イスラエル軍がカタール仲介によるパレスチナのハマースとの戦闘休止の終了を発表したのを受けて、レバノン南部・イスラエル北部で、ヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗とイスラエル軍の戦闘が再開された。
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レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、以下の通り発表した。
午後4時00分、ジャル・アラーム陣地一帯に集結しているイスラエル軍部隊を攻撃した。
午後4時40分、ラーミヤー陣地一帯に展開するイスラエル軍部隊を攻撃した。
午後4時43分、マルジュ陣地一帯に集結しているイスラエル軍部隊を攻撃した。
午後4時43分、ラーミーム兵舎を攻撃した。
午後5時10分、マルジュ陣地を再び攻撃した。
また、戦闘員2人がイスラエル軍との戦闘で死亡した。
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一方、マナール・チャンネル(12月1日付)によると、イスラエル軍に対するナバティーヤ県のフーラー村を砲撃し、女性1人とその息子1人が死亡した。
またナバティーヤ県カフルカラー村に隣接するオリーブ畑が白リン弾による砲撃を受けたほか、ナバティーヤ県ラーミヤ村、マルカバー村、フーニーン渓谷も砲撃を受けた。
さらに南部県のナークーラ村近郊、ナバティーヤ県アイター・シャアブ村が戦闘機やヘリコプターによる爆撃を受けた。
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イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて以下の通り発表した。
午後6時6分、ロシュ・ハニクラ、マルガリオット、キリヤット・シュモナ市一帯にレバノンから多数のロケット弾が発射されたことを確認、イスラエル軍がキリヤット・シュモナ市一帯で2発を撃破した。
午後8時44分、レバノン領内からのロケット弾攻撃への報復として、イスラエル軍の戦闘機、ヘリコプター、砲兵がレバノン領内のヒズブッラーのインフラを攻撃した。
AFP, December 1, 2023、ANHA, December 1, 2023、‘Inab Baladi, December 1, 2023、Qanat al-Manar, December 1, 2023、Reuters, December 1, 2023、SANA, December 1, 2023、SOHR, December 1, 2023などをもとに作成。
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