ヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗はイスラエル北部(イスラエル占領下のレバノン南部)を8回攻撃する一方、戦闘員2人が死亡したと発表(2024年7月29日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、7月29日の戦果について以下の通り発表した。

(時刻明示せず)シャクラー村に対する暗殺攻撃への報復として、バグダーディー陣地をカチューシャ砲数十発で攻撃。

(時刻明示せず)同じく報復として、ラーヒブ陣地に配置されているイスラエル軍部隊を地対地ミサイル複数発で攻撃。

午後3時20分、マルキヤ入植地に最近になって設置されたスパイ技術システムを攻撃し、直接の損害を与える。

午後4時10分、カランティーナー丘に最近になって設置された技術設備を攻撃し、直接の損害を与え、これを破壊。

午後4時30分、ラーヒブ陣地に到着したメルガバ戦車1輌を地対地ミサイル1発で攻撃し、直接の損害を与える。

午後5時30分、シャクラー村に対する攻撃への報復として、アッバード陣地を攻撃し、スパイ設備を破壊。

午後5時53分、同じく報復として、ヤドブ・ヤーリーン陣地のスパイ設備を攻撃し、これを破壊。

午後6時30分、同じく報復として、ラーヒブ陣地一帯に集結するイスラエル軍部隊をロケット弾複数発で攻撃し、直接の損害を与える。

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レバノン・イスラーム抵抗はまた、戦闘員2人が死亡したと発表した。


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イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて以下の通り発表した。

午後7時22分、本日早くにレバノンから飛来した1機のUAVを海軍のサール6型コルベット艦と空軍が連携して迎撃。

午後7時34分、約20発の飛翔体が今朝、レバノンからゴラン高原のゴマ・ジャンクション地域に飛来、落下したのを確認、これに対してイスラエル軍が数分後に飛翔体が発射されたフーラー村地域の発射場所を攻撃。その直後、ドブ山地域に飛翔体を発射したカフルハマーム村地域のヒズブッラーのテロインフラを攻撃。レバノン南部のその他のテロ・インフラも終日破壊。

AFP, July 29, 2024、ANHA, July 29, 2024、‘Inab Baladi, July 29, 2024、Qanat al-Manar, July 29, 2024、Reuters, July 29, 2024、SANA, July 29, 2024、SOHR, July 29, 2024などをもとに作成。

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