レバノンのヒズブッラーのナスルッラー書記長はシリアの反体制派がイスラエルと米国の手先と非難(2024年8月6日)

レバノンのヒズブッラーのハサン・ナスルッラー書記長は、首都レバノン南部郊外ダーヒヤ地区のサイイド・シュハダー複合施設で執り行われたフアード・シュクル氏の追悼集会でビデオ演説を行い、以下のように述べて、同氏暗殺への報復を行うと改めて強調した。

我々の報復はなされだろう。我々だけ、あるいは、(抵抗)枢軸とともに。これは大いなる戦いだ。血の代償は高く、その標的は重大なものとなる。

ナスルッラー書記長はまた、抵抗枢軸が敗北すれば、イスラエルは、シリアを支配する者を友人、道具、そして手先とするための計画にさらに取り組むことになるだろうとしたうえで、以下の通り述べた。

これは我々がシリアの一部の世俗的反体制派のなかにすでに目にしているものだ。イスラーム主義者たちは、「我々はそうではない」ということだろう。だが、違いは、イスラエルの手先か、米国の手先かというだけのものだ。

マナール・チャンネル(8月6日付)が伝えた。

AFP, August 6, 2024、ANHA, August 6, 2024、‘Inab Baladi, August 6, 2024、Qanat al-Manar, August 6, 2024、Reuters, August 6, 2024、SANA, August 6, 2024、SOHR, August 6, 2024などをもとに作成。

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ヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗はイスラエル北部(イスラエル占領下のレバノン南部)を9回攻撃する一方、戦闘員6人が死亡したと発表:攻撃によりイスラエルの複数の民間人が負傷(2024年8月6日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、8月6日の戦果について以下の通り発表した。

(時刻明示せず)報復として、イスラエル軍が使用するアヴィヴィム入植地の建物1棟を攻撃し、直接の損害を与える。

午前11時7分、リーシャー池陣地近くに集結するイスラエル軍部隊をブルカーン重ロケット弾複数発で攻撃。

(時刻明示せず)アバー村に対する攻撃への報復として、アクレ(アッカー)市北のゴラン旅団司令部とシュラーガー兵舎に第621エゴズ部隊司令部を自爆型無人航空機複数機で攻撃し、標的に正確に損害を与える。

(時刻明示せず)占領下シャブアー農場とカフルシューバー村丘陵地帯のルワイサート・イルム陣地一帯でイスラエル軍の動きを捕捉、これを地対地ミサイルで要撃し、兵士らを殺傷。

午前11時30分、マルジュ陣地を砲撃し、直接の損害を与える。

午後2時45分、カフルシューバー村丘陵地帯のルワイサート・イルム陣地をロケット弾複数発で攻撃し、直接の損害を与える。

午後4時00分、ザルイット入植地近くのアブー・ダジャージュ丘陵に展開するイスラエル軍部隊を砲撃し、直接の損害を与える。

午後5時00分、カランティーナー丘に集結するイスラエル軍部隊を砲撃。

(時刻明示せず)マイファドゥーン村に対する攻撃への報復として、カイラア村にあるミサイル・ロケット防空司令部をカチューシャ砲数十発で攻撃。

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レバノン・イスラーム抵抗はまた、戦闘員6人が死亡したと発表した。






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イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて以下の通り発表した。

午後12時18分、イスラエル空軍は先ほど、ナバティーヤ市地域にあるヒズブッラーの軍事施設1ヵ所、ヒヤーム村地域の軍事施設1ヵ所を攻撃。

午後1時52分、レバノンからイスラエル北部のナハリヤ市地域に1時間以上にわたって多数の敵UAVが飛来、1機を撃破、複数の民間人が負傷。

午後3時53分、上記の攻撃に関して、初期調査によると、迎撃ミサイル1発が敵の航空機1機を迎撃、ナハリヤ市南の国道4号沿線に墜落したことで、複数の民間人が負傷。

午後4時48分、ヒラ入植地地域で警報が発令され、多連装ミサイルがレバノンから飛来した飛翔体1つを迎撃。シャール入植地とケラ・アロン入植地で警報が発令され、多連装ミサイルが不審な飛翔体1つを撃破、落下した破片により火災が発生。西ガリラヤ地方で警報が発令され、多数の飛翔体がレバノンから飛来し、空地に着弾。

AFP, August 6, 2024、ANHA, August 6, 2024、‘Inab Baladi, August 6, 2024、Qanat al-Manar, August 6, 2024、Reuters, August 6, 2024、SANA, August 6, 2024、SOHR, August 6, 2024などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは米主導の有志連合による「非紛争議定書」違反を4件、55キロ地帯への侵犯を14件確認したと発表(2024年8月6日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・イグナシュク副センター長は、過去24時間にシリア領空での偶発的衝突を回避するために米国とロシアが2019年12月9日に交わした「非紛争議定書」への米主導の有志連合所属の無人航空機(ドローン)による違反を4件確認したと発表した。

イグナシュク副センター長はまた、米国が違法に占領するヒムス県ヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で、F-15戦闘機6機、タイフーン戦闘機4機、A-10サンダーボルト攻撃機6機による領空侵犯を14件確認したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(8月6日付)、タス通信(8月6日付)が伝えた。

RIA Novosti, August 6, 2024、TASS, August 6, 2024をもとに作成。

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米中央軍(CENTCOM)はフーシー派のUAS、USV、UAVなど多数を撃破(2024年8月6日)

米中央軍(CENTCOM)は現地時間の午前2時20分、X(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/CENTCOM)を通じて声明を出し、過去24時間以内に、フーシー派支配下のイエメン領内からアデン湾上空に向けて発射されたUAS3機を、イエメン領内でUAS1機を破壊するとともに、紅海でUSV1隻、UAV1機、ASBM1発を撃破することに成功したと発表した。

また、午後11時13分にも声明を出し、フーシー派支配地域から紅海に向けて発射された無人航空機1機と対艦弾道ミサイル2発を撃破することに成功したと発表した。

AFP, August 6, 2024、ANHA, August 6, 2024、‘Inab Baladi, August 6, 2024、Reuters, August 6, 2024、SANA, August 6, 2024、SOHR, August 6, 2024などをもとに作成。

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人民議会の憲法立法委員会はラースィム・ミスリー議員の免責特権を剥奪し、法務省に同議員の訴追を許可することを決定(2024年8月6日)

『ワタン』(8月6日付)は、人民議会の憲法立法委員会がラースィム・ミスリー議員の免責特権を剥奪し、法務省に同議員の訴追を許可することを決定したと伝えた。

AFP, August 6, 2024、ANHA, August 6, 2024、‘Inab Baladi, August 6, 2024、Reuters, August 6, 2024、SANA, August 6, 2024、SOHR, August 6, 2024、al-Watan, August 6, 2024などをもとに作成。

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トルコの占領下にあるハサカ県ラアス・アイン市南のM4高速道路沿線で、トルコ軍基地の守衛がシリア国民軍に所属する東部自由人連合のメンバー1人を射殺(2024年8月6日

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるラアス・アイン市南のM4高速道路沿線(変電所近く)で、トルコ軍基地の守衛がシリア国民軍に所属する東部自由人連合のメンバー1人を射殺した。

AFP, August 6, 2024、ANHA, August 6, 2024、‘Inab Baladi, August 6, 2024、Reuters, August 6, 2024、SANA, August 6, 2024、SOHR, August 6, 2024などをもとに作成。

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トルコ軍の無人航空機1機がハサカ県アブドゥルアズィーズ山にあるシリア民主軍の陣地1ヵ所を攻撃(2024年8月6日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍の無人航空機1機が北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるアブドゥルアズィーズ山にある人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の陣地1ヵ所を攻撃した。

AFP, August 6, 2024、ANHA, August 6, 2024、‘Inab Baladi, August 6, 2024、Reuters, August 6, 2024、SANA, August 6, 2024、SOHR, August 6, 2024などをもとに作成。

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シリア軍がハマー県、アレッポ県各所を無人航空機20機で攻撃し、複数の民間人が負傷、車複数台と民家複数棟が損害を受ける(2024年8月6日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍の自爆型無人航空機14機がシャーム解放機構の支配下にあるガーブ平原のクライディーン村、ザクーム村、ダクマーク村、ハミーマート村、ハミーディーヤ村、カストゥーン村、タッル・ワースィト村を攻撃し、複数の民間人が負傷、車複数台と民家複数棟が損害を受けた。

カストゥーン村では、住民が猟銃で無人航空機1機を撃墜した。

シリア軍はまた、クライディーン村、アンカーウィー村、マシーク村を砲撃し、マシーク村で住民1人が死亡、4人が負傷した。

これに対して、シャーム解放機構はジューバース村一帯でシリア軍の陣地複数ヵ所に対して砲撃を行った。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍無人航空機6機がシャーム解放機構の支配下にあるタディール村などを攻撃した。

これに対して、「決戦」作戦司令室は攻撃を行おうとしたシリア軍の無人航空機1機を撃破した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して、シリア軍はシャーム解放機構の支配下にあるカフル・アンマ村、カフル・タアール村を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるナフシャッバー村一帯を砲撃した。

これに対して、シリア軍はシャーム解放機構の支配下にあるクルド山地方のカッバーナ村を砲撃した。

AFP, August 6, 2024、ANHA, August 6, 2024、‘Inab Baladi, August 6, 2024、Reuters, August 6, 2024、SANA, August 6, 2024、SOHR, August 6, 2024などをもとに作成。

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シャーム解放機構の支配下にあるバーブ・ハワー国境通行所で、住民らがジャウラーニー指導者の打倒、逮捕者の即時釈放を訴える抗議デモ(2024年8月6日)

イドリブ県では、テレグラムの「シリア革命の咆哮者たち」(https://t.me/s/mzmgr_syria)、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の支配下にあるバーブ・ハワー国境通行所で、住民らがアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者の打倒、逮捕者の即時釈放を訴える抗議デモを行った。



 

AFP, August 6, 2024、ANHA, August 6, 2024、‘Inab Baladi, August 6, 2024、Reuters, August 6, 2024、SANA, August 6, 2024、SOHR, August 6, 2024などをもとに作成。

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スワイダー市のサイル広場(カラーマ広場)で、活動家らが抗議デモを続け、自由、体制打倒、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放を訴える(2024年8月6日)

スワイダー県では、スワイダー24(8月6日付)、シリア人権監視団によると、スワイダー市のサイル広場(カラーマ広場)で、活動家らが抗議デモを続け、自由、体制打倒、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放を訴えた。

AFP, August 6, 2024、ANHA, August 6, 2024、‘Inab Baladi, August 6, 2024、Reuters, August 6, 2024、SANA, August 6, 2024、SOHR, August 6, 2024、Suwayda 24, August 6, 2024などをもとに作成。

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