アルバーバー内務省報道官はシリア民主軍がアレッポ市のラーズィー病院を砲撃したと非難、アレッポ内務治安部隊はこれを否定(2025年12月23日)

SANAが23日に伝えたところによると、内務省のヌールッディーン・アルバーバー報道官は22日、アレッポ県アレッポ市シャイフ・マクスード地区、アシュラフィーヤ地区一帯での戦闘に関して、シリア民主軍が組織的な攻撃を行い、人口密集地区やラーズィー病院を直接標的とし、民間人2人が死亡し、民間防衛機構のボランティア数人を含む他の人々が負傷したと発表、3月10日合意を破棄しようとする試みの一環だと非難した。

また、SANAによると、保健省はラーズィー病院近くの住宅地域をシリア民主軍が標的としたことにより、民間人4人が死亡し、14人が負傷したと発表した。

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一方、アレッポ内務治安部隊はフェイスブックを通じて声明を発表し、同部隊が停戦を完全に遵守し続けていると反論した。

また、フェイスブックを通じて別の声明を発表し、アレッポ市ジュマイリーヤ地区、ラーズィー地区に対するロケット弾の発射は、アフマド・シャルア移行期政権の部隊によるものだと反論した。

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ANHAによると、シャイフ・マクスード地区とアシュラフィーヤに対するシャルア移行期政権の攻撃による負傷者数は19人に増加した。

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ANHAによると、ハサカ県のマーリキーヤ(ダイリーク)市、マアバダ(カルキールキー)町、ラッカ県各所で、シャイフ・マクスード地区地区とアシュラフィーヤ地区を標的としたシャルア移行期政権の攻撃を非難しする抗議デモが行われ、住民らが参加した

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ANHAシリア人権監視団によると、シャルア移行期政権の国防省に所属する部隊が、シャイフ・マクスード地区とアシュラフィーヤ地区への道路を閉鎖し、両地区への包囲を強化した。

シリア人権監視団によると、これによろ、シャイフ・マクスード地区とアシュラフィーヤ地区の住民と家族が自宅の帰還が阻止された。

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シリア人権監視団によると、一連の戦闘での死者は5人、負傷者は23人となった。