シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるアレッポ県カフル・ヌーラーン村を自爆型無人航空機10機で攻撃する一方、シャーム解放機構はシリア軍兵士2人を捕捉(2024年9月2日)

アレッポ県では、シリア人権監視団、イナブ・バラディー(9月2日付)によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるカフル・ヌーラーン村を自爆型無人航空機10機で攻撃し、子供を含む民間人13人が負傷、民間の車輛2輌などを破壊した。

シリア軍はまた、ウスース村の農場を砲撃したほか、マクラビース村一帯でシャーム解放機構のメンバー1人を殺害した。

これに対して、「決戦」作戦司令室は、シリア政府の支配下にあるミーズナーズ村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

また、シャーム解放機構に所属するサアド・ブン・アビー・ワッカース旅団の特殊部隊がカッバーシーン村一帯のシリア軍陣地複数ヵ所を攻撃し、兵士3人を負傷させ、2人を捕捉した。


これを受け、シリア軍はカッバーシーン村、マクラビース村、バルナター村一帯を砲撃した。

AFP, September 2, 2024、ANHA, September 2, 2024、‘Inab Baladi, September 2, 2024、Reuters, September 2, 2024、SANA, September 2, 2024、SOHR, September 2, 2024などをもとに作成。

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