米主導の有志連合の士官(准将)ら一行が、実質占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)内のルクバーン・キャンプを訪問(2024年8月10日)

シリア自由軍(旧革命特殊任務軍)はフェイスブックのアカウント(https://www.facebook.com/SyrianFreeArmy/)などを通じて、米主導の有志連合の士官(准将)ら一行が、実質占領するタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)内のルクバーン・キャンプを訪れ、地元評議会や市民社会の代表らと面談した、と発表した。

AFP, August 12, 2024、ANHA, August 12, 2024、‘Inab Baladi, August 12, 2024、Reuters, August 12, 2024、SANA, August 12, 2024、SOHR, August 12, 2024などをもとに作成。

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シリア政府の支配下にあるハサカ市の治安厳戒地区で、シリア民主軍とアサーイシュによる封鎖に抗議するデモ(2024年8月10日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるハサカ市の治安厳戒地区で、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍と北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)による封鎖に抗議するデモが行われ、住民ら数十人が参加した。

AFP, August 11, 2024、ANHA, August 11, 2024、‘Inab Baladi, August 11, 2024、Reuters, August 11, 2024、SANA, August 11, 2024、SOHR, August 11, 2024などをもとに作成。

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ヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗はイスラエル北部(イスラエル占領下のレバノン南部)を10回攻撃したと発表(2024年8月10日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、8月10日の戦果について以下の通り発表した。

(時刻明示せず)ラーミヤー陣地のスパイ設備を自爆型無人航空機で攻撃し、これを破壊。

午後12時50分、マルキヤ入植地を砲撃し、直接の損害を与える。

午後12時48分、タッル・シャアルに集結するイスラエル軍部隊をロケット弾複数発で攻撃、直接の損害を与える。

午後5時5分、ミスカヴ・アム(キブツ)のスパイ設備を攻撃し、直接の損害を与える。

(時刻明示せず)ティールハルファー村、アイター・シャアブ村などに対する攻撃への報復として、イールオン(キブツ)をカチューシャ砲複数発で攻撃。

午後5時30分、占領下カフルシューバー村丘陵地帯のラムサー陣地をロケット弾複数発で攻撃、直接の損害を与える。

午後5時35分、占領下シャブアー農場のザブディーン陣地をロケット弾複数発で攻撃、直接の損害を与える。

午後6時20分、カランティーナー丘の技術システムを地対地ミサイルで攻撃し、直接の損害を与える。

(時刻明示せず)サイダー市に対する暗殺攻撃への報復として、マフワート・アロン基地(教練センター)を自爆型無人航空機複数機で攻撃し、直接の損害を与える。

(時刻明示せず)レバノン南部に対する攻撃への報復として、リーシャー池陣地一帯に集結するイスラエル軍部隊を自爆型無人航空機複数機で攻撃。

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イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて以下の通り発表した。

午後11時27分、イスラエル北部で午後7時27分から44分にかけて警報が発令、多数のUAVがレバノンから飛来、1機を撃破する一方、複数機の墜落を確認。ティールハルファー村地域の軍事施設に本日早く、ヒズブッラーのテロリスト1人が入るのが確認され、イスラエル空軍がこれを攻撃。フーラー村、ヒーラト・ダーバー村地域からのロケット弾発射を確認。イスラエル宇う軍は同地で発射準備がされていたUAVとヒズブッラーのテロリスト1人を攻撃。さらに、イスラエル空軍は、ハニーン村、アイター・シャアブ村、ヒヤーブ村、ブライダー村地域にあるヒズブッラーの軍事施設や武器貯蔵施設を攻撃。

AFP, August 10, 2024、ANHA, August 10, 2024、‘Inab Baladi, August 10, 2024、Qanat al-Manar, August 10, 2024、Reuters, August 10, 2024、SANA, August 10, 2024、SOHR, August 10, 2024などをもとに作成。

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米中央軍(CENTCOM)はフーシー派の支配下にあるイエメン領内でミサイル発射台1台と無人水上艦艇1隻を、紅海上空で無人航空機2機を撃墜することに成功したと発表(2024年8月10日)

米中央軍(CENTCOM)は現地時間の午前5時21分、X(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/CENTCOM)を通じて声明を出し、24時間以内に、フーシー派の支配下にあるイエメン領内でミサイル発射台1台と無人水上艦艇1隻を、紅海上空で無人航空機2機を撃墜することに成功したと発表した。


AFP, August 10, 2024、ANHA, August 10, 2024、‘Inab Baladi, August 10, 2024、Reuters, August 10, 2024、SANA, August 10, 2024、SOHR, August 10, 2024などをもとに作成。

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シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ市、カフルタハーリーム町、アルマナーズ市で、住民らがジャウラーニー指導者の打倒、逮捕者の即時釈放を訴える抗議デモ(2024年8月10日)

イドリブ県では、テレグラムの「シリア革命の咆哮者たち」(https://t.me/s/mzmgr_syria)によると、シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ市、カフルタハーリーム町、アルマナーズ市で、住民らがアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者の打倒、逮捕者の即時釈放を訴える抗議デモを行った。



一方、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の総合治安機関がマアッラトミスリーン市の検問所でジュンド・イスラーム大隊のメンバー7人を逮捕した。

AFP, August 10, 2024、ANHA, August 10, 2024、‘Inab Baladi, August 10, 2024、Reuters, August 10, 2024、SANA, August 10, 2024、SOHR, August 10, 2024などをもとに作成。

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トルコ軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるアレッポ県北部を砲撃(2024年8月10日)

アレッポ県では、ANHA(8月10日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるマンビジュ市北のジャート村、アウン・ダーダート村、サイヤーダ村を砲撃した。

シリア人権監視団によると、この砲撃で、シリア民主軍に所属するマンビジュ軍事評議会の第1旅団の兵士1人が死亡した。

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アナトリア通信(8月10日付)によると、トルコ国防相はアレッポ県北部でPKK/YPGのテロリスト12人を無力化した。

AFP, August 10, 2024、Anadolu Ajansı, August 10, 2024、ANHA, August 10, 2024、‘Inab Baladi, August 10, 2024、Reuters, August 10, 2024、SANA, August 10, 2024、SOHR, August 10, 2024などをもとに作成。

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シリア民主軍のYATがダイル・ザウル県スワイダーン・ジャズィーラ村でダーイシュのスリーパーセルの指導者を殺害、セルを解体することに成功したと発表(2024年8月10日)

人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の広報センターは声明を出し、同軍のテロ撲滅部隊(YAT)がダイル・ザウル県スワイダーン・ジャズィーラ村で精密治安作戦を実施、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルの指導者を殺害、セルを解体することに成功したと発表した。

AFP, August 10, 2024、ANHA, August 10, 2024、‘Inab Baladi, August 10, 2024、Reuters, August 10, 2024、SANA, August 10, 2024、SOHR, August 10, 2024などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県でシリア軍、国防隊、地元武装集団とシリア民主軍の戦闘が続くなか、シリア民主軍はハサカ県のムジャイビラ村を制圧し、シリア軍を放逐(2024年8月10日)

ダイル・ザウル県では、ANHA(8月10日付)、シリア人権監視団にによると、シリア軍と国防隊が早朝、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるユーフラテス川東岸のブサイラ市およびその一帯のハワーイジュ・ズィヤーブ村、スブハ村、ズィーバーン村を砲撃した。


また、シリア人権監視団によると、イブラーヒーム・ハフル氏が率いる地元武装集団(部族軍)がダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるユーフラテス川東岸のズィーバーン村に潜入し、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍と交戦した。

これにより、部族軍に所属するブージャーミル旅団の司令官を含む2人が死亡した。

戦闘はまた、ブサイラ市近郊のハウィージャト・フハイマーン村などでも激しく行われた。

こうしたなか、シリア人権監視団によると、シリア軍第4師団がさらなる戦闘激化に備えるかたちで、ブーライル村、トゥーブ村の住民らに対して退去を呼びかけるとともに、同地一帯に増援部隊を派遣した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、シリア民主軍と北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)がシリア政府の支配下にあるムジャイビラ村および同地一帯でシリア軍、国防隊と激しく交戦、村とその近くに設置されているシリア軍検問所2ヵ所を制圧、シリア軍兵士3人を殺害、8人を捕捉、それ以外の兵士や国防隊メンバーを排除した。

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ダイル・ザウル地区(ダイル・ザウル県)のアカイダート部族とバッカーラ部族の名士ら、スィタール大会、ハサカ県タッル・ハミース市のアラブ人部族の部族長と名士ら、タブカ地区(ラッカ県)の部族、マアバダ(カルキールキー)町(ハサカ県)の部族の名士らなどがそれぞれ声明を出し、シリア軍、国防隊によるダイル・ザウル県のユーフラテス川東岸地域への攻撃を非難した。




また、ハサカ市(ハサカ県)では、シリア祖国党が攻撃に抗議するデモを行い、ラッカ地区およびタブカ地区(ラッカ県)、マンビジュ地区(アレッポ県)、スィッリーン町(アレッポ県)、アイン・イーサー市(ラッカ県)、カーミシュリー市(ハサカ県)でも、シリア民主軍の支持者らがデモを行った。






ANHA(8月10日付)が伝えた。

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シリア民主軍に所属するダイル・ザウル軍事評議会は声明を出し、7日以降のシリア軍、国防隊との戦闘で、シリア軍側の兵士ら25人を殺害、10人を負傷させる一方、民間人11人とシリア民主軍の兵士2人が犠牲となったと発表した。

一方、シリア人権監視団によると、4日間での戦闘による死者は、民間人16人(うち子供7人)、シリア民主軍兵士2人、シリア軍側の兵士・戦闘員8人、負傷者は民間人35人、兵士・戦闘員7人。

AFP, August 10, 2024、ANHA, August 10, 2024、‘Inab Baladi, August 10, 2024、Reuters, August 10, 2024、SANA, August 10, 2024、SOHR, August 10, 2024などをもとに作成。

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国防省はシリア軍がアレッポ県、イドリブ県、ハマー県で多数のテロリストを殺傷、ドローンを撃破したと発表(2024年8月10日)

国防省はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/mod.gov.sy/)を通じて、シリア軍がアレッポ県西部農村地域でテロリストの活動と集結場所を追跡・捕捉、タディール村とカフル・アンマ村にあるテロリストの拠点複数ヵ所を攻撃、シリア軍陣地複数ヵ所への攻撃を準備していたテロリスト多数を殺傷したと発表した。

また、イドリブ県農村地域でも、自爆型無人航空機多数を迎撃し、5機を破壊するなどして、撃退したほか、ハマー県北部農村地域でも、多数の車輛や設備を攻撃し、これらを破壊、多数のテロリストを殺傷したと付言した。









SANA(8月9日付)が伝えた。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるナフシャッバー村一帯を砲撃し、シリア軍兵士3人が死亡した。

また、負傷していたシリア軍士官(中尉)が11日に死亡した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるカンスフラ村一帯を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるカフル・タアール村、カフル・アンマ村、ワサータ村の農場を砲撃した。

AFP, August 10, 2024、ANHA, August 10, 2024、‘Inab Baladi, August 10, 2024、Reuters, August 10, 2024、SANA, August 10, 2024、SOHR, August 10, 2024、August 11, 2024などをもとに作成。

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ハトワ財団がダマスカス県のアサド文化芸術館で「祖国の夫人」と銘打った行事を催し、多数の慈善団体が参加し、アスマー・大統領夫人の支援に謝意を示す(2024年8月10日)

ハトワ財団がダマスカス県のアサド文化芸術館で、「祖国の夫人」と銘打った行事を催し、多数の慈善団体が参加し、アスマー・アフラス大統領夫人の支援に謝意を示した。

ハトワ財団は、アスマー夫人の支援を受ける慈善団体の一つで、首都ダマスカス、ダルアー県、タルトゥース県に支部を持ち、義肢の提供、患者への物心面でのケアを行っている。





SANA(8月9日付)が伝えた。

AFP, August 10, 2024、ANHA, August 10, 2024、‘Inab Baladi, August 10, 2024、Reuters, August 10, 2024、SANA, August 10, 2024、SOHR, August 10, 2024などをもとに作成。

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外務在外居住者省はイスラエル軍がガザ地区北部にある学校を爆撃し、住民ら100人以上が死亡したことを非難(2024年8月10日)

外務在外居住者省は声明を出し、イスラエル軍がパレスチナのガザ地区北部にある学校を爆撃し、住民ら100人以上が死亡したことについて、「パレスチナ、レバノン、シリアで占領国イスラエルが無辜の市民の血を流し続けることは、西側の全面的な支援にもかかわらず、この地域の人々にさらなる抵抗と、イスラエルの犯罪に対する報復の決意を強めさせるだろう」と非難した。

SANA(8月9日付)が伝えた。

AFP, August 10, 2024、ANHA, August 10, 2024、‘Inab Baladi, August 10, 2024、Reuters, August 10, 2024、SANA, August 10, 2024、SOHR, August 10, 2024などをもとに作成。

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外務在外居住者省はダイル・ザウル県での戦闘激化を受け、米軍の撤退を改めて要求(2024年8月10日)

外務在外居住者省は声明を出し、ダイル・ザウル県各所でシリア軍、国防隊、地元武装集団(部族軍)と人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の戦闘が激化していることに関して、米軍がシリア領内の一部を占領することは、主権、領土統合・保全に対するあからさまな侵害だとしたうえで、「分離主義的なシリア民主軍への支援は、シリアへの敵対的な計略を実施するための陳腐なツールだ」と非難、シリア民主軍への支援を止め、領内から即時撤退し、分離主義勢力の存在を拒否するシリア人の意志を尊重するよう求めた。

SANA(8月9日付)が伝えた。

AFP, August 10, 2024、ANHA, August 10, 2024、‘Inab Baladi, August 10, 2024、Reuters, August 10, 2024、SANA, August 10, 2024、SOHR, August 10, 2024などをもとに作成。

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米軍が違法に基地を設置しているハサカ県ハッラーブ・ジール村の農業用空港が「攻撃型」無人航空機の攻撃を受ける(2024年8月10日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア地域民主自治局の支配下にあり、米軍が違法に基地を設置しているハッラーブ・ジール村の農業用空港に対して「攻撃型」無人航空機1機が攻撃を行った。

同監視団によると、航空機は迎撃され、基地内に墜落した。

一方、ANHA(8月10日付)によると、攻撃は午前0時30分に、イラクから飛来した2機の無人航空機によって行われ、1機は米軍の迎撃により破壊されたが、1機が基地内で爆発した。

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2023年10月19日以降、シリア領内にある米軍基地や米軍施設が狙われるのはこれで135回目。

内訳は以下の通り:

ウマル油田の基地:36回
シャッダーディー市の基地:16回
CONOCOガス田の基地:40回
ハッラーブ・ジール村の基地:20回
タンフ国境通行所の基地:17回
タッル・バイダル村の基地:2回
ルーバールヤー村の基地:2回
カスラク村の基地:1回
ワズィール休憩所の基地:1回

AFP, August 10, 2024、ANHA, August 10, 2024、‘Inab Baladi, August 10, 2024、Reuters, August 10, 2024、SANA, August 10, 2024、SOHR, August 10, 2024などをもとに作成。

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