レバノン南部・イスラエル北部でハマースとヒズブッラーがイスラエル軍との散発的戦闘を続け、民間人を含む複数名が死傷(2023年10月15日)

イスラエルの日刊紙『ハアレツ』(10月15日付)は、イスラエル軍がレバノン領内からイスラエル北部に発射されたロケット弾9発のうち、5発を迎撃する一方、ヒズブッラーの砲撃で8人が負傷したと伝えた。

これに関して、ハマースのイッズッディーン・カッサーム大隊はテレグラムのアカウント(https://t.me/s/qassambrigades)を通じて声明を出し、イスラエル北部の複数の入植地に対してロケット弾20発を発射したと発表した。

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国連レバノン暫定駐留軍(UNIFIL)の司令部がある南部県ティール郡のティール村にロケット弾1発が着弾した。

AP(10月15日付)によると、ロケット弾はレバノン南部で活動するハマースの民兵の陣地から発射された。

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ハマースに所属するイッズッディーン・カッサーム大隊は声明を出し、レバノンとイスラエルを隔てる境界線(ブルー・ライン)のフェンスを破壊し、イスラエル領内に潜入しすることに成功し、イスラエル軍と交戦したが、イスラエル軍の航空機の標的となり、3人が死亡したと発表した。

イスラエルは14日に、レバノンから潜入したテロリスト複数人を殺害したと発表していた。

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レバノンのヒズブッラーは声明を出し、13日にイスラエル郡のロイター通信のレバノン人カメラマンのイサーム・アブドゥッラー氏が、死亡、ロイター通信とジャズィーラ・チャンネルのジャーナリストら6人が負傷したことへの報復として、イスラエル北部のシュトゥラ入植地一帯にあるイスラエル軍の拠点複数ヵ所を誘導ミサイルで攻撃したと発表した。

イスラエル軍も対戦車ミサイルの攻撃があったと発表した。

AFP(10月15日付)によると、この攻撃で、民間人が死亡、多数が負傷した。

これに対して、イスラエル軍のアヴィハイ・アドライ報道官は、午前8時頃ツイッターのアカウント(https://twitter.com/avichayadraee)で、ヒズブッラーの砲撃に応戦、その陣地と砲弾が発射地点を破壊したと発表した。

また、ヒズブッラーの砲撃により、イスラエル軍の陣地で火災が発生、これに対してもイスラエル軍は砲弾が発射した場所を砲撃したと付言した。

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ヒズブッラーはまた別の声明で、レバノン南部で負傷してえた戦闘員1人が死亡したと発表した。

AFP, October 15, 2023、ANHA, October 15, 2023、al-Durar al-Shamiya, October 15, 2023、Haaretz, October 15, 2023、‘Inab Baladi, October 15, 2023、Reuters, October 15, 2023、SANA, October 15, 2023、SOHR, October 15, 2023などをもとに作成。

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