シリア人権監視団:今年に入って帰属する宗派を理由に殺害された人の数は210人に(2025年4月27日)

シリア人権監視団は、今年に入って、帰属する宗派を理由に殺害された人の数が210人(うち男性197人、女性10人、子ども3人)に達していると発表した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ハマー市のフサイナート地区で正体不明の武装グループが前政権の関係者2人を銃で撃ち殺害した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、バイト・サギーラ村で正体不明の武装集団が、若い男性1人が銃で撃たれて死亡した。

また、フィドユー村で内務省総合治安局が誤射し、若い男性1人が死亡した。

さらに、ジャブラ市で正体不明の武装グループが若い男性を銃で撃ち殺害した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、前政権の国防隊が首を斬って殺害した住民17人の遺体が発見された。

また、オートバイに乗った2人組の武装グループがヒムス市のフルン・ナーズィヒーン地区の民家に向けて発砲し、女性1人を殺害した。

さらに、タッルカラフ市近郊のマスィーダ村で内務省総合治安局が検問で制止を振り切ろうとした2人を銃で撃ち、1人が即死、1人が負傷した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市のジュマイリーヤ地区で、レバノンのヒズブッラーの元メンバー1人が正体不明の武装グループによって銃で撃たれて死亡した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、サフワ村とウンム・ワラド村を結ぶ街道で、オートバイに乗った正体不明の武装グループが若い男性1人を殺害した。

(C)青山弘之 All rights reserved.