ワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣(兼副首相)は、国連総会で一般討論演説を行った。
演説のなかで、ムアッリム外務在外居住者大臣は「シリアはテロとの戦いに向けた国際社会のあらゆる努力と戦いを、無実の民間人の声明に重きを置き、また主権のもと、国際法に従って支持する」と述べた。
ムアッリム外務在外居住者大臣はまた「我々は、タクフィール主義テロ理想の世界への危険な拡散に一致団結して対抗する時は来ていないのか?…。国連安保理決議第2170号が採択されて以降、その実施に向けた真摯な行動に未だ接していない…。これらのテロ組織へのあらゆる支援がいまだに行われている。我々が目にしてきたのは、自国の政策課題を実現しようとする米国の二重基準や同盟であり、米国が言うところの「穏健」なグループに武器、資金、教練を提供している」と述べ、米国を批判した。
そのうえで、国際社会に対して「多元的選挙において自らの大統領を選出したシリア国民の意思」を尊重し、シリア政府と協力する必要があると呼びかけた。
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ファフド・ジャースィム・フライジュ国防大臣(兼軍武装部隊副司令官)は、総司令部将官らとともに、軍によって完全制圧されたダマスカス郊外県アドラー市旧市街およびウンマーリーヤ地区を視察した。
SANA(9月29日付)が伝えた。
AFP, September 29, 2014、AP, September 29, 2014、ARA News, September 29, 2014、Champress, September 29, 2014、al-Hayat, September 30, 2014、Kull-na Shuraka’, September 29, 2014、al-Mada Press, September 29, 2014、Naharnet, September 29, 2014、NNA, September 29, 2014、Reuters, September 29, 2014、SANA, September 29, 2014、UPI, September 29, 2014などをもとに作成。
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