ヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗はイスラエル北部(イスラエル占領下のレバノン南部)を6回攻撃したと発表(2024年6月23日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、6月23日の戦果について以下の通り発表した。

東部地区

(時刻明示せず)ヒヤーラ村に対する攻撃への報復として、ベイト・ヒレル入植地に配置されている平原大隊の将兵を自爆型無人航空機1機で攻撃し、兵士らを殺傷した。

(時刻明示せず)同じく報復として、アイェレット・ハシャハル(キブツ)の第91師団司令部に配置されている将兵を無人航空機複数機で攻撃し、兵士らを殺傷した。

午後5時15分、占領下カフルシューバー丘陵地帯のラムサー陣地をロケット弾複数発で攻撃し、直接の損害を与える。

午後5時25分、カフルシューバー丘陵地帯のサンマーカ陣地をロケット弾複数発で攻撃し、直接の損害を与える。

午後7時10分、占領下シャブアー農場のルワイサト・カルン陣地をロケット弾複数発で攻撃で攻撃し、直接の損害を与える。

(時刻明示せず)メトゥラ町の要撃拠点一帯に配置された車輛を対戦車ミサイル複数発で攻撃し、これを破壊、兵士らを殺傷した。

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イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて以下の通り発表した。

午前8時3分、ベイト・ヒレル入植地地域にレバノンから飛来したUAV1機が墜落。昨晩、ジェット戦闘機複数機がカフルカラー村、タイバ村地域にあるヒズブッラーの軍事施設、監視ポスト、テロ細胞を攻撃。

午後9時52分、東方から夜間に敵のUAV1機が飛来、イスラエル領内に侵入する前にジェット戦闘機複数機がこれを迎撃した。

午後12時19分、下ガリラヤ地方で午前11時24分に警報が発令され、多連装ミサイルがレバノンから飛来したUAV1機を迎撃。

午後2時5分、イスラエル北部で午後12時5分と12分に警報が発令され、UAV1機など複数の不審な飛翔体が飛来するのを確認、多連装ミサイルがこれを迎撃、ミサイルの残骸などが落下し、火災が発生。

午後3時33分、早朝にUAV1機の攻撃があり、兵士1人が重傷を負う。午後2時17分にラモト・ナフシャリ入植地に向けて複数のロケット弾やミサイルが発射され、警報が発令される。

午後9時15分、ジェット戦闘機複数機が過去数時間にわたりヒヤーム村地域にあるヒズブッラーの軍事施設1ヵ所と監視ポスト1つを攻撃。また本日早く、ラーミヤー村地域の軍事施設1ヵ所を攻撃、またアルマー・シャアブ村に砲撃を行う。

午後10時32分、メトゥラ町地域にレバノン領から先ほど2発の砲弾が発射される。


AFP, June 23, 2024、ANHA, June 23, 2024、‘Inab Baladi, June 23, 2024、Qanat al-Manar, June 23, 2024、Reuters, June 23, 2024、SANA, June 23, 2024、SOHR, June 23, 2024などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県ユーフラテス川西岸にあるマヤーディーン市一帯に展開するシリア軍が、東岸のハワーイジュ村に展開するシリア民主軍と撃ち合いに(2024年6月23日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下のユーフラテス川西岸にあるマヤーディーン市一帯に展開するシリア軍が、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にある東岸のハワーイジュ村に展開する人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍と撃ち合いとなった。

AFP, June 23, 2024、ANHA, June 23, 2024、‘Inab Baladi, June 23, 2024、Reuters, June 23, 2024、SANA, June 23, 2024、SOHR, June 23, 2024などをもとに作成。

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シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県、アレッポ県各所でジャウラーニー指導者の打倒、逮捕者の即時釈放を訴える抗議デモが行われ、シャーム解放機構総合治安機関が4人を逮捕(2024年6月23日)

イドリブ県では、テレグラムの「シリア革命の咆哮者たち」(https://t.me/s/mzmgr_syria)、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の支配下にあるフーア市、サルキーン市、アルマナーズ市、カフルルーマー村の国内避難民(IDPs)キャンプ、アティマ村、カフルタハーリーム町で午後の礼拝後から夜にかけて、アブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者の打倒、逮捕者の即時釈放を訴える抗議デモが行われた。

アレッポ県でも、ダーラト・イッザ市で同様のデモが発生した。

これに対して、シャーム解放機構の総合治安機関は、抗議デモに参加していた年配の男性1人を含む3人をサルキーン市で逮捕した。

また、フーア市でも、シャーム解放機構を離反した法律関係者1人をデモを煽動したとして逮捕した。








AFP, June 23, 2024、ANHA, June 23, 2024、‘Inab Baladi, June 23, 2024、Reuters, June 23, 2024、SANA, June 23, 2024、SOHR, June 23, 2024などをもとに作成。

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シリア軍がスワイダー市入口に新たな検問所を設置、地元住民や武装集団が撤去を求めて集結し、戦闘となる(2024年6月23日)

スワイダー県では、シリア人権監視団、スワイダー24(6月23日付)などによると、カナワート市に至る街道に駐留するシリア軍第44特殊部隊中隊の戦車1輌と兵士数十人を乗せた車輛車2輌からなる増援部隊が、スワイダー市入口のアンクード交差点に新たな検問所を設置した。

これを受けて、スワイダー県内の各所で活動する反体制活動家や地元武装集団のメンバーら数十人が、交差点近くに集結、検問所設置に拒否して抗議行動を行い、部隊の撤退を要求した。

活動家らはまた、市の入口のバースィル交差点一帯でも抗議デモを行い、設置されているバースィル・アサド氏(アサド大統領の弟)の像を撤去した。

また、地元武装集団は、アンクード交差点やバースィル交差点で、シリア軍に検問所を撤去するよう求めて威嚇のために砲撃を行うとともに、機関銃を発砲、撤退を拒否したシリア軍部隊と撃ち合いとなった。

シリア軍は、抗議デモの停止を条件として、検問所を撤去する姿勢を示したものの、地元武装集団もこれを拒否し、戦闘が続いた。

一方、スワイダー市のサイル広場(カラーマ広場)で、活動家らが抗議デモを行い、自由、体制打倒、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放、人民議会拒否を訴えた。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ダルアー市で、正体不明の武装集団が住民らを銃で撃ち、男性1人が死亡した。

また、インヒル市でも、正体不明の武装集団が住民1人を銃で撃ち殺害、さらにイブタア町でも正体不明の男性1人が撃たれて負傷した。

AFP, June 23, 2024、ANHA, June 23, 2024、‘Inab Baladi, June 23, 2024、Reuters, June 23, 2024、SANA, June 23, 2024、SOHR, June 23, 2024、Suwayda 24, June 23, 2024などをもとに作成。

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米中央軍(CENTCOM)は原子力空母ドワイト・D・アイゼンハワーを標的としたとするフーシー派の発表を「完全に誤り」と否定(2024年6月23日)

米中央軍(CENTCOM)は午前1時29分にX(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/CENTCOM/)を通じて声明を出し、過去24時間に紅海でフーシー派の無人水上艦艇(USV)3隻を撃沈することに成功したと発表した。

一方、フーシー派は、イエメン領内の支配地域からアデン湾に向けて対艦弾道ミサイル(ASBM)3発を発射したと付言するとともに、原子力空母ドワイト・D・アイゼンハワー(CVN-69)を標的としたとのフーシー派の発表を「完全に誤り」と否定した。

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しかし、午後9時37分にも声明を出し、ドワイト・D・アイゼンハワーを帰還させ、代わりに空母USSセオドア・ルーズベルト(CVN 71)を紅海に派遣すると発表した。


AFP, June 23, 2024、ANHA, June 23, 2024、‘Inab Baladi, June 23, 2024、Reuters, June 23, 2024、SANA, June 23, 2024、SOHR, June 23, 2024などをもとに作成。

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イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)とイラク・イスラーム抵抗はハイファー港と地中海で5回の合同軍事作戦を実施したと発表(2024年6月23日)

イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)のヤフヤー・サリーア報道官は午前0時31分、X(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/army21ye)を通じて声明を出し、22日にイラク・イスラーム抵抗と合同軍事作戦を2回実施し、1回目の作戦ではイスラエルのハイファー港で4隻の船舶を、2回目の攻撃では同港に向かっていた貨物船ショーゾーン・エクスプレスを地中海で攻撃したと発表した。

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また、午後10時41分にも声明を出し、2回の軍事作戦を実施し、紅海で無人水上艇1隻により輸送船トランスワールド・ナヴィゲーターに2回目の攻撃を行うとともに、インド洋一帯で無人航空機1機で輸送船ストルト・セコイアを標的としたと発表した。

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イラク・イスラーム抵抗は午前1時22分、テレグラムのアカウント(https://t.me/ElamAlmoqawama)を通じて声明を出し、23日(22日の誤り)朝、イエメン武装部隊(アンサール・アッラー(蔑称フーシー派)との合同軍事作戦を2回実施し、1回目の作戦ではイスラエルのハイファー港で4隻の船舶を、2回目の攻撃では同港に向かっていた貨物船ショーゾーン・エクスプレスを地中海で攻撃したと発表した。

また、午前3時27分にも声明を出し、イスラエルのエイラート市にある重要標的1つを無人攻撃機で攻撃したと発表した。

さらに、さらに午後6時11分にも声明を出し、死海沿岸の重要標的1つを攻撃したと発表した。


AFP, June 23, 2024、ANHA, June 23, 2024、‘Inab Baladi, June 23, 2024、Reuters, June 23, 2024、SANA, June 23, 2024、SOHR, June 23, 2024などをもとに作成。

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