トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域内のアアザーズ市(アレッポ県)で、トルコとシリア政府の関係正常化に抗議するデモが行われ、デモ参加者らがシリア暫定内閣の本部を襲撃(2024年7月12日)

アレッポ県では、シリア人権監視団、「シリア革命の咆哮者たち」(https://t.me/s/mzmgr_syria)によると、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市の一つアアザーズ市で、トルコとシリア政府の関係正常化に抗議するデモが行われ、デモ参加者らが、シリア革命反体制勢力国民連立および同組織傘下のシリア暫定内閣の本部を襲撃した。

デモは、「トルコの体制は正常化を指導者、隷属する司令官らはその道具」と銘打って呼びかけられ、参加者らはシリア革命反体制勢力国民連立の旗を引きずり下ろし、「アッラーのほかに神なし、トルコ人はアッラーの敵」などと連呼したほか、「和解とは国連安保理決議第2254号の実効」「(和解を)受け入れることは反逆、その宣伝は不当行為」などと書かれたプラカードを掲げて、抗議の意志を示した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下の「平和の泉」地域の拠点都市の一つラアス・アイン市で、シリア国民軍の憲兵隊が11日深夜から12日未明にかけて、ダーイシュ(イスラーム国)の元メンバーなどからなる同軍所属組織の東部自由人連合のメンバー3人を逮捕した。

3人はトルコに対する抗議デモに参加したとの容疑で自宅で逮捕され、トルコに連行された。

AFP, July 12, 2024、ANHA, July 12, 2024、‘Inab Baladi, July 12, 2024、July 13, 2024、Reuters, July 12, 2024、SANA, July 12, 2024、SOHR, July 12, 2024などをもとに作成。

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