ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ジャースィム市での「フサーム・ハルキー」(ブージー、グバイニー)を名乗る人物の地元武装集団と、「ワーイル・ジャラム」を名乗る人物の軍事情報局傘下の民兵の戦闘終結に向けた仲介が定めた指名手配者の身柄引き渡しの期限が近づくなか、シリア軍がヤルムーク川河畔およびブスラー・シャーム市方面から部隊を派遣した。
ジャースィム市では、インヒル市の名士らが、ハルキー氏が率いるの地元武装集団と、ジャラム氏が率いる軍事情報局傘下の民兵の戦闘を収束させるための仲介を行い、前者が指名手配中のメンバー2人の身柄をインヒル市の名士らに引き渡すとともに、後者も指名手配中のメンバー3人の身柄を中央委員会(反体制武装集団のメンバーを代表する仲介組織)とシリア軍第5軍団第8旅団に引き渡すことに同意している。
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スワイダー県では、スワイダー24(7月18日付)によると、スワイダー市のサイル広場(カラーマ広場)で、活動家らが抗議デモを行い、自由、体制打倒、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放を訴えた。
AFP, July 18, 2024、ANHA, July 18, 2024、‘Inab Baladi, July 18, 2024、Reuters, July 18, 2024、SANA, July 18, 2024、SOHR, July 18, 2024、Suwayda 24, July 18, 2024などをもとに作成。
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