シリア人権監視団は、今年に入って、帰属する宗派を理由に殺害された人の数が210人(うち男性197人、女性10人、子ども3人)に達していると発表した。
**
ハマー県では、シリア人権監視団によると、ハマー市のフサイナート地区で正体不明の武装グループが前政権の関係者2人を銃で撃ち殺害した。
**
ラタキア県では、シリア人権監視団によると、バイト・サギーラ村で正体不明の武装集団が、若い男性1人が銃で撃たれて死亡した。
また、フィドユー村で内務省総合治安局が誤射し、若い男性1人が死亡した。
さらに、ジャブラ市で正体不明の武装グループが若い男性を銃で撃ち殺害した。
**
ヒムス県では、シリア人権監視団によると、前政権の国防隊が首を斬って殺害した住民17人の遺体が発見された。
また、オートバイに乗った2人組の武装グループがヒムス市のフルン・ナーズィヒーン地区の民家に向けて発砲し、女性1人を殺害した。
さらに、タッルカラフ市近郊のマスィーダ村で内務省総合治安局が検問で制止を振り切ろうとした2人を銃で撃ち、1人が即死、1人が負傷した。
**
アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市のジュマイリーヤ地区で、レバノンのヒズブッラーの元メンバー1人が正体不明の武装グループによって銃で撃たれて死亡した。
**
ダルアー県では、シリア人権監視団によると、サフワ村とウンム・ワラド村を結ぶ街道で、オートバイに乗った正体不明の武装グループが若い男性1人を殺害した。
(C)青山弘之 All rights reserved.
