ヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗はイスラエル北部(イスラエル占領下のレバノン南部)を5回攻撃する一方、戦闘員2人が死亡したと発表(2024年7月12日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、7月12日の戦果について以下の通り発表した。


午前8時50分、メトゥラ町にあるスパイ設備を地対地ミサイル複数発で攻撃し、これを破壊。

午前9時50分、ハニタ(キブツ)一帯で防御陣地を構築しようとしているイスラエル軍部隊を攻撃。

(時刻明示せず)レバノン南部に対する攻撃への報復として、ラーミーム陣地の第769東部旅団所属の歩兵大隊司令部を砲撃し、直接の損害を与える。

(時刻明示せず)カフルカラー村などに対する攻撃への報復として、イスラエル軍がメトゥラ町で使用する建物1棟を攻撃。

(時刻明示せず)同じく報復として、イスラエル軍が使用するミスカヴ・アム(キブツ)の建物1棟を攻撃。

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レバノン・イスラーム抵抗はまた、戦闘員2人が死亡したと発表した。


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イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて以下の通り発表した。

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午前10時6分、アダミット(キブツ)で警戒警報が発令され、レバノンから飛翔体1つが飛来し、空地に着弾。

午後6時47分、レバノンからドブ山、マルガリオット入植地、メトゥラ町地域に終日多数の飛翔体の飛来が確認され、一部が空地に着弾。本日早く、ラーシャイヤー・ファーフール村地域でヒズブッラーのテロリスト1人の活動を確認、同地から1週間にわたって多数の飛翔体がゴラン高原に向けて発射されており、イスラエル軍はこのテロリストを攻撃。さらに、ラーミヤー村、ジッビーン村、ティールハルファー村、カフルカラー村地域にあるヒズブッラーの監視ポスト、軍事施設などのテロ・インフラを攻撃。

午後11時38分、本日早くにメトゥラ町に対して飛翔体が発射されたことへの報復として、カフルカラー村、タイバ村、ヒヤーム村地域にあるヒズブッラーの軍事施設、監視ポスト、テロ・インフラを攻撃。

AFP, July 12, 2024、ANHA, July 12, 2024、‘Inab Baladi, July 12, 2024、Qanat al-Manar, July 12, 2024、Reuters, July 12, 2024、SANA, July 12, 2024、SOHR, July 12, 2024などをもとに作成。

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