西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊のタラール・サッルー報道官(大佐)は、米軍主導の有志連合によるハサカ県ハーン村空爆で30人あまりの住民が死亡した事件(7日)に関して、「ダーイシュ(イスラーム国)を攻撃しているだけ」と擁護したうえで、有志連合が現在同地での空爆を中断していることを明らかにした。
サッルー報道官は「有志連合は現在活動をほぼ停止している。なぜなら、シリア民主軍の現下の活動はダーイシュから解放した拠点を防衛強化に限定されているからだ…。シリア民主具による軍事作戦は現在は行われていない…。つまり、有志連合はハサカ市郊外を空爆しておらず、シリア民主軍との連携のもとにダーイシュの拠点を空爆しているだけ」だと述べた。
ARA News(12月9日付)が伝えた。
AFP, December 9, 2015、AP, December 9, 2015、ARA News, December 9, 2015、Champress, December 9, 2015、al-Hayat, December 10, 2015、Iraqi News, December 9, 2015、Kull-na Shuraka’, December 9, 2015、al-Mada Press, December 9, 2015、Naharnet, December 9, 2015、NNA, December 9, 2015、Reuters, December 9, 2015、SANA, December 9, 2015、UPI, December 9, 2015などをもとに作成。
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