イスラエル軍が首都ダマスカス一帯をミサイルで爆撃し、軍関係者が負傷(2023年12月17日)

国防省はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/mod.gov.sy/)を通じて声明を出し、午後10時5分頃、イスラエル軍が占領下ゴラン高原上空から首都ダマスカス一帯の複数ヵ所に向けて爆撃を実施、シリア軍防空部隊がミサイル多数を撃破するも、軍関係者2人が負傷、若干の物的被害が出たと発表した。

SANA(12月17日付)が伝えた。

**

シリア人権監視団によると、イスラエル軍のミサイルによる爆撃は2回に分けて行われ、ダマスカス郊外県のサイイダ・ザイナブ町近郊の防空部隊の陣地やレバノンのヒズブッラーとともに活動する部隊の陣地、ディーマース町の住宅地の陣地、クドスィーヤー市の陣地などが狙われ、ディーマース町の陣地で2人が死亡、クドスィーヤー市の陣地では多数が負傷した。

AFP, December 17, 2023、ANHA, December 17, 2023、‘Inab Baladi, December 17, 2023、Reuters, December 17, 2023、SANA, December 17, 2023、SOHR, December 17, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.