アレッポ県とイドリブ県で活動する反体制武装集団15組織が共同声明(https://youtu.be/nfmhsV4BhVM)を出し、ハサカ県で米軍の航空支援を受けてダーイシュ(イスラーム国)との戦いを続ける西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体の民主シリア軍への参加を宣言した。
共同声明で15組織は「シリア国内での進捗、各地へのテロ波及、ダーイシュやその兄弟組織、犯罪者バアス体制に代表されるテロによる…シリア国民への虐殺といった状況を踏まえ、また有志連合の支援を受けたジャズィーラ地方でのシリア民主軍の勝利、各所でのダーイシュ放逐を踏まえ、我々以下の組織はシリア民主軍の旗の下に入ることを宣言する」と表明している。
共同声明に参加したのは以下の武装集団:
革命家軍
第30師団
イドリブ郊外殉教者旅団
第455特殊任務旅団
第99歩兵旅団
ハムザ旅団
カアカーア旅団
北部自由人
アレッポ市および同市郊外部族軍
クルド戦線
アレッポ県およびイドリブ県駐留西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊
同女性保護部隊
これらの組織のうち、第30師団は、米国がトルコ領内で教練後、シリア領内に派遣した「穏健な反体制派」で、一次隊がシャームの民のヌスラ戦線との戦闘で壊滅、二次隊がヌスラ戦線に武器を提供した組織。
AFP, November 17, 2015、AP, November 17, 2015、ARA News, November 17, 2015、Champress, November 17, 2015、al-Hayat, November 18, 2015、Iraqi News, November 17, 2015、Kull-na Shuraka’, November 17, 2015、al-Mada Press, November 17, 2015、Naharnet, November 17, 2015、NNA, November 17, 2015、Reuters, November 17, 2015、SANA, November 17, 2015、UPI, November 17, 2015などをもとに作成。
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