シン米国防総省副報道官:「イラクやシリアにおいて将来、似たような攻撃が行われた場合、我々は報復権を行使することを留保する」(2024年8月15日)

サブリナ・シン米国防総省副報道官は記者会見で、米軍に対する攻撃があった場合、米国政府は常に必要な対応を行ってきたとしたうえで、イラクやシリアにおいて将来、似たような攻撃が行われた場合、「我々は自らが選ぶ時間と場所で報復権を行使することを留保する」と述べた。

AFP, August 16, 2024、ANHA, August 16, 2024、‘Inab Baladi, August 16, 2024、Reuters, August 16, 2024、SANA, August 16, 2024、SOHR, August 16, 2024などをもとに作成。

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ヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗はイスラエル北部(イスラエル占領下のレバノン南部)を7回攻撃したと発表(2024年8月15日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、8月15日の戦果について以下の通り発表した。

午前9時10分、マヤン・バルーク(キブツ)を砲撃。

午前11時5分、マルキヤ入植地に設置されているイスラエル軍の陣地1ヵ所を攻撃し、直接の損害を与える。

(時刻明示せず)アッバースィーヤ村などに対する攻撃への報復として、ヒルバト・マーイル基地を自爆型無人航空機複数機で攻撃し、複数の標的に正確に損害を与える。

(時刻明示せず)レバノン南部に対する攻撃への報復として、シャミル入植地をカチューシャ砲複数発で初めて攻撃。

午後6時00分、ザウラ入植地にある砲台複数ヵ所をカチューシャ砲複数発で攻撃。

午後6時15分、占領下カフルシューバー村丘陵地帯のルワイサート・イルム陣地を攻撃し、直接の損害を与える。

午後5時40分、マルジュ陣地を攻撃し、直接の損害を与える。

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イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて以下の通り発表した。

午前9時7分、西ガリラヤ地方で夜間に警報が発令され、多連装ミサイルがレバノンからの不審な航空標的1つを迎撃することに成功。
午後3時32分、ゴラン高原地域で午後2時10分に警報が発令され、レバノンから不審な航空標的1つが飛来。また、レバノンから約5発の飛翔体が飛来し、シャミル入植地地域の空地に着弾。上ガリラヤ地方で午後2時29分に警報が発令され、約20発の飛翔体がレバノンから飛来、大多数を迎撃、一部がシャミル入植地の空地などにc百段。

午後7時43分、レバノンから数時間にわたって多数の飛翔体がひり、一部を迎撃、一部は空地に着弾。イスラエル空軍が数時間にわたり、ヤールーン村、アイター・シャアブ村地域にあるヒズブッラーの軍事施設を攻撃。ダイル・ミーマース村地域を砲撃。

AFP, August 15, 2024、ANHA, August 15, 2024、‘Inab Baladi, August 15, 2024、Qanat al-Manar, August 15, 2024、Reuters, August 15, 2024、SANA, August 15, 2024、SOHR, August 15, 2024などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは米主導の有志連合による「非紛争議定書」違反を7件、55キロ地帯への侵犯を12件確認したと発表(2024年8月15日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・イグナシュク副センター長は、過去24時間にシリア領空での偶発的衝突を回避するために米国とロシアが2019年12月9日に交わした「非紛争議定書」への米主導の有志連合所属の無人航空機(ドローン)による違反を7件確認したと発表した。

イグナシュク副センター長はまた、米国が違法に占領するヒムス県ヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で、F-15戦闘機4機、F/A-18戦闘爆撃機2機、A-10サンダーボルト攻撃機6機による領空侵犯を12件確認したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(8月15日付)、タス通信(8月15日付)が伝えた。

RIA Novosti, August 15, 2024、TASS, August 15, 2024をもとに作成。

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シリア人権監視団:トルコ当局がイラク・クルディスタン地域でのPKKとの戦闘に投入するため、傭兵として募集したシリア国民軍戦闘員が550人以上に(2024年8月15日

シリア人権監視団は、トルコ当局がイラク・クルディスタン地域でのクルディスタン労働者党(PKK)との戦闘に投入するため、傭兵として募集したシリア国民軍所属のハムザ師団、スライマーン・シャー師団、スルターン・ムラード師団の戦闘員(そのほとんどはトルコマン系)の数が550人以上に達していると発表した。

AFP, August 15, 2024、ANHA, August 15, 2024、‘Inab Baladi, August 15, 2024、Reuters, August 15, 2024、SANA, August 15, 2024、SOHR, August 15, 2024などをもとに作成。

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イラン・イスラーム革命防衛隊は、顧問部隊に所属するアフマド・レザー・アフシャーリー准将がシリアでの爆撃で負傷、その後死亡したと発表(2024年8月15日)

イラン・イスラーム革命防衛隊のホセイン・セラーミー総司令官は、同隊宇宙航空部隊の顧問部隊に所属するアフマド・レザー・アフシャーリー准将がシリアでの爆撃で負傷、その後死亡したと発表した。


タスニーム通信(8月15日付)が伝えた。

メフル通信(8月15日付)によると、アフシャーリー准将は、7月末の米主導の有志連合による航空攻撃で負傷し、イラン国内の病院に搬送されていたが、15日に死亡した。

AFP, August 15, 2024、ANHA, August 15, 2024、‘Inab Baladi, August 15, 2024、Mehr News, August 15, 2024、Reuters, August 15, 2024、SANA, August 15, 2024、SOHR, August 15, 2024、Tasnim News, August 15, 2024などをもとに作成。

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シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるアレッポ県カフル・ヌーラーン村一帯を自爆型無人航空機で攻撃(2024年8月15日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるカフル・ヌーラーン村一帯を自爆型無人航空機1機で攻撃した。

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イドリブ県ではシリア人権監視団によると、シリア軍の自爆型無人航空機1機がシャーム解放機構の支配下にあるマアーッラト・ナアサーン村で車1台を攻撃した。

シリア軍はまた、ザーウィヤ山地方のバイニーン村一帯を砲撃した。

これに対して、「決戦」作戦司令室は、マアーッラト・ナアサーン村でシリア軍の自爆型無人航空機1機を撃墜、ハザーリーン村、ルワイハ村を砲撃した。

AFP, August 15, 2024、ANHA, August 15, 2024、‘Inab Baladi, August 15, 2024、Reuters, August 15, 2024、SANA, August 15, 2024、SOHR, August 15, 2024などをもとに作成。

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地元武装集団とシリア民主軍がダイル・ザウル県ユーフラテス川河畔各所で交戦、シリア民主軍の狙撃で住民1人死亡(2024年8月15日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、イランとシリア政府の支援を受ける地元武装集団が14日深夜から15日未明にかけて、シリア政府の支配下にあるユーフラテス川西岸バクラス村から東岸に潜入を試み、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍と交戦、砲撃戦となった。

また、シリア政府の支配下にあるクーリーヤ市では、ユーフラテス川東岸からのシリア民主軍の狙撃で、住民1人が死亡した。

このほかにも、ユーフラテス川東岸のアブー・ハルドゥーブ村一帯に展開するシリア民主軍と、西岸のスバイハーン村一帯に展開する地元武装集団が銃撃戦を行った。

AFP, August 15, 2024、ANHA, August 15, 2024、‘Inab Baladi, August 15, 2024、Reuters, August 15, 2024、SANA, August 15, 2024、SOHR, August 15, 2024などをもとに作成。

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スワイダー市のサイル広場(カラーマ広場)で、活動家らが抗議デモを続け、自由、体制打倒、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放を訴える(2024年8月15日)

スワイダー県では、スワイダー24(8月15日付)、シリア人権監視団によると、スワイダー市のサイル広場(カラーマ広場)で、活動家らが抗議デモを続け、自由、体制打倒、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放を訴えた。

 

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、総合情報部のメンバーがハーッラ市に近い街道で住民2人を撃ち、1人を殺害、1人を負傷させた。

AFP, August 15, 2024、ANHA, August 15, 2024、‘Inab Baladi, August 15, 2024、Reuters, August 15, 2024、SANA, August 15, 2024、SOHR, August 15, 2024、Suwayda 24, August 15, 2024などをもとに作成。

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シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県ダーナー市、イドリブ市で、住民らがジャウラーニー指導者の打倒、逮捕者の即時釈放を訴える抗議デモ(2024年8月15日)

イドリブ県では、テレグラムの「シリア革命の咆哮者たち」(https://t.me/s/mzmgr_syria)によると、シャーム解放機構の支配下にあるダーナー市、イドリブ市で、住民らがアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者の打倒、逮捕者の即時釈放を訴える抗議デモを行った。


AFP, August 15, 2024、ANHA, August 15, 2024、‘Inab Baladi, August 15, 2024、Reuters, August 15, 2024、SANA, August 15, 2024、SOHR, August 15, 2024などをもとに作成。

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国連シリア代表部はイスラエル占領下ゴラン高原のマジュダル・シャムス村で子供らが死亡した事件について、イスラエル占領当局に責任があると改めて主張(2024年8月15日)

国連シリア代表部は国連事務総長と安保理議長に書簡を送り、7月27日にイスラエル占領下ゴラン高原のマジュダル・シャムス村で、イスラエル軍のアイアン・ドーム防空システムのミサイルの着弾、あるいはレバノンのヒズブッラーのファラク1ロケット弾の攻撃によって子供らが死亡した事件について、イスラエル占領当局に責任があると改めて主張した。

AFP, August 15, 2024、ANHA, August 15, 2024、‘Inab Baladi, August 15, 2024、Reuters, August 15, 2024、SANA, August 15, 2024、SOHR, August 15, 2024などをもとに作成。

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外務在外居住者省は、米軍元士官でジャーナリストのオースティン・タイス氏をシリア政府が逮捕したとするバイデン米大統領の主張を否定(2024年8月15日)

外務在外居住者省は声明を出し、ジョー・バイデン大統領が14日にオースティン・タイス氏(2012年8月13日にシリア国内で失踪)の釈放をシリア政府に対して改めて求めたことに対して、ジャーナリストだとされる元米軍士官のタイス氏がシリア政府によって逮捕されたとする嫌疑には根拠がなく、真実を歪めているとしたうえで、領土主権の侵害、分離主義民兵やテロ組織への支援、資源の盗奪、一方的制裁などといった敵対行為とともに、シリアへの嫌疑を向ける手口を続けていると非難した。

AFP, August 15, 2024、ANHA, August 15, 2024、‘Inab Baladi, August 15, 2024、Reuters, August 15, 2024、SANA, August 15, 2024、SOHR, August 15, 2024などをもとに作成。

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外務在外居住者省はムハンマド・ウムラーニー在ベラルーシ・シリア大使が首都ミンスクで心臓発作により急逝したと発表(2024年8月15日)

外務在外居住者省は声明を出し、ムハンマド・ウムラーニー在ベラルーシ・シリア大使が15日朝、首都ミンスクで心臓発作により急逝したと発表、弔意を示した。

AFP, August 15, 2024、ANHA, August 15, 2024、‘Inab Baladi, August 15, 2024、Reuters, August 15, 2024、SANA, August 15, 2024、SOHR, August 15, 2024などをもとに作成。

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国立地震センター:8月14日から15日午前8時までの間に8回の地震が発生(2024年8月15日)

シリアの国立地震センター(NEC-Syria、https://www.facebook.com/nec.gov.sy/)は、8月14日から15日午前8時までの間に以下の通り8回の地震が発生したと発表した。

8月14日
午前11時24分、ハマー市東28キロ、マグニチュード2.2
午後4時21分、ハマー市東22キロ、マグニチュード2.6。
午後5時12分、イドリブ市北西33キロ(アレキサンドレッタ地方)、マグニチュード1.5。

8月15日
午前1時51分、ラタキア市北西64キロ、マグニチュード2.3。
午前2時26分、タルトゥース市南西46キロ、マグニチュード3.0。
午前3時27分、ハマー市東29キロ、マグニチュード1.4。
午前7時8分、ラタキア市南西27キロ、マグニチュード2.5。
タルトゥース市南43キロ(レバノン国境に近い地中海)、マグニチュード1.6。

AFP, August 15, 2024、ANHA, August 15, 2024、‘Inab Baladi, August 15, 2024、Reuters, August 15, 2024、SANA, August 15, 2024、SOHR, August 15, 2024などをもとに作成。

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