シリア革命反体制勢力国民連立とシリア国民評議会を主導するシリア・ムスリム同胞団のファールーク・タイフール氏(シリア国民評議会副議長)は、サウジアラビア日刊紙『ウカーズ』(3月31日付)に対して、ファトフ軍によって制圧されたイドリブ市を暫定政府の主都とする意思はないと述べた。
タイフール氏は「バッシャールの体制は慈悲というものを知らない。毎日甚大な被害をもたらし、我々は塩素ガス、樽爆弾による攻撃を目の当たりにしてきた。(現政権は)最後の呼吸をしていること、イドリブの戦いで敗北したこと、自らの敵対的行為が撤退宣言を前にした負け犬の行為でしかないことさえ認めようとしない」と批判した。
そのうえで、ファトフ軍を「自由シリア軍」、「革命家」と評し、「自由シリア軍はアリーハー市、ジスル・シュグール市への道を進むだろう。それによってイドリブ県は完全に革命家によって掌握される」と主張するとともに、サウジアラビアの主導のもと、イエメンで開始された「ハズムの嵐作戦」を肯定的な政治的雰囲気をもたらしたと高く評価した。
AFP, March 31, 2015、AP, March 31, 2015、ARA News, March 31, 2015、Champress, March 31, 2015、al-Hayat, April 1, 2015、Iraqi News, March 31, 2015、Kull-na Shuraka’, March 31, 2015、al-Mada Press, March 31, 2015、Naharnet, March 31, 2015、NNA, March 31, 2015、Reuters, March 31, 2015、SANA, March 31, 2015、‘Ukaz, March 31, 2015、UPI, March 31, 2015などをもとに作成。
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