米中央軍(CENTCOM)はイラクとシリア国内で協力部隊による作戦を支援、ダーイシュのメンバー2人を殺害、幹部1人を含む2人を拘束、武器などを押収したと発表(2025年6月5日)

米中央軍(CENTCOM)はXを通じて、ダーイシュ(イスラーム国)壊滅作戦の一環として、5月21日から27日にかけてイラクとシリア国内で協力部隊による作戦を支援したと発表した。

CENTCOMが支援したのは、イラク国内での5回の作戦とシリア国内で1回の作戦で、これによりダーイシュ(イスラーム国)のメンバー2人を殺害、幹部1人を含む2人を拘束、武器などを押収した。

具体的な戦果は以下の通り。

シリアでの作戦(5月21~22日):ダイル・ザウル県でシリア民主軍がダーイシュのメンバー1人を拘束。 イラクでの作戦(5月21~27日):サラーフッディーン県、キルクーク県、アンバール県(ファッルージャ郡で、イラク治安部隊が複数の拠点を掃討・破壊、小火器、弾薬、資材を押収、メンバー2人を殺害、幹部1人を拘束。

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ラッカ県では、ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局内務治安部隊(アサーイシュ)が、県内で特殊作戦を実施し、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセル6人を逮捕した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、シリア民主軍の特殊部隊が米主導の有志連合の支援を受けて、ハリーリー村で男性1人を逮捕した。

逮捕の理由は不明。

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