ハサカ県マーリキーヤ市(ダイリーク)で、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍参加組織および支持団体などが中心となって開いていた総会「シリア民主反体制勢力大会」が共同声明を発表し、閉幕した。
声明では、総会出席者106人(参加者氏名・所属はhttp://all4syria.info/Archive/276714を参照)のうちの42人からなる政治連合体「シリア民主評議会」を設置し、「すべての社会集団の参加に向けて行動を行うための愛国的・民主的政治計画」の具体化と実現を目指すことが表明された。
クッルナー・シュラカー(12月10日付)によると、「シリア民主評議会」の議席配分は以下の通り:
カフム2
尊厳権利誓約連合2
西クルディスタン移行期民政局参加組織13
シリア民主国民連合3
近代民主党1
アラブ社会民主主義バアス党1
アラブ系部族1
クルド系部族1
シリア国民ブロック1
トルクメン人1
アッシリア教徒1
シリア正教徒1
アラブ系部族1
ヤズィード教徒1
青年代表1
その他の政党政治組織など7
無所属5
「シリア民主反体制勢力大会」は、サウジアラビアの首都リヤドで8日から開催されていたシリア革命反体制勢力国民連立、民主的変革諸勢力国民調整委員会、イスラーム軍などの反体制武装集団などによる共同会合に対抗するかたちで、同会合に招聘されなかったシリア民主軍が、イラン、ロシアの後押しのもと、急遽開催していた。
AFP(12月10日付)、クッルナー・シュラカー(12月10日付)などが伝えた。
AFP, December 10, 2015、AP, December 10, 2015、ARA News, December 10, 2015、Champress, December 10, 2015、al-Hayat, December 11, 2015、Iraqi News, December 10, 2015、Kull-na Shuraka’, December 10, 2015、al-Mada Press, December 10, 2015、Naharnet, December 10, 2015、NNA, December 10, 2015、Reuters, December 10, 2015、SANA, December 10, 2015、UPI, December 10, 2015などをもとに作成。
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