シリア国民軍憲兵隊がイスラエルの攻撃激化を受けてレバノンからシリアに避難してきたシリア人のトルコ占領地への帰還を許可(2024年10月9日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア国民軍憲兵隊が、イスラエルの攻撃激化を受けてレバノンからシリアに避難し、バス3台に分乗して北・東シリア地域民主自治局とトルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域を結ぶアウン・ダーダート村の通行所に7日に到着していたシリア人数十世帯の通過を許可した。



ホワイト・ヘルメットはフェイスブック(https://www.facebook.com/SyriaCivilDefense/)などを通じて、8日深夜に病院などの移送を開始したと発表していた。

なお、シリア人権監視団が得た複数の情報によると、これまでに約500人がアウン・ダーダート村の通行所を経由して、レバノンからトルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域に帰還したという。

彼らは、通行所で待機中、同地を支配する部族の民兵がら嫌がらせを受けたほか、シリア国民軍憲兵隊から、通行所に向かうための「みかじめ料」として、1人あたり150米ドルを徴収されたという。

AFP, October 9, 2024、ANHA, October 9, 2024、‘Inab Baladi, October 9, 2024、Reuters, October 9, 2024、SANA, October 9, 2024、SOHR, October 9, 2024などをもとに作成。

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