シャーム解放機構の総合治安機関がアレッポ県ダーラト・イッザ市での反ジャウラーニー・デモに参加しようとしていたイドリブ県住民(イスラーム解放党メンバー)11人を逮捕(2024年4月17日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の総合治安機関が、同機構の支配下にあるダーラト・イッザ市に向かって移動していたイスラーム解放党の若いメンバー11人からなるグループを逮捕した。

テレグラムの「シリア革命の咆哮者たち」(https://t.me/s/mzmgr_syria)によると、逮捕されたのは、イドリブ県タルマーニーン村、ダイル・ハッサーン村と若者で、ダーラト・イッザ市でのデモに参加するために、同市に向けて移動中だった。

一方、ダーラト・イッザ市にある総合治安機関の分所前では、住民らがアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者の打倒、逮捕者の釈放を求めてデモを行った。

これに対して、シャーム解放機構の総合治安機関は、ダーラト・イッザ市でデモに参加したとの理由でアナス・ウマル氏が自宅で逮捕した。

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イドリブ県では、「シリア革命の咆哮者たち」によると、シャーム解放機構の支配下にあるダーナー村で、同機構の治安要員(総合治安機関)が「勇敢な革命家ら」を逮捕した。

一方、フーア市、タッルアーダ村、イドリブ市、ビンニシュ市、タフタナーズ市では、ジャウラーニー指導者の打倒、逮捕者の釈放を求めるデモが発生した。





これに対して、シャーム解放機構の総合治安機関は、タルマーニーン村、ダイル・ハッサーン村、ダーナー村でデモに参加していた若者らを逮捕した。



AFP, April 17, 2024、ANHA, April 17, 2024、‘Inab Baladi, April 17, 2024、Reuters, April 17, 2024、SANA, April 17, 2024、SOHR, April 17, 2024などをもとに作成。

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