イラク抵抗調整はイスラエルがレバノンに対して全面戦争を仕掛けるとの脅迫を行えば「イラクおよび地域における犯罪国家米国の権益は抵抗運動の男たちにとって正当な標的となるだろう」と表明(2024年6月30日)

イラク抵抗調整を名乗る組織が午後10時21分、テレグラムのアカウント(https://t.me/IIraqiresistance)を通じて声明を出し、シオニストがレバノンに対して全面戦争を仕掛けるとの脅迫を行えば、「彼らに対する攻撃の頻度と質は増す」としたうえで、「イラクおよび地域における犯罪国家米国の権益は抵抗運動の男たちにとって正当な標的となるだろう」と表明した。

AFP, July 1, 2024、ANHA, July 1, 2024、‘Inab Baladi, July 1, 2024、Reuters, July 1, 2024、SANA, July 1, 2024、SOHR, July 1, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

 

ヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗はイスラエル北部(イスラエル占領下のレバノン南部)を3回攻撃する一方、戦闘員3人が死亡したと発表(2024年6月30日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、6月30日の戦果について以下の通り発表した。

西部地区

(時刻明示せず)カフルカラー村などに対する攻撃への報復として、イスラエル軍が私用するイールオン(キブツ)の建物1旨を攻撃し、直接の損害を与える。

(時刻明示せず)フーラー村などに対する砲撃への報復として、ビラニット軍事キャンプの第91師団司令部をブルカーン重ロケット砲1発で攻撃し、一部に損害を与える。

午後5時30分、ヒルバト・マーイル基地の砲台複数ヵ所をロケット弾複数発で攻撃。

**

レバノン・イスラーム抵抗はまた、戦闘員3人が死亡したと発表した。


**

イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて以下の通り発表した。

午前8時39分、タイバ村、ラッブ・サラースィーン村地域にあるヒズブッラーの作戦インフラと軍事施設を夜間に攻撃。

午前11時41分、ジェット戦闘機複数機が本日早く、フーラー村地域で活動するヒズブッラーのテロリストを攻撃。また、カフルカラー村地域でも軍事施設で活動するヒズブッラーのテロリストを攻撃。

午後5時20分、午後4時8分にレバノンからメロム・ゴラン入植地地域に多数の不審な航空標的が飛来したことを受けて警報が発連、自爆型UAV1機の墜落を確認。ベイト・ヒレル入植地で4時25分に警報が発令、空地に砲弾1発が着弾。

午後9時25分、ゴラン高原で本日早く、自爆型UAV1機の攻撃があり、イスラエル軍兵士1人が重傷を、17人が軽傷を負った。イスラエル軍はマルカバ村、アイター・シャアブ村にあるヒズブッラーの監視ポストやミサイル発射基を攻撃。

AFP, June 30, 2024、ANHA, June 30, 2024、‘Inab Baladi, June 30, 2024、Qanat al-Manar, June 30, 2024、Reuters, June 30, 2024、SANA, June 30, 2024、SOHR, June 30, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア当事者和解調整センターは米主導の有志連合による55キロ地帯への侵犯を15件確認したと発表(2024年6月30日)

ロシア当事者和解調整センターのユーリ・ポポフ副センター長は、米国が違法に占領するヒムス県ヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で、F-15戦闘機2機、ラファール戦闘機2機、A-10サンダーボルト攻撃機6機、MS-12W偵察機1機による領空侵犯を15件確認したと発表した。

これとは別に、ロシア軍憲兵隊は、アレッポ県、ラッカ県、ハサカ県でパトロールを実施、イドリブ県の緊張緩和地帯ではシリア軍に対するテロリストの砲撃を2回確認、シリア軍兵士2人が負傷したと付言した。

RIAノーヴォスチ通信(6月30日付)、タス通信(6月30日付)が伝えた。

RIA Novosti, June 30, 2024、TASS, June 30, 2024をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ラタキア県で国民解放戦線(シリア国民軍)に所属するアル=カーイダ系組織のシャーム自由人イスラーム運動がアブー・アスアド丘一帯でシリア軍兵士を殺害(2024年6月30日)

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構とともに「決戦」作戦司令室を主導する国民解放戦線(シリア国民軍)に所属するアル=カーイダ系組織のシャーム自由人イスラーム運動がアブー・アスアド丘一帯でシリア軍兵士を殺害した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

AFP, June 30, 2024、ANHA, June 30, 2024、‘Inab Baladi, June 30, 2024、Reuters, June 30, 2024、SANA, June 30, 2024、SOHR, June 30, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ占領下のアレッポ県アフリーン市でアル=カーイダ系組織のシャーム自由人イスラーム運動とスルターン・ムラード師団が交戦(2024年6月30日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にある「オリーブの枝」地域内の中心都市アフリーン市のアシュラフィーヤ地区で、シリア国民軍に所属し、シャーム解放機構と連携するアル=カーイダ系組織のシャーム自由人イスラーム運動が、同じくシリア国民軍に所属するスルターン・ムラード師団と交戦し、民間人1人を含む5人が負傷した。

戦闘は、工業地区の商店の営業権をめぐる意見の対立が発端。

スルターン・ムラード師団側には、スライマーン・シャー師団、ハムザ師団が加勢し、戦闘は激化した。

AFP, June 30, 2024、ANHA, June 30, 2024、‘Inab Baladi, June 30, 2024、Reuters, June 30, 2024、SANA, June 30, 2024、SOHR, June 30, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ占領下のアレッポ県バーブ市で住民数十人が「通行所開放は反逆」と銘打って、アブー・ザンディーン村の通行所再開に抗議するデモ(2024年6月30日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市の一つバーブ市で、住民数十人がアレッポ交差点に集まり、「通行所開放は反逆」と銘打って、アブー・ザンディーン村の通行所再開に抗議するデモを行った。

デモ参加者らは、シリア革命反体制勢力国民連立傘下のシリア暫定内閣の旗や同内閣のアブドゥッラフマーン・ムスタファー首班の写真を燃やすなどして抗議の意志を示した。

AFP, June 30, 2024、ANHA, June 30, 2024、‘Inab Baladi, June 30, 2024、Reuters, June 30, 2024、SANA, June 30, 2024、SOHR, June 30, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍と地元民兵がスワイダー県イラー村の民家1棟を強襲し、ダーイシュのメンバーと疑われる男性1人を逮捕(2024年6月30日)

スワイダー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と地元民兵が、イラー村の民家1棟を強襲し、ダーイシュ(イスラーム国)メンバーと疑われる男性1人を逮捕、連行、武器を押収した。

AFP, June 30, 2024、ANHA, June 30, 2024、‘Inab Baladi, June 30, 2024、Reuters, June 30, 2024、SANA, June 30, 2024、SOHR, June 30, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍第4師団が政府支配地と北・東シリア地域民主自治局の支配地を隔てるアレッポ県のターイハト・トゥワイマート村・アブー・カフフ村間の通行所を閉鎖:人民議会選挙に備えた動き(2024年6月30日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍第4(機甲)師団がシリア政府支配地と北・東シリア地域民主自治局の支配地を隔てるターイハト・トゥワイマート村・アブー・カフフ村間の通行所を閉鎖した。

通行所の閉鎖は、人民議会選挙に備えたものと見られる。

一方、北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)も対抗措置として、ラッカ県のタブカ市近郊の通行所(アブー・アースィー通行所)、ラッカ市南のウカイラシー村の通行所、タブカ市とマンビジュ市を結ぶ街道に設置されている通行所を封鎖した。

封鎖は安全上の必要に対応することを目的とし、3日間にわたって行われる予定だという。

AFP, June 30, 2024、ANHA, June 30, 2024、‘Inab Baladi, June 30, 2024、Reuters, June 30, 2024、SANA, June 30, 2024、SOHR, June 30, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダーイシュがヒムス県ジュッブ・ジャッラーフ村東方でシリア軍部隊を襲撃し、士官4人を殺害(2024年6月30日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルと見られる武装集団が、シリア政府の支配下にあるシュマイティーヤ町にある「呪術師」の自宅を襲撃、この「呪術師」を殺害した。

**

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がジュッブ・ジャッラーフ村東方(タッル・シハーブ地区)でシリア軍部隊を襲撃し、シリア軍の士官(中尉ら)4人を殺害した。

AFP, June 30, 2024、ANHA, June 30, 2024、‘Inab Baladi, June 30, 2024、Reuters, June 30, 2024、SANA, June 30, 2024、SOHR, June 30, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県アティマ村で、住民らがジャウラーニー指導者の打倒、逮捕者の即時釈放を訴える抗議デモ(2024年6月30日)

イドリブ県では、テレグラムの「シリア革命の咆哮者たち」(https://t.me/s/mzmgr_syria)、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の支配下にあるアティマ村で、住民らがアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者の打倒、逮捕者の即時釈放を訴える抗議デモを行った。

AFP, June 30, 2024、ANHA, June 30, 2024、‘Inab Baladi, June 30, 2024、Reuters, June 30, 2024、SANA, June 30, 2024、SOHR, June 30, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

スワイダー市のサイル広場(カラーマ広場)で、活動家らが抗議デモを行い、自由、体制打倒、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放、人民議会拒否を訴える(2024年6月30日)

スワイダー県では、スワイダー24(6月30日付)によると、スワイダー市のサイル広場(カラーマ広場)で、活動家らが抗議デモを行い、自由、体制打倒、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放、人民議会拒否を訴えた。

**

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、首都ダマスカスとダルアー市を結ぶ幹線道路で、4日前にヒルバト・ガザーラ町の市場で誘拐されていた人民諸委員会のメンバー1人が遺体で発見された。

また、首都ダマスカスとダルアー市を結ぶ幹線道路に設置されているシリア軍の検問所でインヒル市とジャースィム市の若者4人が10日までに拘束されたことを受け、両市で地元武装集団が道路を封鎖するなどして釈放を求め、当局は4人のうちの3人を釈放した。

AFP, June 30, 2024、ANHA, June 30, 2024、‘Inab Baladi, June 30, 2024、Reuters, June 30, 2024、SANA, June 30, 2024、SOHR, June 30, 2024、Suwayda 24, June 30, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍がアレッポ県アイン・アラブ(コバネ)市近郊で農作業をしている住民らを自爆型無人航空機で攻撃、1人が負傷(2024年6月30日)

アレッポ県では、ANHA(6月30日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるアイン・アラブ(コバネ)市近郊のバグディーク村・クーバラク村間の農園で農作業をしている住民らを自爆型無人航空機1機で攻撃、1人が負傷した。

**

ハサカ県では、ANHA(6月30日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府の支配下にあるタッル・タムル町近郊のウンム・カイフ村を砲撃した。

AFP, June 30, 2024、ANHA, June 30, 2024、‘Inab Baladi, June 30, 2024、Reuters, June 30, 2024、SANA, June 30, 2024、SOHR, June 30, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.