人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍はフェイスブックのアカウント(https://www.facebook.com/QSDMEDIA/)を通じて、9月28日に同軍のテロ撲滅部隊(YAT)と米主導の有志連合がラッカ県でダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルを追跡するため合同空挺作戦を実施するとともに、タブカ市一帯、ラッカ市一帯、および両市を結ぶ沿線一帯の上空でヘリコプターを重点的に巡回させたと発表した。
ユーフラテス・ポスト(9月29日付)によると、空挺作戦が行われたのは、県西部のヤアラブ農場。
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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市とタッル・サマン村を結ぶ街道で、シリア民主軍の車輌の通過に合わせて、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルが仕掛けた爆弾が爆発し、兵士2人が死亡、3人が負傷した。
AFP, September 29, 2023、ANHA, September 29, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 29, 2023、Euphrates Post, September 29, 2023、‘Inab Baladi, September 29, 2023、Reuters, September 29, 2023、SANA, September 29, 2023、SOHR, September 29, 2023などをもとに作成。
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