イスラエル人作家のエディ・コーエン氏はマーヒル・アサド少将の死を示唆:RTなどはこれを否定(2024年2月16日)

イスラエル人作家(自称:ジャーナリスト・研究者)のエディ・コーエン氏は午前9時1分、X(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/EdyCohen/)で、「あなたが父上とガーセム・ソレイマーニーに私たちからの挨拶を伝えてください」というメッセージとともに、マーヒル・アサド少将の写真をアップし、アサド少将の死を示唆した。

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米国の最新情報を提供する初のアラビア語プラットフォームを自称するアフダース・アムリーキーヤ(米国の出来事)は午前10時29分、X(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/NewsNow4USA)を通じて、「ダマスカス郊外県でイスラエルのドローンによってマーヒル・アサドが暗殺されたとの未確認報道」とする速報を発信した。

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また、「米退役士官、NATOの三ツ星将官の元政治顧問、元議会職員、負傷兵、イラク戦争の退役軍人」だというUS Civil Defense Newsを名乗る人物はX(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/CaptCoronado)で2月16日午後4時6分に次のように情報拡散を試みた。

最新情報:イスラエル国防軍は今週、ダマスカスの爆撃でアサド大統領の弟を殺害!! シリア反政府派のSNSチャンネルによると、シリアの「凶悪犯」として知られるアサド大統領の弟マーヒル・アサド将軍が、昨日のイスラエルによるダマスカスに対する攻撃で殺害された可能性がある!!

また、午後5時38分にも以下の通り追記した。

更新:イスラエル国防軍は昨日、ダマスカスへの爆撃でマーヒル・アサド将軍を撃破!!

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これに関して、RT(ロシア・トゥデイ)アラビア語版(2月16日付)は、独自筋の話として、この情報を否定した。

 

記事の全訳は以下の通り。

独自筋はRTに対して、シリアのバッシャール・アサド大統領の弟マーヒル・アサド少将の殺害に関して広まった情報を否定した。
同筋は、「イスラエル人ジャーナリストのエディ・コーエンは、ダマスカス郊外県に対する無人航空機(ドローン)での爆撃においてマーヒル・アサド少将閣下が殉教したとするニュースをXに掲載し、このニュースはSNSで野火のように広がった」と述べた。
そのうえで、「このニュースは誤りで、少将は職務に没頭している。おかげさまで非常に健康だ」と付け加えた。
RTの特派員は先週土曜日の未明、シリアの首都ダマスカス一帯で複数回の爆発音が聞こえたと報じていた。特派員は、イスラエルの爆撃がシリア・レバノン国境に近いダマスカス西の農村地帯にあるディーマース町地域を狙ったことを初期情報は示していると付け加えた。

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トルコのシャンルウルファ在住でラッカ県地元評議会と同県のタッル・アブヤド国境通行所に勤務しているというシリア人政治活動家のアフマド・ハミーラなる人物はX(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/AhmadAlhameela/)で午後7時44分、次のように書き込んだ。

バッシャール・アサドの弟マーヒル・アサド殺害のニュースについてコメント。
ロシア・トゥデイ・チャンネルは、マーヒル殺害のニュースを否定するニュース記事を掲載した。
しかし、しばらくして、ロシア・トゥデイ・チャンネルはマーヒル殺害を否定するニュースを削除した。

しかし、RTの記事は2月19日現在閲覧可能である。

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RTの報道と前後して、ワーイル・ムルヒム人民議会議員は、フェイスブックのアカウント(https://www.facebook.com/WaelMelhemm/)で2月16日午後4時23分、以下の通りつづった。

 

マーヒル・アサド少将の健康状態は良好で、おかげさまで職務に没頭している。彼について流布されているすべての噂はすべて完全に否定されるもので、根拠がない。
少将閣下はお前たちの心を征服し、恐怖を与えつつとどまることだろう。
マーヒル少将閣下、アッラーがあなたをお守りくださいますように。

 

AFP, February 16, 2024、ANHA, February 16, 2024、‘Inab Baladi, February 16, 2024、Reuters, February 16, 2024、RT, February 16, 2024、SANA, February 16, 2024、SOHR, February 16, 2024などをもとに作成。

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