レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、12月13日の戦果について以下の通り発表した。
東部地区
午後2時15分、バイヤード・バリーダー陣地を攻撃し、直接の損害を与えた。
午後3時00分、ラーミーム陣地、同地一帯に展開するイスラエル軍の兵士や装備にロケット弾攻撃と砲撃を行い、直接の損害を与えた。
西部地区
午後1時50分、マタット入植地の諜報大隊司令部に入ろうとしていたイスラエル軍部隊を攻撃し、複数人を殺傷。
午後2時10分、ジャルダーフ陣地をブルカーン重ロケット砲複数発で砲撃し、直接の損害を与えた。
午後3時15分、ハニタ陣地(キブツ)東に集結していたイスラエル軍部隊を攻撃し、直接の損害を与えた。
午後3時30分、ラーヒブ陣地をブルカーン重ロケット砲複数発で砲撃し、直接の損害を与えた。
午後4時20分、シュトゥラ入植地の森林に集結していたイスラエル軍を攻撃。
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レバノン・イスラーム抵抗はまた、戦闘員2人が戦死したと発表した。
さらに、マナール・チャンネル(12月15日付)によると、シリア民族社会党は声明を出し、同党の民兵組織である颶風(ぐふう)の鷹のメンバー1人がイスラエル軍との戦闘で死亡したと発表した。
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マナール・チャンネル(12月15日付)は、12月14日午前10時から15日午前10時までのイスラエル軍の攻撃を記録したインフォグラフィアを公開した。
同インフォグラフィアによると、イスラエル軍の攻撃は以下の通り:
12月14日
午前11時23分、ヤールーン村の森林地帯が無人航空機(ドローン)の爆撃を受ける。
午前11時45分、バート山(アイタルーン村)が戦闘機複数機の爆撃を受ける。
午後1時00分、ブライダー村が砲撃を受ける
午後1時48分、ヒヤーム村の郊外が白リン弾による砲撃を受ける。
午後1時58分、ジッビーン村のモスクがドローン1機の爆撃を受ける。
午後2時1分、マイス・ジャバル村方面が戦車の砲撃を受ける。
午後2時18分、マイス・ジャバル村が砲撃を受ける。
午後2時53分、ティールハルファー村が戦車の砲撃を、ブライダー村、アイタルーン村の郊外が砲撃を受ける。
午後2時57分、ハウラー村郊外が砲撃を受ける。
午後3時12分、ハウラー村とサルーキー渓谷間の地域が砲撃を受ける。
午後4時21分、ティールハルファー村郊外、ラッブーナ村が砲撃を受ける。
午後4時42分、マイス・ジャバル村がヘリコプターからのミサイル攻撃を受ける。
午後5時11分、ナークーラ村郊外のハームール地区がドローンの爆撃を受ける。
午後5時55分、マイス・ジャバル村の民家がヘリコプターの攻撃を受ける。
午後7時41分、マルカバー村、リーフ村・ラーミヤー村間の地域が戦闘機の爆撃を受ける。
12月15日
午前8時17分、カフルカラー村、ウワイダ丘が砲撃を受ける。
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ナハールネット(12月15日付)は、イスラエル軍が10月8日にレバノン南部とイスラエル北部で同軍とレバノン・イスラーム抵抗の戦闘が始まって以降初めて、ビラを空中から散布し、レバノン南部の住民に対してヒズブッラーに協力しないよう警告したと伝えた。
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イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて以下の通り発表した。
午後1時47分、戦闘機がレバノン領内のヒズブッラーのテロ・インフラを爆撃、これを破壊するとともに、ザーリット入植地に面するレバノン領内で活動していたテロ細胞を爆撃した。
午後6時4分、イスラエル軍ヘリコプターと戦闘機がレバノン領内のヒズブッラーの砲弾、陣地などをのテロ標的を爆撃した。
午後8時53分、イスラエル軍戦闘機がレバノン領内のヒズブッラーの一連のテロ標的を爆撃、これを破壊した。
AFP, December 15, 2023、ANHA, December 15, 2023、‘Inab Baladi, December 15, 2023、Qanat al-Manar, December 15, 2023、Reuters, December 15, 2023、SANA, December 15, 2023、SOHR, December 15, 2023などをもとに作成。
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