イスラエル軍の声明によると、クナイトラ県ゴラン高原兵力引き離し地域に位置するジュバーター・ハシャブ村近くに飛来したシリア軍のMiG21戦闘機をパトリオット・ミサイルで攻撃、撃墜したと発表した。
声明によると、シリア軍のMiG21は、イスラエルが一方的に併合を宣言したゴラン高原上空の「イスラエル領空」を侵犯したために迎撃したという。
シリア軍は数日前からイスラエル占領地を背にゴラン高原兵力引き離し地域で勢力拡大を試みるシャームの民のヌスラ戦線などの反体制武装集団に対する攻撃を本格化させていた。
ARA News(9月23日付)などが伝えた。
なお『ハヤート』(9月24日付)は、複数のシリア軍筋の話として、シリア軍戦闘機は「誤って」イスラエル占領地上空に進入してしまったと思われると報じた。
AFP, September 23, 2014、AP, September 23, 2014、ARA News, September 23, 2014、Champress, September 23, 2014、al-Hayat, September 24, 2014、Kull-na Shuraka’, September 23, 2014、al-Mada Press, September 23, 2014、Qanat al-Manar, September 23, 2014、Naharnet, September 23, 2014、NNA, September 23, 2014、Reuters, September 23, 2014、SANA, September 23, 2014、UPI, September 23, 2014などをもとに作成。
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