反体制派は新たに任命された総合情報部士官のムハンマド・スワイダー県知事が戦争犯罪に関与していると非難(2024年5月13日)

2024年政令第101号および第102号(5月12日)で新たに任命された、ムウタッズ・タイスィール・カッターン・ダイル・ザウル県知事、アフマド・イブラーヒーム・ハリール・ダマスカス郊外県知事、マアン・スブヒー・アッブード・ハマー県知事、アクラム・アリー・ムハンマド・スワイダー県知事の就任式が行われ、新知事らはアサド大統領の前で就任宣誓を行った。




SANA(5月13日付)が伝えた。

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なお、反体制派の「プロ・ジャスティス(正義と共に)」機構などは、ムハンマド知事(少将)が、総合情報部アレッポ支部長(2009年就任)、同第255情報長(2013年就任)、同タルトゥース支部長(2016年周年)を歴任、「アラブの春」がシリアに波及した際、抗議デモの弾圧を担い、デモ参加者を逮捕、殺害したほか、戦争犯罪に関与していると非難している。

AFP, May 13, 2024、ANHA, May 13, 2024、‘Inab Baladi, May 13, 2024、Reuters, May 13, 2024、SANA, May 13, 2024、SOHR, May 13, 2024などをもとに作成。

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