ダイル・ザウル県では、Syria-news(2月2日付)によると、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が、ハトラ村、ヒサーン村、ヒシャーム村など県東部のシャームの民のヌスラ戦線の拠点複数カ所を攻撃し、ヒシャーム村のCONOCO石油精製所、穀物加工工場などを制圧した。
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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、軍ヘリコプターがアレッポ市各所に多数の「樽爆弾」を投下し、少なくとも85人が死亡した。
シリア革命総合委員会によると、「樽爆弾」が投下されたのは、アレッポ市内のバーブ・ナイラブ地区、マアーディー地区、マイサル地区、バーブ街道地区、ハルワーニーヤ地区、ダフラト・アワード地区、カーティルジー地区、スッカリー地区、バニー・ザイド地区、アシュラフィーヤ地区、アンサーリー地区、アーミリーヤ地区、ジャズマーティー地区などだという。
またアレッポ市以外でも、マーイル町などが軍の砲撃・空爆を受けた。
一方、SANA(2月2日付)によると、アレッポ市カルム・フーミド地区、旧市街、シャッアール地区、カーディー・アスカル地区、バーブ・ハディード地区、マイサル地区、マルジャ地区、ジャンドゥール交差点で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
またクワイリス村、アブー・ジャッバール村、ダイル・ハーフィル市、マーイル町、バービース村、ムスリミーヤ村、アレッポ中央刑務所周辺、シャイフ・ナッジャール市(工業団地地区)、ICARDA、ナイラブ村東部で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ザーラ村、フッス村一帯で、軍、国防隊、ヒズブッラー民兵が、反体制武装集団と交戦、軍が空爆を行った。
一方、SANA(2月2日付)によると、ザーラ村、サフサーファ村、ウンム・トゥワイニー村、ジャルフ村、ブルダイヤート農場、ガントゥー市、ムフターリーヤ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
またレバノン領からクサイル市郊外に潜入しようとした武装集団を軍が撃退した。
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ダマスカス県では、UNRWA報道官によると、ヤルムーク区に人道支援物資第4弾の搬入作業が行われた。
一方、SANA(2月2日付)によると、カダム区(ボール・サイード)で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ダルアー県では、「ハウラーンのジュネーブ」を名乗る武装集団の合同広報室がビデオ声明を出し、アトマーン村北部、シャクラー村、ヌジャイフ村の軍検問所や拠点を解放したと発表した。
一方、SANA(2月2日付)によると、アトマーン村、ヒルバト・ガザーラ町、ダルアー市各所、アーイブ村、(西)ガーリヤ村、サイダー町、フラーク市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、イマーム大隊(シャームの民のヌスラ戦線)の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ダマスカス郊外県では、SANA(2月2日付)によると、アイン・タルマー渓谷、ザバダーニー市、マアルーラー市、シールービーム修道院周辺、ジャブアディーン町周辺、ダーライヤー市、ハーン・シャイフ・キャンプおよび同市周辺、アッブ農場、ムライハ市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
またジャルマーナー市では、反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、女性、子供を含む24人が負傷した。
さらにアサール・ワルド町にある農民総連合ダマスカス県・ダマスカス郊外県支部長のムハンマド・ハッルーフ氏の自宅前で爆弾が仕掛けられた車が爆発し、3人が負傷した。
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イドリブ県では、SANA(2月2日付)によると、マストゥーマ村、アリーハー市南部で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ハマー県では、SANA(2月2日付)によると、タイバト・イマーム市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
AFP, February 2, 2014、AP, February 2, 2014、Champress, February 2, 2014、al-Hayat, February 3, 2014、Iraqinews.com, February 2, 2014、Kull-na Shuraka’, February 2, 2014、Naharnet, February 2, 2014、NNA, February 2, 2014、Reuters, February 2, 2014、Rihab News, February 2, 2014、SANA, February 2, 2014、Syria-news.com, February 2, 2014、UPI, February 2, 2014などをもとに作成。
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