シリア国民軍はテレグラムに専用アカウント(https://t.me/Dawn_of_Freedom1/)を開設し、「自由の暁」作戦を開始したと発表した。
声明によると、作戦は「シリアの体制」、人民防衛隊(YPG)、そしてYPG主体のシリア民主軍によって奪われた地域の解放が目的。
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シリア国民軍がテレグラムの専用アカウントを通じて発表した主な戦果は以下の通り。
午前9時48分、ツイッター(https://x.com/mlyt42512fjr?s=21)、フェイスブック(https://www.facebook.com/share/ntkk7hdmzGCvYcEJ/?mibextid=kFxxJD)、ワッツアップ(https://whatsapp.com/channel/0029Vaz964aEquiLVREypR27)を開設したと発表。
午前11時33分、作戦開始を発表。
午後12時2分、家禽飼育場、シャマーウィーヤ村を解放したと発表。
午後1時17分、アッラーン村を制圧したと発表。
午後1時33分、ターディフ市を制圧したと発表。
午後2時31分、シャイフ・ダーン村、カタル村、アイン・ジャハシュ村、ハルバシャ村を制圧したと発表。
午後2時45分、カッバーン村、小フィーハ村、マシュラファ村を制圧したと発表。
午後3時21分、シャクラーン村を制圧したと発表。
午後3時29分、大タフリーア村を制圧したと発表。
午後3時40分、タッラト・ズーヤーン村を制圧したと発表。
午後3時44分、ターディフ市、トゥウーマーン村、シャマーウィヤ村、シャイフ・ダーン村、ハルバシャ村、アイン・ジャハシュ村、カタル村、アッラーン村、ダイル・カーク村、ブライジュ村、大タフリーア村、小フィージャ村、マシュラファ村、大ナバータ村を制圧したと発表。
午後3時52分、アブー・ジャッバール村を制圧したと発表。
午後4時7分、サルマ村、カスル・ブライジュ村、小ナバータ村、タッル・サルミーヤ村を制圧したと発表。
午後4時24分、ウワイシャ村、ジュッブ・スルターン村を制圧したと発表。
午後5時2分、クワイリス航空基地、同基地周辺の第111中隊基地、航空士官学校、クワイリスの訓練用の飛行場、士官宿舎を制圧したと発表。
午後5時40分、タンムーザ村、タッル・マクスール村、ラスム・アラム村、マラシュ・ファット村、マドユーナ村を制圧したと発表。
午後6時14分、サルマ村、小サルジャ村、大サルジャ村、スーラーン町を制圧したと発表。
午後11時11分、シャーミル村、タアーナ村を制圧したと発表。
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シリア革命反体制勢力国民連立傘下のシリア暫定内閣も声明を出し、シリア国民軍がシリア軍とシリア民主軍に対する「自由の暁」作戦を開始したと発表した。
声明によると、シリア国民軍は、「攻撃抑止」軍事作戦局による「アレッポ市の解放」の参加したのち、「自由の暁」作戦に転じたという。
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アレッポ県では、ANHA(11月30日付)によると、シリア民主軍が、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市であるバーブ市方面からシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の支配地(ターデフ市方面)へのシリア民主軍の攻撃を迎撃した。
これに対して、トルコ軍とシリア国民軍は、タッル・リフアト市近郊のタッル・ジージャン村、タッル・マディーク村、バイナ村、ハルバル村、ウンム・フーシュ村、クーワンダ・マザン村を砲撃、これにより男性1人と女児1人が負傷した。
また、北・東シリア地域民主自治局のアフリーン・シャフバー地区(タッル・リフアト市一帯地域)のカルーティー(カルーティーヤ)村とブルジュ・カース村の「社会防衛部隊」がシリア国民軍の攻撃を迎撃した。
また、アレッポ市シャイフ・マクスード地区の「社会防衛部隊」は、同地区に潜入しようとした「傭兵」(シリア国民軍戦闘員)3人を捕捉した。
一方、シリア人権監視団によると、シリア民主軍とシリア国民軍所属の合同部隊がタッル・リフアト市近郊のタナブ村、シャワーリガ村、マーリキーヤ村一帯で交戦した。
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ハサカ県では、ANHA(11月30日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町近郊のウンム・カイフ村を砲撃した。
AFP, November 30, 2024、ANHA, November 30, 2024、‘Inab Baladi, November 30, 2024、Reuters, November 30, 2024、SANA, November 30, 2024、SOHR, November 30, 2024などをもとに作成。
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