ヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗はイスラエル北部(イスラエル占領下のレバノン南部)を3回攻撃する一方、戦闘員4人が死亡したと発表(2024年6月27日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、6月27日の戦果について以下の通り発表した。

東部地区

午後5時30分、占領下シャブアー農場のルワイサト・カルン陣地をロケット弾複数発で攻撃し、直接の損害を与える。

西部地区

(時刻明示せず)ナークーラ岬の海上陣地1ヵ所に配置されているイスラエル軍将兵を自爆型無人航空機複数機で攻撃し、火災を発生させ、兵士らを殺傷。

(時刻明示せず)ナバティーヤ市とスフムル村に対する攻撃への報復として、ビルヤ村の北部地区司令部の防空基地をカチューシャ砲数十発で攻撃。

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レバノン・イスラーム抵抗はまた、戦闘員4人が死亡したと発表した。




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イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて以下の通り発表した。

午後6時00分、2機のUAVが本日早く、レバノンから飛来、ロシュ・ハニクラ(キブツ)地域に墜落したのを確認。同じく、イスラエルに向けてUAVを発進させたヒズブッラーのテロリスト1人をスフムル村地域への爆撃で殲滅。ジェット戦闘機複数機がアイタルーン村、フーラー村地域にあるヒズブッラーの軍事施設を攻撃、ナークーラ村、ハムール渓谷一帯を砲撃。ウダイサ村、ヒヤーム村にあるテロ・インフラを昨夜攻撃。

午後9時12分、1時間前にレバノンから砲弾約35発がイスラエル北部に発射されたのを確認、多連装ミサイルがほとんどを撃破。ジェット戦闘機複数機が本日早く、ラーミヤー村にあるヒズブッラーの軍事施設1ヵ所を攻撃。航空機が、ティーリー村地域で活動するヒズブッラーのテロリスト2人を殲滅。

AFP, June 27, 2024、ANHA, June 27, 2024、‘Inab Baladi, June 27, 2024、Qanat al-Manar, June 27, 2024、Reuters, June 27, 2024、SANA, June 27, 2024、SOHR, June 27, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

 

ロシア当事者和解調整センターは米主導の有志連合による55キロ地帯への侵犯を12件確認したと発表(2024年6月27日)

ロシア当事者和解調整センターのユーリ・ポポフ副センター長は、米国が違法に占領するヒムス県ヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で、F-16戦闘機2機、F-15戦闘機6機、A-10サンダーボルト攻撃機4機による領空侵犯を12件確認したと発表した。

ポポフ副センター長はまた、米主導の有志連合所属のMQ-9リーパー無人攻撃機1機がシリア上空でロシア軍戦闘機1機に危険な接近をしたと発表した。

ポポフ副センター長によると、モスクワ時間(シリア事件)の6月27日午前10時24分から10時29分にかけて、有志連合所属のMQ-9リーパー無人攻撃機が、高度7,000~8,000メートルでヒムス県スフナ市上空を飛行していたロシア軍のSu-35戦闘機に危険な接近をし、ロシア軍パイロットはプロ意識を発揮し、衝突を防ぐための適切な措置を講じた。

RIAノーヴォスチ通信(6月27日付)、タス通信(6月27日付)が伝えた。

RIA Novosti, June 27, 2024、TASS, June 27, 2024をもとに作成。

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米中央軍(CENTCOM)はフーシー派の支配下にあるイエメン領内でレーダー施設1か所を破壊することに成功したと発表(2024年6月27日)

米中央軍(CENTCOM)は現地時間の午後6時21分、X(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/CENTCOM)を通じて声明を出し、過去24時間に、フーシー派の支配下にあるイエメン領内でレーダー施設1か所を破壊することに成功したと発表した。

AFP, June 27, 2024、ANHA, June 27, 2024、‘Inab Baladi, June 27, 2024、Reuters, June 27, 2024、SANA, June 27, 2024、SOHR, June 27, 2024などをもとに作成。

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イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)とイラク・イスラーム抵抗はイスラエルのハイファー港にある重要標的1ヵ所を攻撃したと発表(2024年6月27日)

イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)のヤフヤー・サリーア報道官は午後8時24分、X(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/army21ye)を通じて声明を出し、イラク・イスラーム抵抗と合同で、イスラエルのハイファー港にある重要標的1ヵ所を攻撃したと発表した。

また、これとは別に、紅海でも貨物船スィージョイを無人水上艇複数隻とミサイル、無人航空機多数で攻撃したと付言した。

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イラク・イスラーム抵抗は午後8時58分、テレグラムのアカウント(https://t.me/ElamAlmoqawama)を通じて声明を出し、イエメン武装部隊(アンサール・アッラー)と合同でイスラエルのハイファー市にある重要標的1ヵ所を多数のロケット弾で攻撃したと発表した。

AFP, June 27, 2024、ANHA, June 27, 2024、‘Inab Baladi, June 27, 2024、Reuters, June 27, 2024、SANA, June 27, 2024、SOHR, June 27, 2024などをもとに作成。

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米主導の有志連合がダイル・ザウル県ブサイラ市近郊上空を旋回していた「イランの民兵」所属の無人航空機1機を撃墜(2024年6月27日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合が26日深夜から27日未明にかけて、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるブサイラ市近郊のフワイジャ村上空を旋回していた「イランの民兵」所属の無人航空機1機を撃墜した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア地域民主自治局の支配下にあり、米軍が違法に基地を設置しているハッラーブ・ジール村の農業用空港に、輸送機1機が軍装備品や兵站物資を輸送した。

AFP, June 27, 2024、ANHA, June 27, 2024、‘Inab Baladi, June 27, 2024、Reuters, June 27, 2024、SANA, June 27, 2024、SOHR, June 27, 2024などをもとに作成。

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シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるアレッポ県ワサータ村、カスル村、カフル・アンマ村の一帯に対して自爆型無人航空機5機で攻撃(2024年6月27日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるワサータ村、カスル村、カフル・アンマ村の一帯に対して自爆型無人航空機5機で攻撃を行った。

AFP, June 27, 2024、ANHA, June 27, 2024、‘Inab Baladi, June 27, 2024、Reuters, June 27, 2024、SANA, June 27, 2024、SOHR, June 27, 2024などをもとに作成。

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シャーム解放機構のジャウラーニー指導者は支配地で続く抗議デモが、トルコの指示のもとに煽動されていると疑う(2024年6月27日)

シリア人権監視団は、複数筋からの情報として、シャーム解放機構のアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者が支配下のイドリブ県とアレッポ県各所で続く抗議デモが、トルコの指示のもとに煽動されていると疑っていると発表した。

同筋によると、ジャウラーニー指導者は、トルコがシャーム解放機構の支配地の治安混乱に乗じて、同地を占領下の「ユーフラテスの盾」地域、「オリーブの枝」地域、「平和の泉」地域と同じように勢力下に組み込み、ロシアとの今後の交渉に備えようとしていると考えているという。

ジャウラーニー指導者はまた、ムスリム同胞団が、トルコの計画を実行するため、シリア北西部の勢力圏内で活動する反体制派に個人用の武器などを供与しているとも疑っているという。

AFP, June 27, 2024、ANHA, June 27, 2024、‘Inab Baladi, June 27, 2024、Reuters, June 27, 2024、SANA, June 27, 2024、SOHR, June 27, 2024などをもとに作成。

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トルコ占領地とシリア政府の支配地とを隔てるアレッポ県のアブー・ザンディーン村の通行所が4年ぶりに再開(2024年6月27日)

アレッポ県では、シリア人権監視団、イナブ・バラディー(6月27日付)によると、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市の一つであるバーブ市の地元評議会が、トルコ占領地とシリア政府の支配地とを隔てるアブー・ザンディーン村の通行所を4年ぶりに再開され、貨物車輛複数輌がトルコ占領地からシリア政府支配地に入った。


 

 

これに対して、一部住民が、アブー・ザンディーン村の通行所への車輛の進入を阻止しようとして、バーブ市のアレッポ交差点近くで座り込みキャンプを設営したが、シリア国民軍の憲兵隊と警察が強制排除した。

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一方、「ユーフラテスの盾」地域のアアザーズ市、バーブ・サラーマ国境通行所とトルコ本土を結ぶ国際幹線道路(アアザーズ市のシャット検問所の名前をとって「シャット街道」と呼ばれている)では、アブー・ザンディーン村の通行所の再開に併せるかたちで道路の拡張工事が始められた。

工事は、ロシアとトルコの合意に基づくもので、トルコから「ユーフラテスの盾」地域、シリア政府支配地を経由して、ヨルダン、さらにはアラブ湾岸諸国に物資を輸送するのが目的。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下の「平和の泉」地域内のスルーク町で、住民らがシリア国民軍の行動に抗議するゼネストを行った。

ゼネストは、26日にシリア国民軍の戦闘員とタイ部族の民兵の戦闘に巻き込まれて、薬局を経営する男性とその子供が死亡したのを受けたもの。

AFP, June 27, 2024、ANHA, June 27, 2024、‘Inab Baladi, June 27, 2024、Reuters, June 27, 2024、SANA, June 27, 2024、SOHR, June 27, 2024などをもとに作成。

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シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ市で、家族を拘束された女性らがジャウラーニー指導者の打倒、逮捕者の即時釈放を訴える抗議デモ(2024年6月27日)

イドリブ県では、テレグラムの「シリア革命の咆哮者たち」(https://t.me/s/mzmgr_syria)、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ市の時計広場前で午後から夜間にかけて、家族を拘束された女性らが、アブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者の打倒、逮捕者の即時釈放を訴える抗議デモを行った。



また、サルキーン市では夜間、ジャウラーニー指導者の打倒などを訴えるデモが発生した。

AFP, June 27, 2024、ANHA, June 27, 2024、‘Inab Baladi, June 27, 2024、Reuters, June 27, 2024、SANA, June 27, 2024、SOHR, June 27, 2024などをもとに作成。

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スワイダー市のサイル広場(カラーマ広場)で、活動家らが抗議デモを行い、自由、体制打倒、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放、人民議会拒否を訴える(2024年6月27日)

スワイダー県では、スワイダー24(6月27日付)によると、スワイダー市のサイル広場(カラーマ広場)で、活動家らが抗議デモを行い、自由、体制打倒、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放、人民議会拒否を訴えた。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ムザイリーブ町で、正体不明の武装集団が麻薬密売に協力していた16歳の青年を銃で撃ち殺害した。

AFP, June 27, 2024、ANHA, June 27, 2024、‘Inab Baladi, June 27, 2024、Reuters, June 27, 2024、SANA, June 27, 2024、SOHR, June 27, 2024、、Suwayda 24, June 26, 2027などをもとに作成。

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人民議会は複数の議員の起訴を求める憲法立法委員会の報告について審議、賛成多数により一部の起訴を承認(2024年6月27日)

人民議会(第3期)は、第12回通常会の最後の会合となる第17回会合を開催し、複数の議員の起訴を求める憲法立法委員会の報告について審議し、賛成多数により一部の起訴を承認した。

SANA(6月27日付)が伝えた。

AFP, June 27, 2024、ANHA, June 27, 2024、‘Inab Baladi, June 27, 2024、Reuters, June 27, 2024、SANA, June 27, 2024、SOHR, June 27, 2024などをもとに作成。

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ミクダード外務在外居住者大臣はUAEを訪れ、アブドゥッラー外務大臣と会談(2024年6月27日)

ファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣は、アラブ首長国連邦(UAE)を訪問し、ドバイでアブドゥッラー・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン外務大臣と会談し、さまざまな分野での両国の協力関係の拡大、中東が直面する課題への対応などについて意見を交わした。

SANA(6月27日付)が伝えた。

AFP, June 27, 2024、ANHA, June 27, 2024、‘Inab Baladi, June 27, 2024、Reuters, June 27, 2024、SANA, June 27, 2024、SOHR, June 27, 2024などをもとに作成。

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