アレッポで活動するヌスラ戦線、ジハード主義者、自由シリア軍が共同作戦司令室を設置、YPGと連携(2015年2月6日)

シャーム戦線のアブドゥルアズィーズ・サラーマ司令官はビデオ声明を出し、アレッポ市およびその周辺で活動する武装集団が「防御から攻撃への転換合同作戦司令室」(アレッポ解放作戦司令室)を新たに設置したと発表した。

クッルナー・シュラカー(2月6日付)によると、参加を表明したのは、シャーム戦線、シャーム自由人イスラーム運動、シャームの民のヌスラ戦線、アンサール・ディーン戦線、シャーム軍団、イスラーム軍、アブー・アマーラ特殊任務中隊、スルタン末裔旅団、第16師団など。

サラーマ司令官によると、この新合同作戦司令室には、すべての武装集団が「例外なく」参加し、シリア政府によるアレッポ市包囲の解除をめざすのだという。

『ハヤート』(2月7日付)などが伝えた。

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クッルナー・シュラカー(2月6日付)によると、これに先立って、アレッポ県アフリーン市一帯で活動する西クルディスタン移行期民政局(アフリーン地区)の人民防衛隊とシャーム戦線が、非軍事部門での協力調整に関する合意に調印した。

合意は、司法部門の統一、「解放区」における治安維持活動の調整、腐敗者らの摘発・処罰などを骨子とする。

Kull-na Shuraka', February 6, 2015

Kull-na Shuraka’, February 6, 2015

AFP, February 6, 2015、AP, February 6, 2015、ARA News, February 6, 2015、Champress, February 6, 2015、al-Hayat, February 7, 2015、Iraqi News, February 6, 2015、Kull-na Shuraka’, February 6, 2015、al-Mada Press, February 6, 2015、Naharnet, February 6, 2015、NNA, February 6, 2015、Reuters, February 6, 2015、SANA, February 6, 2015、UPI, February 6, 2015などをもとに作成。

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