ラッカ県スルーク町でシリア国民軍所属の「スンナの鷹」として知られる武装グループがナイーム部族の住民に発砲、戦闘によって3人死亡:ハサカ県ラアス・アイン市でもシリア国民軍憲兵隊とハムザ師団が交戦(2025年5月27日)

ラッカ県では、ANHAによると、タッル・アブヤド(ギレ・スピ)市近郊のスルーク町で26日深夜から27日未明にかけて、「トルコの傭兵」シリア国民軍所属の「スンナの鷹」として知られる武装グループがナイーム部族の住民に発砲、6人が負傷した。



これを受けて、スルーク町の人民運動を名乗るグループが非難声明を発表した。


また、ナイーム部族はスルーク町にあるシリア国民軍諸派の拠点を襲撃し、市街戦が発生した。







これにより、ナイーム部族の武装組織のメンバー2人が死亡、2人が負傷、「スンナの鷹」のメンバー1人が死亡、複数が負傷し、事態を収拾するために、軍用車輛60輌からなる国防省所属の第60師団の部隊が派遣された。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にある「平和の泉」地域の拠点都市ラアス・アイン市でシリア国民軍の憲兵隊とハムザ師団が交戦した。

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