午後1時45分頃、乗組員は船を放棄する旨の遭難信号を発したと発表した。

AFP, June 16, 2024、ANHA, June 16, 2024、‘Inab Baladi, June 16, 2024、Reuters, June 16, 2024、SANA, June 16, 2024、SOHR, June 16, 2024などをもとに作成。

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イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)は紅海で米軍艦船と貨物船2隻を攻撃したと発表(2024年6月16日)

イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)のヤフヤー・サリーア報道官は午後9時51分、X(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/army21ye)を通じて声明を出し、紅海で米軍の艦船に対して多数の弾道ミサイルで攻撃、また貨物船キャプテン・パリスを多数の対艦ミサイルで攻撃、アラビア海でハッピー・コンドーを無人航空機複数機で攻撃したと発表した。

AFP, June 16, 2024、ANHA, June 16, 2024、‘Inab Baladi, June 16, 2024、Reuters, June 16, 2024、SANA, June 16, 2024、SOHR, June 16, 2024などをもとに作成。

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イスラエル軍はレバノン南部の複数ヵ所を爆撃・砲撃したと発表(2024年6月16日)

イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて以下の通り発表した。

午後2時55分、多連装ミサイルが先ほど、レバノン南部からの不審な航空標的1つを迎撃、またジェット戦闘機複数機がヤールーン村地域にあるヒズブッラーの軍事施設1ヵ所を攻撃、アムラ村地域を砲撃し、脅威を排除。

午後10時29分、ジェット戦闘機複数機が今晩早く、シャクラー村、タイバ村、ムハイビーブ村、カフルカラー村地域にあるヒズブッラーのテロ・インフラ、軍事施設などを攻撃。

AFP, June 16, 2024、ANHA, June 16, 2024、‘Inab Baladi, June 16, 2024、Reuters, June 16, 2024、SANA, June 16, 2024、SOHR, June 16, 2024などをもとに作成。

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ハサカ県タッル・タムル町近郊のムフタッラ村近郊でシリア民主軍と国防隊に属するバドル殉教者旅団が砲撃戦(2024年6月16日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町近郊のムフタッラ村近郊で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の部隊と、国防隊に属するバドル殉教者旅団が砲撃戦を行った。

AFP, June 16, 2024、ANHA, June 16, 2024、‘Inab Baladi, June 16, 2024、Reuters, June 16, 2024、SANA, June 16, 2024、SOHR, June 16, 2024などをもとに作成。

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シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアレッポ県北部農村地帯から、トルコ占領下のクワイト・ラフマ村近くに砲撃があり、住民1人が死亡(2024年6月16日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同統治下にある県北部農村地帯から、トルコ占領下の「オリーブの枝」地域内のシーラーン町近郊にあるクワイト・ラフマ村(国内避難民(IDPs)キャンプ)近くに対して砲撃があり、住民1人が死亡した。

AFP, June 16, 2024、ANHA, June 16, 2024、‘Inab Baladi, June 16, 2024、Reuters, June 16, 2024、SANA, June 16, 2024、SOHR, June 16, 2024などをもとに作成。

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トルコ人ジハード主義者がラタキア県シール・スィハーブ丘一帯に設置されているシリア軍の陣地1ヵ所に潜入したが、シリア軍の迎撃で死亡(2024年6月16日)

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、トルコ人ジハード主義者がクルド山地方のシール・スィハーブ丘一帯に設置されているシリア軍の陣地1ヵ所に潜入したが、シリア軍の迎撃で死亡した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の支配下にあるタッルアーダ村で住民どうしが交戦し、同機構とともに「決戦」作戦司令室を主導する国民解放戦線(シリア国民軍)所属のシャーム軍団のメンバー1人が死亡した。

また、シャーム軍団のメンバーの家族も殺害した住民の住宅などを襲撃、放火した。

AFP, June 16, 2024、ANHA, June 16, 2024、‘Inab Baladi, June 16, 2024、Reuters, June 16, 2024、SANA, June 16, 2024、SOHR, June 16, 2024などをもとに作成。

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ダーイシュがヒムス県タドムル市近郊の砂漠地帯でシリア軍第25特殊任務師団の車輛1台に爆発物を仕掛けて爆発させ、士官1人と兵士4人を殺害(2024年6月16日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がタドムル市近郊の砂漠地帯で、捜索・掃討作戦中のシリア軍第25特殊任務師団の車輛1台に爆発物を仕掛けて爆発させ、士官1人(大尉)と兵士4人を殺害した。

AFP, June 16, 2024、ANHA, June 16, 2024、‘Inab Baladi, June 16, 2024、Reuters, June 16, 2024、SANA, June 16, 2024、SOHR, June 16, 2024などをもとに作成。

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シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県のアルマナーズ市、カッリー町の国内避難民(IDPs)キャンプで、ジャウラーニー指導者の打倒、逮捕者の即時釈放を訴える抗議デモ(2024年6月16日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の支配下にあるアルマナーズ市、カッリー町の国内避難民(IDPs)キャンプで、アブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者の打倒、逮捕者の即時釈放を訴える抗議デモが行われた。

AFP, June 16, 2024、ANHA, June 16, 2024、‘Inab Baladi, June 16, 2024、Reuters, June 16, 2024、SANA, June 16, 2024、SOHR, June 16, 2024などをもとに作成。

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スワイダー市のサイル広場(カラーマ広場)で、活動家らが抗議デモを行い、自由、体制打倒、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放、人民議会拒否を訴える(2024年6月16日)

スワイダー県では、スワイダー24(6月16日付)によると、スワイダー市のサイル広場(カラーマ広場)で、活動家らが抗議デモを行い、自由、体制打倒、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放、人民議会拒否を訴えた。

AFP, June 16, 2024、ANHA, June 16, 2024、‘Inab Baladi, June 16, 2024、Reuters, June 16, 2024、SANA, June 16, 2024、SOHR, June 16, 2024、Suwayda 24, June 16, 2024などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは米軍の55キロ地帯への侵犯を7件確認したと発表(2024年6月16日)

ロシア当事者和解調整センターのユーリ・ポポフ副センター長は、過去24時間に米国が違法に占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で、F-15戦闘機2機、ラファール戦闘機2機、A-10サンダーボルト攻撃機3機による領空侵犯を7件確認したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(6月16日付)、タス通信(6月16日付)が伝えた。

RIA Novosti, June 16, 2024、TASS, June 16, 2024をもとに作成。

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