アレッポ市一帯でヌスラ戦線などからなる「ラッビーカ・ウフターフ」作戦司令室とYPGが交戦、またアレッポ市ザフラー協会地区などではシリア軍とアル=カーイダ系組織が交戦(2015年5月28日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(5月28日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊と「ラッビーカ・ウフターフ」作戦司令室が、アレッポ市サカン・シャバービー地区一帯で交戦し、「ラッビーカ・ウフターフ」作戦司令室を構成する第16師団の拠点がある同地区を人民防衛隊が砲撃した。

両者の関係は、アレッポ市シャイフ・マクスード地区内で強姦をはたらいたという人民防衛隊を48時間以内に引き渡すよう「ラッビーカ・ヤー・ウフターフ」が27日に要求したことで、一気に緊張が増していた。

また、ARA News(5月28日付)によると、両者の関係悪化を受け、シャーム戦線がバーシュカウィー村方面に進軍する一方、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動がアレッポ市シャイフ・マクスード地区で人民防衛隊と交戦した。

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シリア人権監視団によると、アレッポ市ザフラー協会地区でシリア軍、国防隊、バアス大隊、ヒズブッラー戦闘員が、アル=カーイダ系組織のムハージリーン・ワ・アンサール軍などアンサール・ディーン戦線と交戦した。

またジハード主義武装集団は、シリア政府支配下のアレッポ市アシュラフィーヤ地区、マサーキン・サビール地区を砲撃した。

これに対して、シリア軍は、ハンダラート・キャンプ一帯、アレッポ市シャッアール地区、アーミリーヤ地区、マシュハド地区、マーリア市を「樽爆弾」などで空爆・砲撃、ジハード主義武装集団と交戦した。

このほか、アレッポ県とイドリブ県の県境で反体制武装集団の司令官が何者かに殺害された。

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一方、SANA(5月28日付)によると、アレッポ市アーミリーヤ地区、カルム・カーティルジー地区、ブスターン・バーシャー地区、ザフラー協会地区、ヒルバト・マアッッラーター地区、シュカイフ地区、ジャンドゥール地区、マッラーン村、ムスリミーヤ村、カフルハムラ村、ハイヤーン町で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。


AFP, May 28, 2015、AP, May 28, 2015、ARA News, May 28, 2015、Champress, May 28, 2015、al-Hayat, May 29, 2015、Iraqi News, May 28, 2015、Kull-na Shuraka’, May 28, 2015、al-Mada Press, May 28, 2015、Naharnet, May 28, 2015、NNA, May 28, 2015、Reuters, May 28, 2015、SANA, May 28, 2015、UPI, May 28, 2015などをもとに作成。

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