シャーム解放機構指導者のジャウラーニーことアフマド・シャルア司令官はダイル・ザウル市解放を祝福するとともに「逮捕者への拷問に関与し、粛清した者たちを我々は赦さない」と強調(2024年12月11日)

「攻撃抑止の戦い」軍事作戦局はテレグラムの専用アカウント(https://t.me/aleamaliaat_aleaskaria/)を通じて、以下の通り発表した。

午後12時58分、ダイル・ザウル市を完全制圧したと発表。

午後1時3分、ダイル・ザウル市東西郊外からシリア軍と「イランの民兵」が逃走し、ダイル・ザウル市とダイル・ザウル航空基地を完全に解放したと宣言。

午後1時24分、沿岸地域で活動する軍事組織および民間組織に武器や公用の車列への発砲と略奪を禁止するとともに、市民に公共機関、兵舎に接近しないよう警告するよう指示。

午後3時50分、シャーム解放機構指導者のアブー・ムハンマド・ジャウラーニーことアフマド・シャルア司令官のメッセージを発表。

内容は以下の通り:

我々は、数年におよぶ忍耐と移住を経て、ダイル・ザウルにおける彼らのくにが解放されたことを祝福する。

午後3時54分、シャーム解放機構指導者のジャウラーニーことシャルア司令官のメッセージを発表。
内容は以下の通り:

逮捕者への拷問に関与し、粛清した者たちを我々は赦さない。これを理由として、我々は彼らを我々のくにで追跡するだろう。また、これらの犯罪者たちが逃げ込んだ国々に対し、彼らを引き渡すよう要求し、公正を実現するつもりである。

午後4時30分、首都ダマスカスおよび同郊外の住民に外出禁止令が解除されたと告知。

AFP, December 11, 2024、ANHA, December 11, 2024、‘Inab Baladi, December 11, 2024、Reuters, December 11, 2024、SANA, December 11, 2024、Sham FM, December 11, 2024、SOHR, December 11, 2024などをもとに作成。

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