ロシア当事者和解調整センターは米主導の有志連合による「非紛争議定書」違反を7件、55キロ地帯への侵犯を12件確認したと発表(2024年6月7日)

ロシア当事者和解調整センターのユーリ・ポポフ副センター長は、過去24時間にシリア領空での偶発的衝突を回避するために米国とロシアが2019年12月9日に交わした「非紛争議定書」への米主導の有志連合所属の無人航空機(ドローン)による違反を7件確認したと発表した。

ポポフ副センター長はまた、米国が違法に占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で、F-15戦闘機1機、ラファール戦闘機複数機、タイフーン戦闘機複数機による領空侵犯を12件確認したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(6月7日付)、タス通信(6月7日付)が伝えた。

RIA Novosti, June 7, 2024、TASS, June 7, 2024をもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは米占領下の55キロ地帯からヒムス県とダイル・ザウル県の奥地に潜入していた武装勢力の基地4ヵ所を破壊したと発表する一方、ロシア・シリア空軍が合同演習を実施(2024年6月7日)

ロシア当事者和解調整センターのユーリ・ポポフ副センター長は、ロシア空軍が米軍(有志連合)の占領下にあるヒムス県のタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)から同県とダイル・ザウル県の奥地に潜入していた武装勢力の基地4ヵ所を破壊したと発表した。

一方、ロシア国防省はテレグラム(https://t.me/mod_russia)を通じて、ロシア空軍とシリア空軍がシリア領空で合同軍事演習を行ったと発表した。

合同演習には、ロシア空軍のSu-35戦闘機とSu-34戦闘爆撃機、シリア空軍のSu-24戦闘爆撃機が参加した。

RIAノーヴォスチ通信(6月7日付)、TASS通信(6月7日付)が伝えた。

RIA Novosti, June 7, 2024、TASS, June 7, 2024をもとに作成。

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米中央軍(CENTCOM)は紅海でUAS、USV、ASBMなど多数を撃破したと発表(2024年6月7日)

米中央軍(CENTCOM)は午前3時5分にX(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/CENTCOM/)を通じて声明を出し、過去24時間に、CENTCOMが紅海上空でフーシー派の支配下にあるイエメン領内から発射された無人航空システム(UAS)8機を撃墜、紅海でフーシー派の無人水上艦艇(USV)2隻を撃破することに成功、有志連合艦船がフーシー派支配地域から発射された無人航空機1機と交戦する一方、フーシー派が支配地域から紅海上に対艦弾道ミサイル(ASBM)1発を発射した、と発表した。

また午後10時46分にも声明を出し、過去24時間に、フーシー派が支配地域から紅海上空に対艦弾道ミサイル(ASBM)4発を発射、これに対して、CENTCOMは、フーシー派支配地域でUAS4機とASBM2機を撃墜、バブ・エル・マンデブ海峡に発射されたUAS1機を撃破、紅海でフーシー派の巡視船を破壊したと発表した。

AFP, June 7, 2024、ANHA, June 7, 2024、‘Inab Baladi, June 7, 2024、Reuters, June 7, 2024、SANA, June 7, 2024、SOHR, June 7, 2024などをもとに作成。

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イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)は紅海上で船舶2隻に対する作戦を2回を実施したと発表(2024年6月7日)

イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)のヤフヤー・サリーア報道官は午後8時1分、X(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/army21ye)を通じて声明を出し、海軍部隊、ミサイル航空兵器部隊が紅海上で船舶2隻に対する合同作戦を2回を実施したと発表した。

AFP, June 7, 2024、ANHA, June 7, 2024、‘Inab Baladi, June 7, 2024、Reuters, June 7, 2024、SANA, June 7, 2024、SOHR, June 7, 2024などをもとに作成。

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ヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗はイスラエル北部(イスラエル占領下のレバノン南部)を3回攻撃したと発表(2024年6月7日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、6月7日の戦果について以下の通り発表した。

西部地区

(時刻明示せず)ヒルバト・マーイル基地の砲台複数基と同地一帯に展開するイスラエル軍部隊を砲撃。

(時刻明示せず)リーシャー池陣地内の車輛1台をロケット弾複数発で攻撃し、直接の損害を与える。

午後8時34分、ネトゥア(キブツ)陣地の森林地帯に展開するイスラエル軍をロケット弾複数発で攻撃。

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イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて以下の通り発表した。

午前8時4分、ジェット戦闘機複数機が夜間、ラズラーン山、ラーミヤー村、カフルカラー村地帯にあるヒズブッラーの軍事施設を攻撃。

午後10時28分、マタット入植地地域に午後8時34分、レバノンから2つの飛翔体が飛来、空地に着弾したことを確認。本日早く、レバノンからエズレル渓谷の空地にUAV1機が墜落したのを角印。さらにショメラ入植地地域に別のUAV1機が飛来したのを確認。ジェット戦闘機複数機が本日早く、アイター・シャアブ村、ハラーイブ村地域にあるヒズブッラーのテロ・インフラ、ロケット砲発射台を攻撃。砲兵部隊が終日、アルマー・シャアブ村、ナークーラ村地域を砲撃し、脅威を排除。

AFP, June 7, 2024、ANHA, June 7, 2024、‘Inab Baladi, June 7, 2024、Qanat al-Manar, June 7, 2024、Reuters, June 7, 2024、SANA, June 7, 2024、SOHR, June 7, 2024などをもとに作成。

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ラタキア県、アレッポ県に対するシリア軍の砲撃でシャーム解放機構と「決戦」作戦司令室のメンバー2人死亡(2024年6月7日)

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が県北部の農村地帯を砲撃し、シャーム解放機構のメンバー1人が死亡した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるカフル・アンマ村一帯を砲撃し、「決戦」作戦司令室のメンバー1人が死亡した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

シリア軍はまた、タカード村一帯を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるガーブ平原の灌漑計画地区東一帯を砲撃した。

AFP, June 7, 2024、ANHA, June 7, 2024、‘Inab Baladi, June 7, 2024、Reuters, June 7, 2024、SANA, June 7, 2024、SOHR, June 7, 2024などをもとに作成。

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シャーム解放機構支配下のイドリブ県、アレッポ県各所で金曜午後の集団礼拝後にジャウラーニー指導者の打倒、逮捕者の即時釈放を訴える抗議デモ、総合治安機関は3人を逮捕(2024年6月7日)

イドリブ県では、テレグラムの「シリア革命の咆哮者たち」(https://t.me/s/mzmgr_syria)、イナブ・バラディー(6月7日付)、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構支配下のカラーマ国内避難民(IDPs)キャンプ、マシュハド・ルーヒーン村のIDPsキャンプ、イドリブ市、ビンニシュ市、アリーハー市、ハルブヌーシュ村、アルマナーズ市、カッリー町、カフルタハーリーム町、ダイル・ハッサーン村、ハザーヌー町、クマイナース村、カフルルースィーン村で金曜午後の集団礼拝後に、アブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者の打倒、逮捕者の即時釈放を訴える抗議デモが行われた。


















また、アレッポ県でも、アターリブ市、ダーラト・イッザ市、アビーン・サムアーン村で同様のデモが発生した。


これに対して、シャーム解放機構の総合治安機関がマシュハド・ルーヒーン村で高齢者2人を含むデモ参加者5人を拘束、連行した。

なお、デモは夜間にも、イドリブ県のタフタナーズ市、アウラム・ジャウズ村、イブリーン村、マシュハド・ルーヒーン村で発生した。




AFP, June 7, 2024、ANHA, June 7, 2024、‘Inab Baladi, June 7, 2024、Reuters, June 7, 2024、SANA, June 7, 2024、SOHR, June 7, 2024などをもとに作成。

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スワイダー市のサイル広場(カラーマ広場)のデモ会場で2つの爆発物が発見されるなか、抗議デモ続く(2024年6月7日)

スワイダー県では、スワイダー市のサイル広場(カラーマ広場)で、自由、体制打倒、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放、人民議会拒否を訴えるデモを主催する団体(平和的デモ組織委員会)が、メディア関係者やカメラマンが通常陣取るモ会場の壇上に2つの爆発物が公然と仕掛けられているのを午前9時頃に発見したと発表した。

爆発物が発見されたのは、デモ参加者が会場入りする前で、広場の警備を担当する若者らが防弾シールドを着用して、爆発物を撤去、解体するために技術センターに運び出した。

主催団体を統括する弁護士のアイマン・シーブッディーン氏は「我々は爆発物からお前たちのメッセージを受け取った。お前たちを根絶やしにして、シリアとシリア人を救出する政治的変革を達成することを妨げるものは何もない」、「我々は平和的であり続ける。お前たちのたる爆弾で我々が怯えなかったように、お前たちの爆弾も我々を脅かすことはない」などと述べて、シリア政府の関与を疑い、非難した。


また、サイル広場では、その後、通常通り、抗議デモが行われ、数百人が参加、「アブー・ハーフェズ、お前の魂を呪う」、「人民は体制打倒を望む」、「バッシャールよ、我々にはお前は要らない」、「シリア万歳、バッシャール・アサドは倒れる」、「暴君よ」などと書かれたプラカードを掲げて、体制打倒や国連安保理決議第2254号の履行などを訴えた。

スワイダー24(6月7日付)、イナブ・バラディー(6月7日付)、シリア人権監視団などが伝えた。

AFP, June 7, 2024、ANHA, June 7, 2024、‘Inab Baladi, June 7, 2024、Reuters, June 7, 2024、SANA, June 7, 2024、SOHR, June 7, 2024、Suwayda 24, June 7, 2024などをもとに作成。

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トルコ軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるアレッポ県タッル・リフアト市近郊のシャッアーラ村を砲撃(2024年6月7日)

アレッポ県では、ANHA(6月7日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のシャッアーラ村を砲撃した。

AFP, June 7, 2024、ANHA, June 7, 2024、‘Inab Baladi, June 7, 2024、Reuters, June 7, 2024、SANA, June 7, 2024、SOHR, June 7, 2024などをもとに作成。

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