米国(有志連合)が占領するタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)内にあるルクバーン・キャンプ内で、シリア自由軍のファリード・カースィム司令官の車列が襲撃を受ける(2024年2月22日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、正体不明の武装集団が、米国(有志連合)が占領するタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)内にあるルクバーン・キャンプ内で、シリア自由軍のファリード・カースィム司令官の車列を襲撃した。

カースィム司令官は、ルクバーン・キャンプの学校での成績優秀者の表彰式に出席するためにキャンプを訪れていた。

同監視団によると、カースィム司令官を襲撃したのは、司令官に近い人物の1人。

この人物は、シリア政府支配地からキャンプへの食料物資の持ち込みや武器売買で協力関係にあったが、司令官と対立、襲撃に至ったという。

AFP, February 22, 2024、ANHA, February 22, 2024、‘Inab Baladi, February 22, 2024、Reuters, February 22, 2024、SANA, February 22, 2024、SOHR, February 22, 2024、February 23, 2024などをもとに作成。

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