第78回国連総会に出席するため、米ニューヨークを訪問中のロシアのセルゲイ・ラヴロフ外務大臣、イランのホセイン・エミール・アブドゥッラフヤーン外務大臣、トルコのハカン・フェダン外務大臣が会談した。
三ヵ国は、シリアでの停戦、和平プロセスの推進を目的とするアスタナ会議(アスタナ・プロセス)の保証国。
会談に先立って、ラブロフ外務大臣とアブドゥッラフヤーン外務大臣は二者会談を行い、続いてフェダン外務大臣が加わり、三者会談となった。
さらにその後、ゲイル・ペデルセン・シリア問題担当国連特別代表も会談に加わった。
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ロシア外務省の発表によると、会談では、シリア情勢に関して、同国において持続可能な安定を確保するという課題に重点をおいて、意見交換が行われ、アスタナ会議の保証国である3ヵ国は、シリアの主権、統一、領土の一体性を尊重するという原則を遵守し、同国の紛争の包括的な解決に向けて努力を継続することが確認された。
合わせて、紛争終結後の復興、難民の帰還促進などにおける貢献の必要が強調された。
RIAノーヴォスチ通信(9月22日、23日付)が伝えた。
AFP, September 22, 2023、ANHA, September 22, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 22, 2023、‘Inab Baladi, September 22, 2023、Reuters, September 22, 2023、RIA Novosti, September 22, 2023、September 23, 2023、SANA, September 22, 2023、SOHR, September 22, 2023などをもとに作成。
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