ロシア当事者和解調整センターは米主導の有志連合による「非紛争議定書」違反を6件、55キロ地帯への侵犯を10件確認したと発表(2024年6月4日)

ロシア当事者和解調整センターのユーリ・ポポフ副センター長は、過去24時間にシリア領空での偶発的衝突を回避するために米国とロシアが2019年12月9日に交わした「非紛争議定書」への米主導の有志連合所属の無人航空機(ドローン)による違反を6件確認したと発表した。

ポポフ副センター長はまた、米国が違法に占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で、F-16戦闘機2機、F-15戦闘機2機、ラファール戦闘機2機、タイフーン戦闘機1機による領空侵犯を12件確認したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(6月4日付)が伝えた。

RIA Novosti, June 4, 2024をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア当事者和解調整センターはロシア空軍が米占領下の55キロ地帯からヒムス県のアムール山の奥地に潜入していた武装勢力の基地2ヵ所を破壊したと発表(2024年6月4日)

ロシア当事者和解調整センターのユーリ・ポポフ副センター長は、ロシア空軍が米軍(有志連合)の占領下にあるヒムス県のタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)から同県のアムール山の奥地に潜入していた武装勢力の基地2ヵ所を破壊したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(6月4日付)が伝えた。

RIA Novosti, June 4, 2024をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗はイスラエル北部(イスラエル占領下のレバノン南部)を10回攻撃する一方、戦闘員1人が死亡したと発表(2024年6月4日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、6月4日の戦果について以下の通り発表した。

東部地区

午前9時15分、ラーミーム陣地を砲撃。

(時間明示せず)ナークーラー村での暗殺攻撃への報復として、占領下ゴラン高原にあるマアリヤ・ゴラニ兵舎の第810ヘルモン旅団を自爆型無人航空機複数機で攻撃し、確実な損害を与える。

午後4時40分、タイハート三角地一帯に展開するイスラエル軍をロケット弾複数発で攻撃。

午後4時55分、占領下カフルシューバー丘陵地帯のラムサー陣地をロケット弾複数発で攻撃。

午後5時05分、占領下シャブアー農場のザブディーン陣地を砲撃し、直接の損害を与える。

午後8時00分、同じくザブディーン陣地一帯に展開するイスラエル軍部隊をロケット弾複数発で攻撃。

西部地区

午後3時50分、ネトゥア(キブツ)陣地の森林地帯に展開するイスラエル軍をロケット弾複数発で攻撃し、直接の損害を与える。

午後4時40分、ナークーラ岬沖の海上陣地を砲撃し、直接の損害を与える。

午後4時50分、バラム(キブツ)の森林地帯に集結するイスラエル軍部隊を砲撃し、直接の損害を与える。

(時刻明示せず)ナークーラ村での暗殺攻撃への報復として、レモン大隊司令部を砲撃し、直接の損害を与える。

**

レバノン・イスラーム抵抗はまた、戦闘員1人が死亡したと発表した。

**

イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて以下の通り発表した。

午後11時44分、多連装ミサイルがレバノンからナハリヤ市沿岸に飛来した不審な航空標的1つを撃破。

午後5時1分、レバノンから今朝、ヘルモン山地域に不審な飛翔体1つが飛来、墜落するのを確認。ジェット戦闘機複数機が本日早く、ナークーラ村地域でヒズブッラーのテロリスト1人を攻撃。アイター・シャアブ村、ウダイサ村地域でのヒズブッラーのテロ・インフラと軍事施設を攻撃。さらにカフルシューバー丘陵、シーヒーン村、フーラー村、ラーシャイヤー・ファーフール村、マジュダル・ズーン村地域を砲撃し、脅威を排除。

AFP, June 4, 2024、ANHA, June 4, 2024、‘Inab Baladi, June 4, 2024、Qanat al-Manar, June 4, 2024、Reuters, June 4, 2024、SANA, June 4, 2024、SOHR, June 4, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米中央軍(CENTCOM)はフーシー派がイエメン領内の支配地域から紅海に向けて対艦弾道ミサイル(ASBM)2発を発射したと発表(2024年6月4日)

米中央軍(CENTCOM)は午後11時40分にX(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/CENTCOM/)を通じて声明を出し、過去24時間に、フーシー派がイエメン領内の支配地域から紅海に向けて対艦弾道ミサイル(ASBM)2発を発射したと発表した。

AFP, June 4, 2024、ANHA, June 4, 2024、‘Inab Baladi, June 4, 2024、Reuters, June 4, 2024、SANA, June 4, 2024、SOHR, June 4, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イラク・イスラーム抵抗はイスラエルの死海沿岸の重要標的1ヵ所を無人航空機で攻撃したと発表(2024年6月4日)

イラク・イスラーム抵抗は午前3時42分、テレグラムのアカウント(https://t.me/ElamAlmoqawama)を通じて声明を出し、イスラエルの死海沿岸の重要標的1ヵ所を無人航空機で攻撃したと発表した。

AFP, June 4, 2024、ANHA, June 4, 2024、‘Inab Baladi, June 4, 2024、Reuters, June 4, 2024、SANA, June 4, 2024、SOHR, June 4, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米軍が違法に基地を設置しているハサカ県ハッラーブ・ジール村の農業用空港に、輸送機1機が軍装備品や兵站物資を輸送(2024年6月4日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア地域民主自治局の支配下にあり、米軍が違法に基地を設置しているハッラーブ・ジール村の農業用空港に、輸送機1機が軍装備品や兵站物資を輸送した。

AFP, June 4, 2024、ANHA, June 4, 2024、‘Inab Baladi, June 4, 2024、Reuters, June 4, 2024、SANA, June 4, 2024、SOHR, June 4, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

「決戦」作戦司令室がイドリブ県タッル・マルディーフ村一帯を砲撃、シリア軍兵士1人が死亡(2024年6月4日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がタッル・マルディーフ村一帯を砲撃、これによりシリア軍兵士1人が死亡した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

AFP, June 4, 2024、ANHA, June 4, 2024、‘Inab Baladi, June 4, 2024、Reuters, June 4, 2024、SANA, June 4, 2024、SOHR, June 4, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市バーブ市(アレッポ県)で、シリア国民軍諸派の司令官の兄弟が地元の若い男性を射殺したことを受けて住民らが抗議デモ(2024年6月4日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市バーブ市で、シリア国民軍諸派の司令官の兄弟が地元の若い男性を射殺したことを受けて、住民らが市内の殉教者アブー・ガンヌーム交差点で、処罰を求めて抗議デモを行った。

これに対して、シリア国民軍の憲兵隊が空砲を放つなどして強制排除を行った。

AFP, June 4, 2024、ANHA, June 4, 2024、‘Inab Baladi, June 4, 2024、Reuters, June 4, 2024、SANA, June 4, 2024、SOHR, June 4, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャーム解放機構支配下のイドリブ県各所でジャウラーニー指導者の打倒、逮捕者の即時釈放を訴える抗議デモ(2024年6月4日)

イドリブ県では、テレグラムの「シリア革命の咆哮者たち」(https://t.me/s/mzmgr_syria)によると、シャーム解放機構支配下のカフルルーマー村、イドリブ市、マシュハド・ルーヒーン村、アティマ村の国内避難民(IDPs)キャンプ、ビンニシュ市、アルマナーズ市で夜間、アブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者の打倒、逮捕者の即時釈放を訴える抗議デモが行われた。







AFP, June 4, 2024、ANHA, June 4, 2024、‘Inab Baladi, June 4, 2024、Reuters, June 4, 2024、SANA, June 4, 2024、SOHR, June 4, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダマスカス郊外県で正体不明の武装集団がシリア軍第4師団の士官2人を襲撃し、殺害(2024年6月4日)

スワイダー県では、スワイダー24(6月4日付)、シリア人権監視団によると、スワイダー市のサイル広場(カラーマ広場)で、活動家らが抗議デモを行い、自由、体制打倒、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放、人民議会拒否を訴えた。

**

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、オートストラード・サラームの首都ダマスカス・サアサア町間の区間で、正体不明の武装集団がシリア軍第4師団の士官2人(少佐と少尉)を襲撃し、殺害した。

**

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、正体不明の武装集団がタファス市で、シリア政府と反体制派の和解を仲介する中央委員会傘下の地元グループのメンバー1人を銃で撃ち、殺害した。

また、サナマイン市で女性1人が正体不明の武装集団の襲撃を受けて、殺害された。

AFP, June 4, 2024、ANHA, June 4, 2024、‘Inab Baladi, June 4, 2024、Reuters, June 4, 2024、SANA, June 4, 2024、SOHR, June 4, 2024、Suwayda 24, June 4, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ハサカ県ハサカ市でダーイシュによる自爆未遂攻撃(2024年6月4日)

ハサカ県では、北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)によると、シリア政府と同自治局の共同支配下にあるハサカ市で、ダーイシュ(イスラーム国)が自爆攻撃を試みたが未遂に終わった。

ANHA(6月4日付)が伝えた。

AFP, June 4, 2024、ANHA, June 4, 2024、‘Inab Baladi, June 4, 2024、Reuters, June 4, 2024、SANA, June 4, 2024、SOHR, June 4, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

北・東シリア地域民主自治局の高等選挙委員会は、複数の選挙同盟から自治体選挙投票日延期の要請があったことを明かす(2024年6月4日)

北・東シリア地域民主自治局の高等選挙委員会は、同自治局の支配地で6月11日に投票が予定されている自治体選挙に関して、複数の選挙同盟から投票日延期の要請があったことを明らかにした。

要請の理由は不明。

ANHA(6月4日付)が伝えた。

AFP, June 4, 2024、ANHA, June 4, 2024、‘Inab Baladi, June 4, 2024、Reuters, June 4, 2024、SANA, June 4, 2024、SOHR, June 4, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

北・東シリア地域民主自治局の管理下にあるハサカ県のフール・キャンプに収容されていたイラン人170世帯556人がイラクに帰還(2024年6月4日)

北・東シリア地域民主自治局の管理下にあるハサカ県のフール・キャンプに収容されていたイラン人170世帯556人がイラクに帰還した。

帰還は、今年に入って2度目で、フール・キャンプ運営局とイラク国民議会の移民避難民委員会の連携によるもの。

ANHA(6月4日付)が伝えた。

AFP, June 4, 2024、ANHA, June 4, 2024、‘Inab Baladi, June 4, 2024、Reuters, June 4, 2024、SANA, June 4, 2024、SOHR, June 4, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍とシリア国民軍がアレッポ県マンビジュ市近郊のサイヤーダ村、ヤーリンリー村を砲撃(2024年6月4日)

アレッポ県ではANHA(6月4日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるマンビジュ市近郊のサイヤーダ村、ヤーリンリー村を砲撃した。

AFP, June 4, 2024、ANHA, June 4, 2024、‘Inab Baladi, June 4, 2024、Reuters, June 4, 2024、SANA, June 4, 2024、SOHR, June 4, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イランのカニー外務大臣代行がレバノンとシリアを訪問:シリアはトルコの撤退を対話の基本条件として提示(2024年6月4日)

イランのアリー・バーゲリー・カニー外務大臣代行がレバノンとシリアを訪問した。
**
レバノンでは、ヒズブッラーのハサン・ナスルッラー書記長と会談し、地域の政治、安全保障情勢の進捗、とりわけガザ情勢とレバノン情勢への対応について協議した。

ナスルッラー書記長は、ヘリコプター墜落で事故死したエブラーヒーム・ライースィー大統領、ホセイン・エミール・アブドゥッラフヤーン外務大臣らに改めて弔意を示した。

 

**

シリアでは、ファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣と会談し、共同記者会見を行った。

https://youtu.be/VYkjxaFlFVM



記者会見で、ミクダード外務在外居住者大臣は、ライースィー大統領、アブドゥッラフヤーン外務大臣らに改めて弔意を示すとともに、パレスチナ問題への両国の姿勢が一つであること、イスラエルの攻撃停止の必要性、両国の戦略的関係の継続の重要性について改めて確認した。

また、トルコとの関係について、ミクダード外務在外居住者大臣は、占領中のシリアの領土からのトルコの撤退がトルコとの対話の基本的な条件になることを強調、トルコの占領継続とテロ支援は許されないとの立場を改めて示した。

**

その後、アサド大統領と会談した。


アサド大統領は会談のなかで、占領に対する抵抗が、戦略的な基礎、選択肢だとしたうえで、それが敵に対峙するうえでの正しい方法だと述べるとともに、イスラエルは敗北に直面するたびにその卑劣さを増していると非難した。

**

SANA(6月4日付)、マナール・チャンネル(6月4日付)などが伝えた。

AFP, June 4, 2024、ANHA, June 4, 2024、‘Inab Baladi, June 4, 2024、Qanat al-Manar, June 4, 2024、Reuters, June 4, 2024、SANA, June 4, 2024、SOHR, June 4, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.