南部戦線(自由シリア軍)の主力武装集団が相次いで離反(2016年1月6日)

クッルナー・シュラカー(1月6日付)は、2015年半ば以降衰退が顕著な南部戦線(自由シリア軍)から、サブティーン旅団が離反を宣言したと伝えた。

サブティーン旅団はクナイトラ県で活動する武装集団の一つ。

インターネットを通じて発表した声明のなかで、サブティーン旅団は、南部戦線所属組織からなるクナイトラ県軍事評議会からの支援不足を離反の理由として挙げている。

また、これに先立ち、ハウラーン・ムジャーヒディーン旅団も南部戦線第1軍からの離反を宣言した。

クッルナー・シュラカーによると、サブティーン旅団はクナイトラ県軍事評議会内で最大の組織で、ハウラーン・ムジャーヒディーン旅団も南部戦線第1軍内で最大の組織だという。

Kull-na Shuraka', January 6, 2016

Kull-na Shuraka’, January 6, 2016

Kull-na Shuraka', January 6, 2016

Kull-na Shuraka’, January 6, 2016

 

AFP, January 6, 2016、AP, January 6, 2016、ARA News, January 6, 2016、Champress, January 6, 2016、al-Hayat, January 7, 2016、Iraqi News, January 6, 2016、Kull-na Shuraka’, January 6, 2016、al-Mada Press, January 6, 2016、Naharnet, January 6, 2016、NNA, January 6, 2016、Reuters, January 6, 2016、SANA, January 6, 2016、UPI, January 6, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.