レバノンの動き:ヌスラ戦線がレバノン軍兵士を処刑(2014年9月19日)

アナトリア通信(9月19日付)によると、シャームの民のヌスラ戦線は、拘束していたレバノン軍兵士のムハンマド・ハミーヤ氏を銃殺した、と発表した。

ハミーヤ氏はベカーア県バアルベック郡アルサール村への武装集団(ヌスラ戦線、ダーイシュ(イスラーム国)の襲撃で拘束されていた兵士の一人。

**

レバノン軍は声明を出し、ベカーア県バアルベック郡アルサール村郊外の対シリア国境地帯で、軍車輌が道路に仕掛けられていた爆弾の標的となり、兵士2人が戦死したと発表した。

NNA(9月19日付)によると、これを受け、レバノン軍は報復としてアルサール村郊外に対して砲撃を行い、シリア人1人が死亡、1人が負傷した。

またラブワ村でも武装集団が撃ったロケット弾が3発着弾した。

うち1発はラブワ村の中学校、もう1発はアマル運動の事務所近くに着弾したという。

**

NNA(9月19日付)によると、北部県トリポリ市のシリア街道沿いのウマリー地区にある軍検問所に向かって手榴弾が投げられ、検問所の30メートル付近で爆発した。

AFP, September 19, 2014、Anadolu Ajansı, September 19, 2014、AP, September 19, 2014、ARA News, September 19, 2014、Champress, September 19, 2014、al-Hayat, September 20, 2014、Kull-na Shuraka’, September 19, 2014、al-Mada Press, September 19, 2014、Naharnet, September 19, 2014、NNA, September 19, 2014、Reuters, September 19, 2014、SANA, September 19, 2014、UPI, September 19, 2014などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.