トルコ首相「トルコ軍の発砲によってシリア国境近くで誰かを殺したとしても、彼らの責任ではない」(2015年3月19日)

トルコのアフメト・ダウトオール首相は、国境警備隊がバーブ・ハワー国境通行所(イドリブ県)・グヴェッジ国境通行所(ハタイ県)付近で数日前にシリア軍2人を射殺した事件に関して、トルコのテレビ局に対し、「今後3ヶ月の間に、トルコ軍の発砲によって国境近くで誰かを殺したとしても、彼らの責任ではない」と述べた。

ダウトオール首相はまた「トルコでの国会選挙が終わるまで通行所は閉鎖されるだろう…。そのうえで、すべてのシリアの車輌が登録され、シリアのナンバー・プレートに代えて、トルコ語で書かれたトルコのナンバー・プレートが付けられ、そのうえで通行所は開放され、シリア人のトルコ領への入国は認められることになろう。入国時には顔写真と指紋がとられることになる」と不言した。

ARA News(3月19日付)が伝えた。

AFP, March 19, 2015、AP, March 19, 2015、ARA News, March 19, 2015、Champress, March 19, 2015、al-Hayat, March 20, 2015、Iraqi News, March 19, 2015、Kull-na Shuraka’, March 19, 2015、al-Mada Press, March 19, 2015、Naharnet, March 19, 2015、NNA, March 19, 2015、Reuters, March 19, 2015、SANA, March 19, 2015、UPI, March 19, 2015などをもとに作成。

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